あしたも晴れ!人生レシピ「しっかり対策!更年期」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

あしたも晴れ!人生レシピ「しっかり対策!更年期」[解][字]

40代頃から始まる女性の更年期。女性ホルモンの減少により、人によってさまざまな症状が現れ始める。どう対策すればいいのか?治療法は?専門の医師とともに伝えます!

番組内容
イライラ、ほてり、疲れやすさ、不安、不眠、これって更年期?人によってさまざまな症状が現れる更年期の症状。女性外来の医師に、その対策や治療法などについてうかがう。大量の汗に悩んでいる40代女性が登場。病院を受診してわかったこととは?重い更年期障害を体験している50代女性は、自分なりの工夫、対策で、つらい症状に向き合い、やわらげる工夫も自分なりに実践している。日常生活で気をつけるポイントも紹介!
出演者
【ゲスト】虻川美穂子,【講師】医師…天野恵子,【司会】賀来千香子,小澤康喬,【語り】堀内賢雄

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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キーワード出現数ベスト20

  1. 症状
  2. 更年期障害
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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今回は 40代 50代の女性の4割近くが
経験しているという

更年期の症状を取り上げます。

更年期とは 50歳近くに起きる
閉経を挟んだ 10年間のこと。

女性らしさを作り出し 自律神経の
働きにも関与する女性ホルモン

エストロゲンの分泌量が減ることで
さまざまな体の変化が起きるのです。

半袖を着ているスタッフの中で1人
ダウンジャケットを着込む 50代の女性。

閉経したあと 極度の冷えが始まりました。

一方 こちらの40代女性の悩みは
大量の汗や ほてり。

体を動かさなくても
暑くて たまらないといいます。

どう対策すればいいのか 自らも
重い更年期障害に苦しんだという

女性医師に ご登場頂きます。

症状を和らげるために
行われている治療法とは?

症状が重い場合に処方される薬とは?

更年期について理解すれば 不安も解消!

その対策について お伝えします。

♬~

「あしたも晴れ!人生レシピ」
今回のテーマは 更年期障害です。

個人差はありますが 40代に始まり
50代にかけての体の変化する時期に

さまざまに起きる症状のことをいいます。

私自身もね ちょっと
こう ファーッと汗が出て

温度調節が不安になったりした時期も
あったので とても興味深いですし

その対応策が分かってれば安心なので
大事なことだと思います。

では今回のゲストをご紹介しましょう。

虻川美穂子さんです。
よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

虻川さんは 47歳で
いらっしゃいますけれども

更年期障害ではと思われるようなことって
ありますか?

