あしたも晴れ!人生レシピ「人生のお悩み相談!自分を見つめなおして」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

あしたも晴れ!人生レシピ「人生のお悩み相談!自分を見つめなおして」[解][字]

この先の不安や人間関係など、悩みを抱える人は少なくないのではないでしょうか?今回は、僧侶と精神科医をゲストにむかえ、心が楽になり生きやすくなるヒントを学びます!

番組内容
さまざまな悩みを抱えながら生きているわたしたち。少しでも楽になれたり、生きやすくなれたらいいなと思いませんか?今回は、番組でとったアンケートや、青木さやかさん、黒沢かずこさんのお悩みをご紹介し、僧侶と精神科医から、それぞれの視点でアドバイスや考え方のヒントをいただきます。解決のポイントは、自分を見つめることにあるのかもしれません!
出演者
【ゲスト】青木さやか,黒沢かずこ,【講師】看護師、僧侶…玉置妙憂,【出演】精神科医…泉谷閑示,【司会】賀来千香子,小澤康喬,【語り】堀内賢雄

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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キーワード出現数ベスト20

  1. 自分
  2. 青木
  3. 不安
  4. 黒沢
  5. 人生
  6. 二人
  7. パートナー
  8. 状態
  9. 人間
  10. お悩み
  11. クセ
  12. 気持
  13. 結婚
  14. 孤独
  15. 本当
  16. 今回
  17. 今日
  18. 心配
  19. 相手
  20. 大事

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

今回は 人生のお悩みについて
考えていきます。

番組で アンケートを行ったところ…

…といった悩み 不安の数々。

さらに そうした お悩みは

「誰にも相談できない」と答えた人が
多数いました。

そこで今回は2人のアドバイザーが登場。

僧侶であり 看護師でもあり

スピリチュアルケアに力を入れる
玉置妙憂さん。

精神療法クリニックで日々
悩める人と向き合っている

精神科医の泉谷閑示さん。

青木さやかさん 「森三中」の
黒沢かずこさんのお悩みにも

耳を傾けます。

人生のお悩み相談 自分を見つめなおし

前向きに生きていく
ヒントをお伝えします。

♬~

「あしたも晴れ!人生レシピ」。

今回は 心をリセット
人生のお悩み相談です。

生きていくうえで悩みは
誰しもあるものですけれども

その悩みと どう向き合っていくのか
ヒントを探っていきます。

生きてると うれしくて
ありがたいと思う時もあれば

こういうことが
自分に降りかかるのかとかね

まさかっていうようなことが
起こると思って

何か 今日は本当に
何か心の道しるべになったり

心のよりどころになるような学びや
ヒントを得られればと思って

共有させて頂きたいなと思ってます。

悩める お二人に
スタジオに お越し頂きました。

青木さやかさん
そして森三中の黒沢かずこさんです。

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

詳しくは また後ほど伺いますが お二人は
悩みは深くていらっしゃいますか?

私は そうですね 悩みますね。

悩んでも しようがないじゃんって
例えば言われても

そう… でも私は悩んじゃうんだよなと
思って また悩む。

例えば今 急に台本にないことを言われて
うまく答えられない。

これは すごい悩みですよね。

こういうのは やっぱり 家に帰ってからの
ちょっと「あ~ そこ」みたいな感じ。

黒沢さん どうですか?

