土曜スタジオパーク『鎌倉殿の13人』特集▽ゲスト 坂東彌十郎[字] …の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

土曜スタジオパーク『鎌倉殿の13人』特集▽ゲスト 坂東彌十郎[字]

ゲストは、北条義時の父・北条時政を演じる坂東彌十郎さん。役作りの工夫、今後の展開など見どころを伺います。豪華な共演者インタも。歌舞伎の海外普及に努める活動も紹介

番組内容
ゲストは、主人公・北条義時の父・北条時政を演じる坂東彌十郎さん。おちゃめだけど、やる時はやる北条時政は、のちに鎌倉幕府初代執権になる人物。役作りの工夫、今後の展開など、見どころを伺います。豪華な共演者らが舞台裏を打ち明けます。北条家がのし上がっていく時代背景や勢力構図、史実の北条時政の人物像もわかりやすく解説します。歌舞伎俳優として海外普及に努める活動、スイスの山登り好きな素顔も紹介します。
出演者
【出演】坂東彌十郎,【司会】近藤春菜,足立梨花,後藤康之

ジャンル :
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論

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キーワード出現数ベスト20

  1. 彌十郎
  2. 近藤
  3. 時政
  4. 後藤
  5. 足立
  6. 本当
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  11. 自分
  12. 三谷
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  14. 鎌倉殿
  15. 義時
  16. スイス
  17. 坂東彌十郎
  18. 父上
  19. お願い
  20. 感動

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。

彌十郎≫こんにちは。
坂東彌十郎(やじゅうろう)です。

きょうの
「土曜スタジオパーク」は

私が出演している

「鎌倉殿の13人」の特集です。

いざ、鎌倉!

りく≫しい様が
おそばにいてくだされば

それで満足。
時政≫かわいいのう。

後藤≫きょうの「土スタ」は

大河ドラマ
「鎌倉殿の13人」を特集。

ゲストは、北条時政を演じる
坂東彌十郎さん。

時政≫武士たるもの、いつでも
戦場に出られるように

しておかんとな。どうだ。
義時≫お似合いです。

少し頼りないところが
ありながらも

北条家のあるじとして
堂々と構える時政。

源平合戦が始まったばかりの
ドラマの魅力に迫ります。

時政≫かかれ~!

さらに
豪華な共演者たちが明かす

舞台裏エピソードも盛りだくさん。

そして、彌十郎さんの
プライベートでの意外な一面も。

それでは「土曜スタジオパーク」
始まります!

≫こんにちは。

近藤≫きょうは

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の

特集です。ゲストは主人公

北条義時の父、北条時政を演じる

歌舞伎俳優、坂東彌十郎さんです。
彌十郎≫よろしくお願いします。

近藤≫うれしいです
お会いできて。

よろしくお願いします。

彌十郎≫こちらこそ、くれぐれも
よろしくお願いします。

近藤≫生放送2回目なんですね。
緊張されていると

先ほどおっしゃっていましたが。
彌十郎≫緊張どころでは

ありません。
近藤≫楽しんでいただければ。

彌十郎≫よろしくお願いします。

近藤≫第7回まで
放送されてますが

反響はいかがですか。

彌十郎≫皆さん、見ている
見ていると言ってくださって

うれしいですし

僕、

海外のほう好きなんですが

スイスの友達から、見てるよと。
これはうれしいですよね。

日本語で
言っているんですけれどね。

近藤≫日本人の友達ですか?

彌十郎≫そうです。
足立≫皆様から

たくさんのお便り
いただいています。

まずはこちらです。
後藤≫水を飲む、よろい姿の時政

右側は、とってもキュートな
掃除をしているときの。

彌十郎≫かわいすぎます。

後藤≫イラストを頂戴しています。

足立≫新潟県の方です。
時政、最高です!