イライラするとか やる気が出ない

あと生理周期が ちょっと こう
何か ずれてきて

それが そうなのかな?っていうほど
まだ分からないっていうの ありますね。

あと もう一つ自分が
40歳で出産したんですけど

あの時に何か ホルモンの
何か 乱れといいますか

自分の意思ではないところで妙に泣いたり
妙に イライラしたりとか

自分では何か抑えられないものが
あったんですけど

そういうのが また来るのかという
ちょっと何て言うんですか

ドキドキといいますか 心配というか
そういうものが ありまして

非常に今日 勉強しにまいりました。

まず見てまいりますのは 更年期障害では
ないかと悩んでいらっしゃる

40代の女性のケースです。

真冬の朝。

厚手のコートに ダウンジャケット。

道行く人々は 寒さをしのぐ防寒着に
身を固めています。

しかし こちらの女性は真冬でも
分厚い防寒着は必要ないといいます。

吉田奈緒美さん 46歳です。

中は…

吉田さんは
夫と二十歳の娘との3人暮らし。

3年前から 更年期が原因と思われる
症状が現れるようになったといいます。

家事をしていたり 寝ている時などに
大量の汗をかくのです。

べっしゃりって感じですかね 結構。

運動したあとと変わんないような感じ
ひどいと。

何か こう カカカカッと こう
何て言うのかな 自分の中で

よく分かんないんですけど熱が
上がってきてるなって分かるんですよね。

そうですね 軽くね。 この辺ぐらいまで
カーッて来るような感じの。

吉田さんは介護施設で働いています。

大量の汗による不快感は
仕事にも影響を与えています。

夏場だと常に汗かいてて どこか
行くにしても 着替え持ってってます。

仕事では ポロシャツ着てるんですけど
3枚ぐらい1日に着替えますね。

「だって汗かいて
しょうがないんだもん」って言うと

「えっ もう更年期?」とか言って
冗談で向こうは言ってくるんですけど。

この症状は更年期なのだろうか?

吉田さんの頭に思い浮かんだのは
43歳の時に受けた 子宮の全摘手術。

強い月経痛などをもたらす子宮腺筋症
という病気にかかっていたためです。

その手術直後から
汗をかくようになったといいます。

でも どう手だてをしたらいいか
分かんなくて

みんな来るものだから 年とともに
おさまっていくものなのかなって。

諦めるしかないのかなって。

最近では汗以外にも
気になる症状が出てきました。

何か今年の冬辺りから また何か
手足の先っぽが すごく冷たくて

自分でも気持ち悪いなって。

あとは めまいは たまにあってとか…

いろいろ対処はしてるんですけど
すればするほど

次々 いろんなことが出てきて。

これは体の疲れなのか?
更年期の症状なのか?

はっきりと分からないまま過ごす日々。

周りの人とも話しづらいといいます。

まず主人は 「女の体のことなんで
よく分からん」と。

話せる人には 仕事場では私
女性同士だったら話します。

だけど あまり深くは言えないというか。

ここから専門家の方に
加わって頂きたいと思います。

長年 女性特有の病気に
向き合ってこられました

医師の天野惠子さんです。
よろしくお願いします。

よろしくお願い致します。

天野さんご自身もですね
重い更年期障害に悩まれて

それをきっかけに日本で初めて
女性外来を開設されました。

そもそも更年期障害は
どうして起きるんでしょうか?

更年期障害が起こってくるのは
エストロゲンの低下によるもの。

エストロゲンというのが
お乳が大きくなるとか

女らしい体つきになる。

それ以外には例えば認知機能のところとか
血管のところとか

それから コレステロールを
コントロールしてるとか

血糖値をコントロールしてるとか
いろんなところに作用してるんですね。

女性にとって大切なホルモン
「エストロゲン」。

実は脳からの指令を受けて
卵巣で作られ

さまざまな機能を果たしています。

更年期に入ると 脳からの指令を受けても
卵巣の機能が低下しているため

思うように エストロゲンを
作ることができません。

このことで脳が混乱し
その結果

自律神経や血流が乱れ

ほてりやイライラ 頭痛といった症状が
現れ始めるのです。

更年期の症状には
早い時期に起きるものと

遅い時期に起きるものとがあります。

最初の早い時期に現れる症状というのが

いわゆる皆さんが更年期症状…と
言ってるものなんですよね。

ですけど もう閉経になったとたんに実は
じわじわと血圧は上がってきてますし

血糖値も上がってきてますし だから当然
皆さん ご存じのように皮膚のね

お化粧のノリが悪くなってきたとかね。

要するに加齢の現象が
始まってるんですよね。

そこのところをやっぱり忘れてしまうと
対処が遅れますよね。

やっぱり皆さん 上だけを
更年期症状と思われて

そっちの対処に一生懸命に
なられるんだけど

後半のほうのも とても大事なんですよ。

ご自身で更年期障害かどうか チェック
できるシートというのがあります。

こちらを見ていきましょう。

この10項目の症状が どれくらいの頻度で
現れるかをチェックします。

これらが毎日のように現れていれば「強」
毎週であれば「中」

強くはないが症状があるなら「弱」に
チェックし 合計点をつけます。

合計点が 50点を超えるかどうかが
一つの判断基準となります。

50点以下だと日常生活に気をつけながら
過ごし それを超えると病院に行って

診断や生活指導などを受けることが
望ましいとされます。

得点が高ければ 検査や治療が必要になる
可能性が高まります。

こちらのシートのチェックを
虻川さんに やって頂きました。

こちらでございます。 ジャン。 はい。

結果 どうなりましたか?