悩みがない人なんていないんじゃないかな
と思ってるんですけど

年々 違う悩みになってきましたね。

何か 今 その悩みが多くを占めていて

人と一緒の空間にいる時は何か
気持ちも まぎれるんですけど

ひとりになったら
グワー 考えてしまいますね。

黒沢さんが おっしゃってること
よく分かって

人といたり 仕事をしてたりすると
忘れてるんですけれども

ひとりになると
やっぱりドーンとなるので

できるだけ もう寝るまで忙しくする
ということをしてますね。

そんなお二人のお悩みに今回
アドバイスを下さる方々と

リモートで つながっています。
ご紹介しましょう。

僧侶で看護師でもある玉置妙優さん
そして精神科医の泉谷閑示さんです。

お二方 後ほど よろしくお願いします。

よろしくお願い致します。

まずは青木さんの悩みからです。

その人生の歩みとともに
見ていきましょう。

青木さやかさん
1973年生まれの48歳。

23歳の時 地元 名古屋で
フリーアナウンサーとしてデビュー。

26歳で お笑い芸人に転身。
ひとりコントでブレイク。

さやか先生です。
先生はね 子どもが大嫌いです。

でも免許はありますから
安心して ついてきて下さい。

番組で自分のコーナーを持つようにもなり
ドラマや舞台でも活躍

仕事の幅を広げています。

そんな青木さんが
これまでの人生を振り返り

去年 一冊のエッセイを出版。

幼い頃から抱えていた母との確執など
赤裸々な思いをつづりました。

母を憎んでいた。

青木さんの母親は小学校の教師でした。

大学を出て 最後は校長先生にまで
昇りつめた母。

私は そんな母に…

ずっと そう思い込んでいた青木さん。

中学までは水泳部のキャプテンや
学級委員も務め…

親の離婚をきっかけに
母親への思いが一気に逆転。

母への尊敬の念が消え去り
人間不信に陥ったのです。

芸人になってからも…。

そんな思いを抱えていたという青木さん。

いい? 世の中に だまされちゃダメ。

世の中のことはね ママが
ちゃんと教えてあげますからね。

やり場のない思いを抱え パチンコなど
ギャンブルに依存したこともありました。

そんな中 プライベートでは
34歳の時 結婚。

その後 娘を出産。

しかし青木さんの葛藤は
自身が母親になっても続きました。

母が娘を抱いたとき
思わず こんな言葉が…。

夫とも結婚から5年で離婚します。

その後 シングルマザーとして

仕事に 育児にと忙しい毎日を送っていた
青木さん。

5年前 晴天のへきれきとなる出来事が
起きます。

健康診断で 肺腺がんが発覚。

誰にも迷惑をかけたくないと
周囲には打ち明けず ひとりで入院。

手術を受けました。

2年後 またしても肺腺がんが
疑われた時も…。

娘に黙ったまま 再び手術。

手術の怖さ この先の心配
不安に襲われても

素直に人に話すことができない青木さん。

大変な出来事を
ひとりで抱え込んで生きてきました。

3年前 母親は亡くなりました。

抱えていた葛藤は 母親が
ホスピスに入っていた時に解消し

最後は和解することができたといいます。

さまざまな人生の荒波を乗り越えてきた今
さらに生きやすくするために

自分を見つめなおしたいと考えています。

そんな青木さんが抱える お悩みとは?

青木さん ご自身のVTRを
ご覧頂きましたけれども

改めて
どのようなことを思われましたか?

そうですね… でも そうですね。

母の存在というのは非常に
大きいものだったなというふうに

まあ 誰しも そうなんですけれども

私にとっても特に大きかったな
というふうに思ってます。

さまざまな困難を乗り越えてこられた
青木さんですけれども

今 お悩みなことがあるということで。
はい。

どういったことでしょうか? 改めて。

人間関係の築き方なんですけれども
何か 特に距離が近くなってくると

自分が思ってることを
素直に言えないっていうことがあって

我慢してしまうんですよね。

そうすると ちょっと不満が たまって
不機嫌になってしまったりして

特に何て言うんですかね パートナー
というか 男性と近くなったりすると

そういう問題が
起きがちなんですけれども。

そこは私の何か 悩みの一つですね。

寂しいなとかっていうことを
たぶん素直に言えないんですね。

そうすると何か ちょっと
何か ふてくされて

分かってもらおうとしちゃうみたいな
ところがあるのかな。

自分の防御反応みたいなのが
あるんですかね。

防衛本能 何か距離が近くなると
ちょっと閉ざすじゃないけど。

あ~ 何なんですかね 賀来さん。
何か 素直に言えないんです。

玉置さんに その点のアドバイスを
伺いたいと思うんですが

いかがでしょうか?

人間関係が うまくいかないなと
思ってる時って

大体 「くれくれ人間」になってると
思うんですね。

なので「くれくれ人間」をやめて

「するする人間」になるという ご提案を
させて頂いてるんですけれども。

「くれくれ」というのはね 相手の人に

「そばにいてくれ」って
言ってるんですよね。

それから「あの人 私のこと
分かってくれないのよ」

「話が通じないのよ」って言ってる時も
言いかえると

「私のことを分かってくれ」「話を
聞いてくれ」って言ってるんですよね。

結局 全部「くれくれくれくれ」
というふうに

言ってるということなんですね。

「やってくれ やってくれ やってくれ」って
思ってしまってる状態だと

やっぱり うまくいかないですね。

じゃあ「するする人間になる」というのは
もう人に渡してしまってた軸を

全部 自分に戻して
「する」ということですね。

先ほどのようにね「寂しいんだから
そばにいてくれればいいのに」

「いてくれ」って言いながら
おっしゃってなかった。

それは自分に軸を戻して「する」だから

「私ね 寂しいから一緒にいてほしいと
思ってるの」というふうに

言うということです。
「自分でする」ということです。

だから「聞いてくれない」って
言うんだったら

「ちょっと話を聞いてくれる?」って
言うか

もしくは「あっ この人は話が聞けない
状態なんだな」ってことを理解する。

そういうことを「聞かない人なんだな」と
理解する。 そういうふうに

全部 自分でするというふうに
軸を戻すと

案外 人間関係 ちょっと整理が
できるような気がしてるんですよね。

あ~ 本当だ。 「くれ」っていうクセが
出てきた時に

あっ 出てきたということは
「する」というか

何かしてほしいことがあるんだ
というふうに立ち戻って

「する」というふうに考えてみるってことが
何かをしたらいいんだというふうに

やってみようかなと思いますね。

自分が要求しても
人って分からないですもんね。

人が どうしてくれるか?

やっぱり まず自分に立ち戻るというのは
何か すごく理解ができます。

泉谷さんは 今の青木さんのお悩みに
ついては いかがでしょうか?

親密な関係になった時に 自分を嫌いに
なってほしくないっていうことで

たぶん ここは言ってもいいけれど
ここからは言えないみたいな線引きが

何か 自分の中で できちゃってるのかなと
思うんです。

よくない自分 出したら
必ず人に嫌われるとか 捨てられるとか

離れていかれちゃうというふうに
何か思っているっていうことが

あるんじゃないですか。
だから さっきのVTRで言えば

「100点じゃなきゃダメ」とか みたいな
そういうことをしますと

もう85点の自分は ダメなんですよね。

だから そういうような そこで変な
条件づけのトレーニングを

してきちゃっているから
それが そのまんま

その後の大人になってからの
対人関係にも

そのまんま そういう考え方が
残ってしまう。

だとすると それを変えるには
じゃあ どうしたらいいんでしょうか?

それは 自分が自分に条件をつけない
ということなんです。

どこかだけ いいとこだけ切り取って
OKというような条件づけというのは

愛じゃないんですよね。

弱い部分 ダメな部分も含めての自分
というのを

別に認めるという言い方というよりも
それが ありのまんまの自分であり

今 ダメって思ってるところも含めて
全部 自分ですと。

その親密になった相手の人にも
自分の例えば そういう弱いところとか

甘えたい気持ちとか いろんなものが
実は あるはずなんですね。

だから そんなに怖がらないで
そこを出してみた時に

「あ~ 僕も そうだよ」とか
言ってもらったら

とっても安心するんじゃないかと
思いますが いかがでしょうか?

見せてみるというのは
すごく挑戦というか。

だって見せないでね 嫌われるんだったら
見せたほうが いいですもんね。

何も面白くないですね。

いやいやいや トライしないとね。

見せずして離れていかれた過去
というのはね やっぱり ありますから

「何だったんだ」みたいなね ことも
ありますから

だったら見せちゃったほうが
いいかなって。

ここまで伺ってて ケースこそ違えど

何か 底のところは何か すごく共感する
お話ばっかりですよね。

自分を自己肯定を持つ
自分を認めてあげるみたいなことは

何ですかね やっぱ おんなじ
こういう悩みを…いるんだって思うと

何か そこも そこで
心のよりどころというか。

「分かる 分かる」って共感できる。

あっ 自分だけじゃないんだって
遠くいたのも…とか思うと

安心感に つながって じゃあ
青木さんも頑張らなきゃいけないし

じゃあ青木さん 頑張ってる。 私も何か
嫌だけど 何か進まなきゃなとか

思える機会です。

青木さん もう一つ悩みを今日は
お持ち頂いたということですけれど。

心配というか不安が いつも まだあるな
という感じがしてます。

例えば このまま こういう仕事をしてると
サラリーマンではないので

ずっと仕事があるだろうかとか
お金は大丈夫だろうかとか

私 VTRにもありましたけれども
病気をしているので

また その病気になったら どうしよう。

不安が尽きない日々を送ってらっしゃる
ということなんでしょうか?