結果ですね 6番の「怒りやすく
イライラする」が非常に高い。

「強」でございます。

で 虻川さん 51点ということで
ギリギリではありますけれども

医師の診察を受けたほうがよいとの
結果になっています。

ちょっと異議ありで よろしいでしょうか。
ぜひ ぜひ。

7番の「くよくよしたり
憂うつになることがある」

「中」なんですけれども
これは別に 最近のことではなくて

20代から結構 悩みやすい性格だから

これは更年期と関係ないんじゃないかなと
思いたい自分もいるんです。

6番は どうなんですか? 「怒りやすく
すぐイライラする」というのは。

これは…。
若い頃から あるんですか?

あっ そう言われるとですね…。

やっぱり それが一番大きな問題ですよね
生活の質をよくするためには。

そうだとすれば そこに対処することが
大事で。

そこに対処すれば その「怒りやすく
すぐイライラする」というのがね

お子さんにも イライラしなくて
いいお母さんになれて

まあ 「中」ぐらいになれば
もう行かなくていいでしょ?

あっ!
そういう話ですよね。

すごい何か 目からうろこといいますか。

更年期障害というのは 何か全部を
何か治療しなきゃいけないかと思ったら

突出してるところをちょっと補修していく
という感覚でいいってことなんですか?

そうです。
まず やはり治療の最初の目的は

一番 QOLに支障をきたしている症状を
どうやって取るかなんです。

先生ね 自分が もしかしたら更年期かなと
思った時に

どういうふうな病院にかかれば
よろしいんですか?

例えば頭痛 ありますよね。

頭痛が基本的に やっぱり更年期前後で

特に偏頭痛なんかが強くなってくることが
あるんですよね。

そうするとね「私 更年期だから」といって
頭痛薬をのんでるうちに

実は それがね 脳腫瘍だったっていう
私 症例 知ってるんですよ。

だから基本的に
まず皆さん 頭痛だったら

ちょっと頭痛外来 行ってみようかな。

勝手に自己判断してはいけない
ということですね。 そうですね。

では その更年期障害の治療法を
続いて見ていきたいと思います。

先ほどのVTRで
大量の発汗に悩んでいらっしゃった

吉田さんですけれども
天野さんの病院を訪れました。

どんな対策が見つかったんでしょうか。

埼玉・新座市にある
天野さんが勤める病院。

吉田さんの診察を前に
天野さんは書類に目を通していました。

吉田さんからの受診連絡票です。

初診の患者を診るにあたり 天野さんは

過去の病歴や現在の症状について記した
受診連絡票を

事前に送ってもらうことにしています。

吉田さんは
子宮の全摘手術を受けたことや

現在の症状 不安な思いなどを
つづっていました。

今まで どういうふうな生活をしてきて

そして何に今 本当に困ってるのか
というのが分かるわけですよね。

患者さんが来た時には
私が どういうふうに この患者さんに

やってあげられるのかという答えは
ある程度 もう持ってるわけですよね。

すいません 失礼致します。

吉田さんの診察が始まりました。

送って頂いたものは
もう ちゃんと読みましたので。

ありがとうございます。

それで今現在の あなたが困ってる症状
というのは何になりますか?