そうですね。 そこは やっぱり
どうしても頭の片隅にありますよね。

今のお悩みについて玉置さんは
どういうふうに お考えでしょうか?

これから また不安の波が
やって来た時のね 対処のしかたに

ご参考にして頂けたらと思うんですが

担当制にするということですね 1つ目は。

将来ね ああなったら どうしよう
こうなったら どうしようって

私たち 考えるんですけれどもね

でも どんなに悩んでも
変わらないというか分からないですよね。

なので担当制 未来の不安は
未来の自分に お任せですね。

今は自分が担当なので
今のことに集中していこう

というような考え方ですね。

面白いですね。 担当制にしてみます。

今の自分も あんまり信用できないので

未来の自分を信用できるかどうか
分かりませんけれどね。

どうなるか分からないので 担当して
もらおうかなというふうに思います。

2つ目は 自分の考え方のクセで
長年やってきているのでね

「悩んで大変なんです」って言ってる方は

もしかすると 悩んでいる自分のほうが
安心するっていうことが

もしかすると あるかもしれないですね。

だから むしろ何の心配も なくなって
わ~ってなっちゃうと

何か かえって不安になっちゃう。
それが考え方のクセなんですよね。

これは あっ また やってるなっていう
そのクセに ご自分で気がつくと

もう それで8割 解決って
言われるんですよ。

だから あとの2割で どうしたらいいか
というのを

ちょろっと考えればいいだけで
一番大事なのは 気がつくこと。

気づくと立ち戻れますものね。

やっぱり自分のクセというのは
すごくある。

おっしゃるとおり不安…
不安というか心配

いろいろ考え事をしているところが
ノーマルだと思うので たぶん私にとって。

さっきね おっしゃってたように一日
いろいろ忙しくすることがっていうのが

もしかしたら本当に
それ クセというかね

それが もう当たり前になっちゃって
らっしゃるのかもしれないですね。

何か こう 考えが ずっと回ってて
それを手放す方法というか

手放そうと思っても
なかなか難しいんですけど

どうやったら いいんですかね?

私たち それがね
実は一番 苦手なんですよ。

どうにもならないもの
今 答えが出せないものを

そのままに置いとくという力がね
弱いんですよね。

つらいですよね それ。

で 「何とかなるはずだ」と
「いい答えがあるはずだ」と

「どこかに活路があるはずだ」って
やってしまうんですよ。

それで
追い詰められていっちゃうんですね。

だから それを認める
「まあ この辺りにしよう」という

その力というのは よくね
胆力とか言うんですけど

へその下に丹田ってあって
そこに たまる力のことなんですけどね。

言うたらね 昔の肝っ玉なんですよ。

「何か うまくいかないし しゃあないな
ドン」っていう感じなんですよね。

そういうのを身につけたい。

だから最初は気持ちが伴わなくても
全然いいんですね。

でも うわ~ってなってきたら
「まあ しようがない」とか

自分で決めたフレーズを一つ作って
言うんです。

気持ち 全然ついてってないので
そんなこと言っても すぐ

うわ~って心配になってくるんだけど
また言うんです かぶせて。

「まあ しようがない」。 で また うわ~っ
「しようがない」。

これ 何回も やってるうちに今度

「しようがない」が クセになってくる
ということなんです。

「しようがない」っていうのは
投げやりな「しようがない」じゃなくて

そっちのドンとした肝っ玉のほうの
「しようがない」ですね。

それが できたら強くなれそうな気が
します。

泉谷さん 今の青木さんのですね
悩みについて

どのようなことをお感じになりましたか?

不安というものが どういうからくりで
出来てくるのかっていうことを

ちょっと考えたいんですけれども

私たちが漠然と 心とか精神って
呼んでいるものをですね

僕は ちょっと2つに分けて考えることが
大事かなと思ってます。

それは頭と心 心というのは
体とつながっていて

頭というのは コンピューターみたいに
情報処理をたくさんして

シミュレーションをしたり 計算をしたり
そういうことをする場所です。

で 不安というのはですね
どこが やってんのかというと

心ではなくて頭なんですよ。

そういうものに あんまり とらわれない
ようにするためには どうしたらいいか。

それは さっき言った もう一つの心。

こっちのほうがですね すごくいい状態で
力を持っていれば

そういう不安というものに
傾かなくなるんです。

その心の状態 もっと詳しく言えば
自分が自分を愛してるとか

自分が自分を認めているとか
そういうような状態になっていると

心が非常に力強く 自分自身をですね
そういう未知の運命に向かって

堂々と進めていってくれる
ということになると思うんです。

ですから自分が自分を愛するとか
自分が自分を認めるというところが

一つの大きなポイントになると思います。

今のお話 聞いて
何か 自分を愛するってことは

すごい大事なんだろうな
というふうに思いました。

人は生まれてきた時には
100% 問題なく

自分自身を愛してる状態で
生まれてくるもんだと思うんですよ。

しかし そこにですね 特に一番最初に
密に関わる人間代表として

お母さんというのが
いるわけですけども

そのお母さんとのコミュニケーション
というのが 何て言うんですかね

こう投げかけたのに返ってこないとか

こう投げかけたのに
思わない 変な反応が返ってくるとか

そういうような いろんな
コミュニケーションの行き違いが

幼い時にも たくさん たぶん起こっていた
可能性があるわけです。

そうしますと 幼い子どもは親のことを
ほとんど神か 何かのようにですね

何の疑いもなく信じているので 親が
いい反応を返してくれないということは

私が悪い子なのかなとか 私が愛される
価値がない存在なのかなとか

もっと言えば 私は生まれてこないほうが
よかったのかな みたいなことすら

思ってしまったりするんですね。

私が よくないんじゃないかって
思い始めたところから その子はですね

自分自身の欠点
あらを探し始めるんですよ。

で 探せば人間なんて
必ずあるわけですね 欠点なんて。

そうすると そういうのを集めて

「あ~ やっぱり そうだ」という確信を
強めていって

自己否定というのが
がっちり できちゃったりするんです。

じゃあ どうして その問題を
解決していったらいいか。

それは お母さんが神じゃなかった
ということを

ちゃんと認識することなんですよね。

つまり 神だと思ってたら

お母さんに嫌われたら「私が悪い」に
なっちゃうんだけれど

お母さんも一人の人間。

だから 親を神と見ていた昔のイメージを
ちゃんと訂正していく。

不完全な人間と不完全な人間の関係である
ということを

ちゃんと考慮に入れると分かってくる。

今のお話を私は
自分の娘に聞いてもらいたい。

私は完全じゃないということを
見てもらいたいな

というふうに思ったり
しましたけれどもね。

それでは続いて黒沢さんの悩みです。

世の中って皆さん 何か問題を抱えながら
生きてるわけじゃないですか。

でも そんなの出さずに こうやって職場に
来てるわけじゃないですか。

なのに「自分は 自分は」って こう

すごい聞いてもらいたいと思うのは
何か おこがましいんですかね?

収録という場でないとしても
もし お聞かせ頂けるなら

是非 伺いたいって思いました。
聞いて下さいますか?

ええ。 どんなことを感じ
考えてらっしゃるんだろうって。

ノーギャラですけど聞いてもらえますか?

伺いたいですよ。
職員だから そうですか? いいですか?