ちょっと動くと 厚着をすると
汗をやっぱり ジワジワとかくのと

血が こっちまで カーッて
上がってくるんですけど

ここら辺で止まってるんですよね。
頭のほうまでは クッといかないんですよ。

ここら辺で止まってるような感じ。
それが何か ちょっと気持ち悪いというか。

首まで何となく熱感みたいなのが
上ってくるって そういうことですね。

更年期の症状で
いろいろな症状あるわけだけど

今現在 あなたの症状は
すごく まだ初期段階で

ホットフラッシュ 発汗。

天野さんは吉田さんを
初期の更年期障害と診断。

最も困っている発汗を緩和するため
ホルモン補充療法を勧めました。

処方したのは 不足したエストロゲンを
補う貼り薬を1か月分。

この薬を2日ごとに腹部や でん部に
貼り付けることで

成分が直接 血管に吸収されます。

続いて吉田さんは 日常生活において
改善できることについて質問しました。

非常に速い速度で骨密度が落ちていく。
非常に速い速度で血圧が上がってくる。

コレステロールも上がってくる。

そうならないようにするための
食事なんですよ。

例えば ご両親が高血圧 どちらも高血圧で
お薬のんでたとかっていう話になると

やっぱり徹底的に減塩をしなさい。

実は私の父親が高血圧なんです。

薬のんでるんで ちょっと今 高血圧で
ドキッとしたんですけど。

天野さんが血圧を下げる必要のある患者に
勧めているのが こちらの野菜スープ。

ハーバード大学で研究した医師が
考案したことで知られています。

材料は…

塩などは加えず
1リットルの水で煮るだけで完成です。

この方法はね 味覚が変わるの。

続けてるとね 塩分の濃いものとかね
甘いものとか嫌になるの。

こちらが和温室になります。

診察を終えた吉田さんは
別の治療室に案内されました。

天野さんが取り入れているのは…

まず温度が 40~60度に設定された
乾式サウナ室に入り15分間 体を温めます。

サウナから出たら
リクライニングベッドに横たわり…

更年期に起きる つらい症状の緩和には

体を温めることが有効だと始めた
この治療法。

汗や ほてりに悩む吉田さんに
効果は あったのでしょうか?

寝てる時に ちょっと じんわり
やっぱ汗かいてきて…

体温 保ててるのかな
という感じがしました。

仕事して 急いで バタバタッて
事務所に戻ってきて

ふ~って言って 座る時の この辺の汗が
気持ち悪いっていう感じはなかったです。

最後に血液中のホルモン量を調べました。

その結果 女性ホルモンは
閉経したあとのような

低い数値を示しており

吉田さんの症状は 女性ホルモンの低下が
要因であることが裏付けられました。

「他の病気でしょ」とか言われたら
怖いなと思ったんですけど

間違いなく更年期の症状だっていうことが
分かり 自分の中でも安心したし

治療法が見つかったというところが
一番ですね。 本当によかったです。

吉田さん 全然 お顔が違いますね。

適格な診断をして頂くと
これだけの安心が頂けて

あのぐらい
表情が変わるんだなっていうのが。

何か いろいろ根本的な体の整え方
みたいなのも

教えて頂けるんだというのも意外でした。

吉田さんはですね
ホルモン補充療法を行って 2週間

汗が出て 暑くて しょうがないという
症状がなくなったということです。

えっ なくなったんですか?
なくなったんですって。

では更年期障害の治療法について
まとめました。 こちらです。

主な方法ですけれども一番上
ホルモン補充療法。

そして2番が投薬治療。
そして3番 カウンセリング。

そして最後
プラセンタ注射となっております。

天野さん まず この最初のですね
ホルモン補充療法ですけれども。

エストロゲンだけ使う場合と

それから エストロゲンと黄体ホルモンを
使う場合と2つに分かれるんですね。

エストロゲンだけ使う人というのは
彼女のように もう子宮のない方。

副作用は まず全く何もないです。

黄体ホルモンを使うとですね
月経前症候群の時に

ちょっと むくむだとか それから
お乳が張るだとか 頭痛がするだとか

というような経験をした方たちには
そういう症状が出ることがある。

こちらは ホルモン補充療法が
受けられないケースです。

投薬治療というのは どういった?