ええ。 職員だからじゃなくて。

え~と どうしたらいいのか
ちょっと分かりませんので

こちらのVTRをご覧下さい。

お笑い芸人 黒沢かずこさん。
茨城県生まれの43歳。

ひとりっ子だった黒沢さんは
両親が食堂を営んでいたため

ひとりで過ごすことが
多かったといいます。

そんな黒沢さんの楽しみは
テレビで お笑い番組を見ること。

こうして お笑い芸人に
憧れを持つようになり…。

19歳の時 吉本の養成所に入り
夢を追いかけることに。

そこで同期となった大島さん
村上さんと3人で 森三中を結成。

個性的なキャラクターと
勢いのあるトークで

デビューするやいなや注目を集めた
森三中。

しかし 先に人気が出始めた
大島さんと村上さんの陰で

存在感が薄かった黒沢さん。

当時 こんなうわさが聞こえていました。

吉本の先輩芸人の番組に出演した時も…。

よろしくお願いします。

芸人です 芸人です。

作家の子なんかなと思った。

そんな黒沢さんの性格は人見知り。

これはNHKのドラマで
主演に抜てきされた時の特集番組。

あった。
はい カット。

密着カメラが近づくと…。

服で顔を隠してしまう。

さらに自分の出番が終わると…。

隅っこで体を小さくしていました。

森三中のメンバーのうち
大島さんは 20代で結婚。

続いて村上さんも結婚し
共に子どもも生まれ 家庭を持っています。

ひとり 独身となった黒沢さんは

女性芸人が集まる番組で
こんな発言をしていました。

黒ちゃんは 男の人 嫌いやん?
いや 嫌いじゃないんですけども。

何だろう よく分かんないんですよ
今の自分が。

本気のデートしたことないの?
一度もないです。

しいて言うなら
Bコースのハブさんと

ラーメン食べに行ったぐらいですよ
稽古場の近くの。

両親も もう70代。

去年 食堂も畳みました。

健康が心配で
電話で話すことも しばしば。

しかし黒沢さんは ひとりっ子のため

将来の介護のことを
相談できる人はいません。

おととし 新型コロナに感染し
自宅療養したことから

さらなる不安が膨らみました。
黒沢さんのお悩みは…。

ひとりだっていうことなんでしょうかね?

そうですね。
だから相談する相手というのが

自分のパートナーだったりとか
旦那さんとか

そういう人が いたらなと思うし。

そのパートナーは本当に
信用しきれるのかとか

何か パートナーとの
まず出会いもないっていう。

そう簡単に 親のことが不安だから
すぐ そういうふうに誰かと

何か 結婚して 親のためだけに
結婚するのも ちょっと違うしなとか

何か難しいんですよ 何か ループが。

新型コロナに感染されてっていうことで

何か今の そういった不安が変化したとか
何か影響を受けた部分って ありますか?

買い物に行けないとか
買い物に お願いしても やっぱり

毎回 同じ人には お願いできないから
何人かに お願いしたりとか。

今 東京だと
ネットスーパーとかもあるから

じゃあ働き続けなきゃいけないって思うと
また そこも不安になってきて。

こんなに大変なんだって思いますね
やっぱり。

まず玉置さん 今の黒沢さんのお話
お聞きになって いかがでしょうか?

まずは ひとりだという その感覚を

はっきり分けたほうがいいなと
思ったんですよね。

買い物も大変だし 薬を取りに行くのも
大変だしっていう いわゆる物理的な

方法論としてのひとりが困ったっていうの
もちろん ありますよね。

というのと それと 魂的に自分が
この人生という長い道のりを

ひとりで行っているんだ。
その魂的に誰か寄り添う人がいない。

そういう相手が欲しいという
ひとりっていうのって

これ 何か違う気がするんですよ。

今 何か微妙に ごちゃごちゃに
なっちゃってる感じがするんで。

パートナーと 私が細かくできない分

パートナーが一緒に細かく考えてくれたら
クリアするのに

ということが あるんですよ。

でも そうすると そのパートナーに
求めるものというのは

何て言うんだろうな この人生を一緒にね
歩いていきたいんですということよりも

細かいことをやってもらいたいんだという
方法を求めてる感じじゃないですか。

でも そう思うと
相手は なかなか見つからないかも。

相手にしたら 自分は細かいところを
埋めればいい方法の一つとして

ピックアップされてるのかなというのが
伝わっちゃうとね。

あえて 「でも」って言っちゃいますけど
でも 人って徹底的に ひとりですよ。

それが基本ポジションです。
人は絶対的に ひとりなんですよ。

すり合わせをして家族になったり
恋人になったり 友達になったりして

一緒にいるということを
楽しんでいますけれども

それは何か オプションみたいなもので。

楽しみ 結婚 オプション
そうなのか。

泉谷さんは いかがでしょうか?

玉置さんが「でも結局人間は ひとりです」
ということを

おっしゃったことの流れでですね
確かに ひとりというのが基本だし

そのひとりという自分の状態が

どんな中身になってるんだろう
ということが

すごく大事なポイントだと思うんです。

実は孤独って 言葉で よく言いますけど

要するに孤独って みんな 結構マイナスの
意味で使うことが多いんですが

全然そうじゃなくて
面白いことを言ってる

ハンナ・アーレントって
女性の哲学者の人が

孤独というのは 一人でいるけど
二人なんだって言うんですよ。

どういう意味かというと
もうひとりの自分と自分の二人なんです。

で それが すごく いい関係でいる。

それが だから にぎやかで豊かな
孤独のことなんですね。

自分が自分と
うまくいってるような人って

すごく魅力的な あったかいオーラ
みたいのが きっと にじみ出るので

そうすると それは すてきな出会いにも
つながることが多いと思うんですね。

お話の中で 二人いるって
おっしゃってたじゃないですか。

何か今 ふと思ったのが
親のことも そうですし

自分の生活面を二人いたとして

自分が仲介役みたいに やってあげれば
いいのかっていう 何か客観的に見て

「はい 今じゃあ あなた こっちのことで
いっぱいに なっちゃったから

今度じゃあ こっちのことを
考えましょうか」とか

「じゃあ この方が今 悩んでるから
このもう一人の自分が

こういうふうに やってあげたら
いいんじゃない? この方に」とか

言ってみたら 何か二人に分けて
そこを客観的に見て いろいろ 何だろう

生きづらさをこうやって
パズルにしてあげたらいいのかなって。

客観的に見ようかなと思いました。
入り込むんじゃなくて 自分を。

とても 一人の中に二人いるんだっていう
イメージが

うまく つかんで頂いてるなと思うんです。

で 前半のほうで 頭と心って話を
したんですけれど 頭と心というだけで

それぞれ別人格を
持ってるみたいなもんだから

それが上手に やり取りして
ある時は頭に頑張ってもらう。

ある時は心を大事にする みたいな。
そういうイメージでもいいと思います。

で もう一つ 付け加えますと

頭というのは こうすべきとか
こうしてはならないみたいな

英語で言うと
mustとか shouldみたいな

そういう考え方をしがちなところ
なんです。

ところが心って もうちょっと
無邪気な子どもみたいな部分があるので

こうしたいとか こうしたくないとか
すきとか きらいとか

わりと そういうことを率直に
表明する場所なんですね。

だから そういう すごく性質の違う二つが
いい位置点を見つけたり

みたいなことをするので
さっき おっしゃってた

二人のやり取りというものを
そういう観点でも見ると

より整理が つくんじゃないかなと
思いました。

私も ずっと昔から孤独だなって思ってて
孤独を埋めたくて

埋めたくてっていうか

何か 有名になったら孤独って
埋まるのかなと思ったんです。

パートナーができれば埋まるのかなと
思ったんですけど

そういうわけでもなかったし

子どもがいるから埋まるのかと
思ったら

根本は そういうわけでもない
というふうになってしまう。

結局 自分なんだっていうふうに…
ところは思ってるんですけども。

じゃあ果たして何をしたらいいのか
というところにいるな

というふうに思ってるんですけれどもね。

自分を自分で諦めたくはないから

ひとりでも ひとりで楽しい
というふうになれるぐらい

余裕があるところに行きたい。

だから悩むというのは嫌いじゃないな
というふうに思うんですよね。

上に上がれるからですね。
気づけるからっていう。

だから今日も気づきをたくさん
もらったなというふうに思います。

では ここで番組が行ったアンケートに
寄せられた お悩みです。

「離れた所に住んでいる親の介護のことで
悩んでいます。

介護福祉士に全て任せてしまうことにも
罪悪感を感じていますが

自分の時間や体力を犠牲にして 介護を
することにも納得ができていません。

一体どうするべきなのでしょうか」。

どうするべきでしょうか?というふうに
なっていたんですけれども

「べき」論だけで考えてしまいますと
すごく自分が苦しくなってしまうし

やはり無理をしても
あるところで限界が来てしまって。

だから いくら形の上で介護だけをしても
気持ちが こもってないとか

気持ちの端々に いろんな恨みとか
表れてきちゃいますと

それは介護をしてるからいいと言えるのか
どうかということにもなりかねないので

そういう意味では 自分の心に正直にする
ということも ちゃんと見て

お考えになったら いかがかな
というふうに思います。

罪悪感を感じるということも
おっしゃってるんですけれども

そこは罪悪感とは捉えなくていい
ということなんでしょうかね?