メインは漢方です。
ホルモン補充療法で できない方たち。

それから あと ホルモン補充療法が
万能かといったら

どちらかというと精神的な
さっきの イライラだとか

それから うつだとか
いうようなところには

あんまりホルモン補充療法は効かない。

それで結局は漢方の出番という感じで
漢方で まず対処しますよね。

西洋的なお薬だけでは
どうしようもないってことを

みんなが実感してきて

漢方を使われる方が どんどん どんどん
増えてますよね。

で 副作用に関してですけど基本的にね
副作用 全くないかって言ったらね

ありますね。 甘草って
甘い草って書くんですけど

そういうようなものをほとんどの漢方薬は
含んでるので そうするとですね

それに非常に弱いって方が
甘草に弱い方がいて

そういう方だとね
血圧が上がっちゃうんですよね。

でも本当に漢方を使うことによって
治療できる範囲は ものすごく広がります。

プラセンタというのは
胎盤からの抽出物なんですよね。

ですけど 抽出する過程の中で
ホルモン作用は もうなくて

アミノ酸の固まり。
注射とサプリメントがあって

どっちかっていうと注射のほうが
よく効くんですけれどね。

眠れるようになったとか
肩こりが治るとかね。

あります いろいろとね。

そういう意味では更年期障害を
支えていくっていう仕組みも

整いつつあるってこと?
そうなんですよね 今ね。

それから男性にも 特に夫の方に
理解してもらえるか もらえないかは

すごく病状に関係するので。

夫の理解が 症状に影響するというのは
どうしてですか?