罪悪感は 心じゃなくて頭なんですね。

頭の「べき」論 あるいは世間体とかですね
そういうところから来ているので

心は そんな ややこしいもの
持っていませんから

そうやりたいか やりたくないか
というものが率直にあるわけです。

なので心です あくまで。

そこまで できなくて
申し訳ないけれども

冷たいと思われるかもしれないけれども
という割り切りも

程度によっては必要なことが
多いんじゃないかと思います。

では続いてのアンケートに寄せられた
お悩み こちらです。

「子どもに いくら勉強をするよう言っても
全くやる気スイッチが入りません。

その様子に夫も あきれています。

一体どうすれば子どもをやる気に
させられるのでしょうか」。

子どもさんのやる気スイッチがね
なかなか入らないということですが

じゃあ お母様ご自身は
やる気スイッチ入っているでしょうか?

ご自分の人生を考えた時ですね

自分が やる気スイッチが入ってる状態を
子どもに見せる。

例えば すごい毎日 楽しそうに
ごはんを作っているとかね

洗濯するのにも鼻歌 歌いながら
楽しそうとか。

とにかく お母さん 楽しそう。

大人って何か楽しそうということ
ですよね。

そうすると自分で「じゃあ俺も
何か楽しく 何かやろう」って

スイッチが入るかもしれないんですよ。

楽しくなかったら スイッチは
入んないってことです。

いかに勉強させるか みたいに
どうしても

思いどおりに動かしたくなってしまう
部分もあると思うんですけど

そういった気持ちについては
どのように思われますか?

お母様 お父様のほうの理想の道に行って
ほしいと思っちゃうってことですよね?

そうですね。

それは難しいですよ
子どもさんにとっては。

何で勉強をしてほしいのか。
どうして勉強したらいいのか。

で お父さん お母さんが勉強して

そして今 こんなに楽しいんだよ
というのが分かれば「あ そっか」と。

モデルがあれば やると思うんですね。

それは子どもも「じゃあ」という気に
なるような気がするんですよね。

お二方 今日は
どうもありがとうございました。

今回は人生のお悩み相談ということで

お二人に悩みをお持ち頂いて
伺いましたけども

今日 この話を通してですね
いかがでしたでしょうかね?

自分の悩みを話すのって
ちょっと勇気が要ります。

相当 勇気が要る。 こんな機会がないと
たぶん話さないですから。

でも自分の弱さを
見せるということって

やっぱり悪くないなって思うし
隠さなくてもいいんだっていうか

…と思いましたね。

黒沢さんは いかがでしたか?

いや 何か スッキリした理由は

それぞれが 自分の落としどころが
違うと思うんですけど

今回 確かに私は ずっと ひとりっ子で
ひとりで物事を考えて生きてきて

想像力が つきすぎたから
先のことも考えてしまうことも

あると思うんですけども
それを利用して 客観的に自分を見て

「あ~ この人は今こういうところが何か
つらいんだな」とか

自分も 違う自分を見てあげようという
考え方に変わりましたね。

そういう遊びをしてたからこそ

「今に それが つながるんだな
ひとりっ子」って思って。

何か あんまり「はい もう じゃあ1回
友達と しゃべりに行きな」とか

「おいしいもん食べな」とか言ってあげる
自分を持とうっていうのが

分かるきっかけになった。

そうですね やっぱり本当に
悩みのない人なんて いないと思うし

あんまり悩みすぎて
落ち込んではいけないと思うんですね。

思うんですけども つまずいたり
深く悩んだりした時に

たった一つ いいことは
人の痛みを知るというかね。

人に優しくなれるというか。
あと 自分をあまり責めないように

やっぱ本当に自分を…
本当に自分は人になれないし

人は自分になれないし だから自分を
大事に 自分を認めてあげることも大事。

自分を「よしよし」って。

「頑張った。 あの時
人のせいにしなかったじゃないか」とか

自分を認めながら 何か うまく
人生を生きていきたいなって

そう何か思えて 勇気も頂きました。

皆さん 今日は
どうもありがとうございました。

ありがとうございました。

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