そりゃそうですよ。
だって痛いって言った時に

「どうしたの? 痛いの?」って
一声かけてもらうだけで

その痛みって 半分ぐらいに減りますよ。

え~ そうなんですか? そう そう。
そうなんだ。

あと 女の自分としても
例えば めまいとか

例えば したとしても
いや これは何かの疲れだとか

強がってしまうという部分も大いに
あるなって お話 聞きながら思いました。

それは男性にも理解されづらいですよね。
自分が そう思いたくないんだから。

そうですね。 はい。

続いて見てまいりますけれども
天野さんの患者でですね

重度の更年期障害を発症しながら

さまざまな工夫で症状と向き合っている
という女性を取材しました。

福岡の病院で言語聴覚士として働く
高岩亜輝子さん 57歳。

重度の更年期障害と向き合っています。

症状の一つは 極度の冷えです。

雪の中で薄着でいると
すごいチクチクして 痛いじゃないですか。

それが もう本当に全身で起こってる
というのと ほとんど変わらない。

暖房が よく効いた部屋でも
膝のブランケットは手放せません。

2枚。 1枚 2枚っていう感じです。

足元も鉄壁の冷え対策。

もう本当に 靴下はいて
で スパッツはいて

それから レッグウォーマーはいて
それから ズボン。

高岩さんには もう一つ
つらい更年期障害があります。

どうきが来て 息切れが始まって
おう吐が始まって

というふうになることもあるので
もう その時は

もう地獄を見ているというかね。
それも突然 来るからですね。

移動には車を利用しています。

立って電車に揺られていると
気持ち悪くなるのだといいます。

ずっと立っているというのは
今でも もうほとんど難しくて

ただ じっと立ってるというのが
すごい大変で。

高岩さんが更年期障害に襲われたのは
4年前の5月。 53歳の時でした。

私の場合 生理の周期というのが ある程度
28~30日ちょっと

32~33日ぐらい きれいな周期で
ずっと来てたんですけど

それが ある日 突然
来るべき日に来なくなって

そのかわり来たのが
どうきと息切れだったんです。

心不全を疑った高岩さんは
循環器科を受診しましたが

異常は見つからず…。

ストレスが原因かと思い 精神科も受診。

向精神薬を処方されましたが
症状は よくなりませんでした。

最後に たどり着いたのが
天野さんの女性外来。

診察を受け
重度の更年期障害と診断されたのです。

3週間 入院し ホルモン補充療法や
体を温める療法などを受けて

耐えられないほどの つらい状況からは
脱しました。

そして更年期との向き合い方についての
アドバイスを受けたのです。

天野先生から言われたのは…

…というふうに言われたんです。

以来 更年期障害と つきあいながら
生きてきた高岩さん。

現在は2種類のホルモン補充薬を
毎日 服用しています。

こちらはエストロゲンを補充する薬。

ジェル状になっており
手首などに すり込みます。

経口薬は黄体ホルモンを補う薬です。

プラセンタ由来のサプリメントも
毎日 1袋。

さまざまな種類の漢方薬も使っています。

強い冷えや 体のだるさを抑えるものなど
その時々の症状に応じ

漢方を扱う医師が処方したものを
のんでいます。

高岩さんは薬以外にも
日常の生活習慣によって

症状を緩和させる工夫をしています。

まずは睡眠。

ぐっすりと眠れるよう遮光カーテンを閉め
真っ暗にして寝ています。

朝 起きると カーテンを開けて
朝の光を浴びます。

体をね 起こしたいっていうのが
一番なんですね。

自律神経って やっぱり体内リズム
というのがあるので

朝は ちゃんと起きるというような習慣は
とっても大事かなと思うので。

更年期障害による食欲不振に陥ることも
あるため

体調に合わせて 食事のメニューや
量を変えています。

こちらは…

こちらは体調がよいとき。

たんぱく質をとるため 鶏のむね肉を
朝から しっかり食べるといいます。

なので1日 もう下手すれば5食も6食も
食べるというか。

なので分割しながら1日の必要カロリー
というのをちゃんと とれる状態を

作っておくというのは やってますね。

高岩さんを苦しめる重度の冷え対策にも
知恵を絞っています。

体を温めるために
お風呂は毎日 入ります。

冬場だと 40度から42度のお湯に
15分は つかるそうです。

天野さんに勧められたという
炭酸ガスが出る入浴剤を入れています。

湯に溶けた炭酸ガスが皮膚から吸収され
血流をよくすると言われています。

体が しっかり温まりさえすれば
体は かなり楽になりますね。

もう こういうパンツの上に
くるっと巻いておく。

体温の調節が苦手なため
脱ぎ着のしやすい服装で対応しています。

場合によってはね もう本当に これ
2枚重ね。

だって もう本当に ありっていうかね。

気温の変化とかに
うまく順応できなかったり

というような時とかもあるので…

高岩さんは衣服を選ぶ時に
こだわっていることがあります。

高岩さんの冷え対策。

すぐに温めたい時は
どうするのでしょうか?

取り出したのは…。

もう どうしようもない時はね
ドライヤー。

ドライヤーも実は ちょっと手先が
もう冷えて冷えて しょうがない時

というのは もうドライヤーで
ちょっと温める

というようなことも一つなんですよね。

最近ドライヤーとともに活躍しているのは
こちらの充電できるカイロです。

これで こうやって そっと
手 温められる。

大変でしょう もう本当に。

もう笑えるでしょう もう いろいろ。

仕事にも影響を及ぼすため 勤務先にも
理解を求めるようになりました。

高岩さんが働く病院では

ユニフォームからのコロナ感染を
避けるため

スタッフは半袖で患者と接することが
原則です。

そんな中で病院から許可を得て
長袖を着ています。

患者と接する時には
アームカバーを付けています。

また仕事中に 突然のどうき 息切れに
襲われた時は…。

調子が悪い時とかもあるので…

こういった症状があるので

みんなでフォローしましょうということは
言ってます。

周囲の理解があれば
たとえ重度の更年期障害があっても

さまざまなチャレンジができると
高岩さんは言います。

おう吐が ひどい時に友達から 前々に
「釣りに行かない?」って誘われてても

「ちょっと おう吐して そこで
まき餌してるかもしれないけれども

釣り行く 行く」って言って
釣りに行った日もあります。

友達にも「ごめん 更年期障害あるから

今日は ちょっと動きは悪いけれども
でも ついていく」とか。

寒いからといって1人だけ
毛布ぐるぐるになって

こうやって魚釣りしているという日も
ありました。

本当に今 できることというのを
ほんのちょっとでも

1歩 踏み出す勇気っていうか
そういうのがあれば いいのかな。

あと 更年期障害 死にませんから
ということなんです 一番は。

どうき 息切れするけど
死にませんからって。

何か 症状に振り回されないで

上手に自分の中で見つけて
活動的にされているというのが

すごい何か これから来るかもしれない
ことに すごい勇気づけられますね。

長く この更年期にね つきあってらした方
ならではの説得力というか

あと やっぱり お友達とも
本当のこと おっしゃったりして

うまく更年期と共存共生されてる
お姿がね 本当 立派だなと思いました。

更年期の症状を緩和させる
日常の工夫として

5つの基本原則がある
ということなんです。

食事についてなんですけどもね

積極的に取り入れたものがいいというのは
あります?

それはね 一番は やっぱりビタミンD
カルシウム。

要するに骨密度は
ど~っと減っていくので。

あと アミノ酸ですよね。

やっぱり筋肉を減らさないためには

アミノ酸をキープしなくちゃ
いけないので。

「私は お肉嫌い」なんて人でも

1週間に1回ぐらいは ちょっと
お肉を食べてくださいと。

それから あと お魚類。
それから あと大豆のようなもの。

大豆は基本的に
イソフラボン系のものですよね。

イソフラボンというのは エストロゲンに
似た作用があるんですよ。

基本は体を冷やさないことなので。

ですから体を温めるような食事というのが
一番やってほしい食事です。

それから最後の5つの中に

「ストレスを抱え込まない」というのが
あったでしょ。

あれ すごく大事で 日本の女性って
頑張りすぎなんですよね。

仕事も家庭もっていうことで
自分で抱え込んじゃうの。

それは もう とにかく
やめたほうがいいです。

閉経になったら もう本当にできないと
思ったら旦那にやらせる

子どもにやらせるという感じで
どんどん周りを使って やって。

それで職場でも「今は ちょっと
体調悪いから これ できない」って

はっきり やっぱり言うというのが
大事ですよね。

オープンに。
そうそう オープンに。

そうすると だんだん そういう世界が
できてくると思うんですよ。

今回は更年期障害について
見てまいりましたけれども

更年期との向き合い方について
メッセージ。

やっぱり更年期のことをね ご自分たちで
勉強してほしいというのが

まず第一ですね。

更年期に関する本を1冊でもいいから
通読して頂いて

こういうことで
こういうものが起こるんだと。

自分には今はないけれど そのうちに
来るのかなというような知識を

ちゃんと得ることですよね。

それから あと更年期症状が出てきたら

いろんな要するに症状緩和の方法が
あるので もうネバーギブアップ。

虻川さんは
今回どんなことを感じられましたか?

私は何度も しつこいんですけど
出産時にですね 結構 本当に

ホルモンが乱れて もう心身共に
何か グラグラで 結構 友達に

「虻ちゃん 真面目だから
考えすぎだよ」とか言われて。

それ 何でだか分かります?
えっ 何でしょうか?

出産するとね エストロゲンと
さっき 黄体ホルモンが

妊娠の間は すごく高かったのが
ドーンとゼロになるからです。

一緒ですね。 じゃあ また
あれが やって来るかもしれない。

結構 びびっているんですけれども
先生のお話を聞いて

それに特化した対処法をすれば怖くない。

結構 漠然と怖がってる人が私含め
多いんじゃないかなと思いまして

ちょっと 気持ちが楽になった
というのが大きいです。

先生が おっしゃった
絶対そこから抜け出せるんだと。

さっきの生活習慣のことも
自分に当てはまるでしょうし

それをちょっと意識して これから
歩めたらいいなと思わせて頂く回でした。

皆さん どうもありがとうございました。
ありがとうございました。

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