一発で彌十郎さんの
大ファンになりました。

ポンコツぶりが毎週楽しみです。

人間味あふれて憎めませんね。
でも、りくに入れ知恵されて

どんどん悪い人に
なっていくのでしょうか

そうだとしたら嫌

です。
と、きております。

彌十郎≫見てください
悪い人になるかどうかは

分かりません。
足立≫もう1つ

東京都の方です。
いつも歌舞伎で

拝見している大好きな彌十郎さん
が大河ドラマにご出演

彌十郎さんがたくさんの方に

発見されてるのを見て、でしょ?
彌十郎さんだものと。

うれしいような
だんだん遠くに行ったような

さみしいような、そんな
彌十郎さんに質問です。

テレビドラマでつい歌舞伎役者が
出てしまったなという場面も

ありましたか。
彌十郎≫今回はなるべく

自分が歌舞伎役者であることを

忘れよう、本当にリアルに

お芝居できるように
努力しています。でも

歌舞伎らしくやってる方も

いるので

大泉さんとはすごいよなと。

そばにいて、僕だってやろうと
思えばできるんだよと。

父上はやらなくていいですと。

近藤≫歌舞伎役者の方もたくさん
出て

らっしゃいますから
その中で抑えるっていうのも

技術の1つですよね。
彌十郎≫どうなんでしょうね。

近藤≫いろいろお話を

伺っていきたいと思います。

ここで「きょうのワンショット」
のコーナーです。

彌十郎さんにきょう撮れたての
写真をいただきました。

彌十郎≫朝の散歩です。

近藤≫朝の散歩に

告知がすごくないですか?

彌十郎≫写真を撮るとき

上に着ているものを脱ぎました。
キャップもかぶって。

近藤≫
演者の皆さんや

スタッフの皆さん、こういうの
作ったんですか。

彌十郎≫キャップとかは
大泉さんが

皆さんにプレゼントして何種類か

あってデザインを選びました。
ジャージは

番組で作ったそうですね。
近藤≫彌十郎さんが

着て歩いていたら目立ちますよね。
「土曜スタジオパーク」のために

わざわざありがとうございます。

後藤≫きょうは坂東彌十郎さんの
プライベートでの素顔、そして

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

の魅力をたっぷりお届けします。
今ドラマでは4年7か月に及ぶ

源平合戦の序盤ですが
これまでを振り返ります。

坂東彌十郎さん演じる北条時政は
伊豆の小さな豪族

北条家の当主です。

時政≫三郎は、どうした。
義時≫先ほどから姿が見えません。

政子≫何ですか、その格好は。
そんな姿で

皆さんの前に出てはなりません。

平家が隆盛を極めていた
この時代。

北条家の運命は
源氏の嫡流・頼朝によって

大きく動き始めます。

祐親≫頼朝を連れてこい。

時政≫この北条時政

命に代えても
頼朝を守ってみせる!

祐親≫やつらは
頼朝を匿っていることを認めたぞ。

宗時≫父上は
もう黙っていてください。

やがて頼朝と政子は結婚。

北条家との結び付きが
強くなります。

そして、頼朝がついに挙兵。

頼朝≫山木が首
見事、挙げてまいれ!

≫オ~!

信遠≫この田舎者めが!

時政≫小四郎、とどめじゃ!

さい先のよいスタートを
切ったのもつかの間

石橋山で平家方に惨敗。

追撃から逃れるため
山中に身を潜めます。

宗時≫皆、よく戦った。

三浦の助けもなく
ここまで互角に戦えたのは見事だ。

時政≫これは、もう勝ったも同然。
のう、婿殿。

頼朝≫どう考えても
負けておるではないか!

頼朝軍は
かろうじて安房へと渡り

有力豪族を味方につけようと
奔走します。

広常≫頼朝についたら
どんな得があるのか教えてくれよ。

義時≫やつらを西に追いやり
新しい坂東をつくるのです。

愉快だとは思いませぬか。

ついに、関東屈指の兵力を持つ
上総広常が仲間に加わることに。

源平合戦は本格化していきます。

近藤≫だいぶぎゅぎゅっと
させていただきましたが。

彌十郎≫なんか自分も出てるのに
わくわくしてきますね。

近藤≫ねえ、これはいくぞと。

後藤≫坂東彌十郎さん演じる
北条時政を

改めてご紹介しておきましょう。

主人公の北条義時の父が
北条時政ですね。

娘の政子が源頼朝と結婚して

頼朝と北条家との結び付きが
強くなっていきました。

時政は、後に
鎌倉幕府の初代執権にまで

上り詰める人物なんですよね。

近藤≫大河ドラマの
オファーをいただいたときは

どういうお気持ちでしたか?
彌十郎≫びっくりしましたね。

今から2年半くらい前に

三谷さんが脚本と演出をなさった
歌舞伎の舞台で

初めて
ごいっしょしたんですけれども

そのお稽古のときに

彌十郎さんは映像をやらないの?
とおっしゃって

いや、やりたいですけど
チャンスがねって。

いつかやりましょうと
終わっていたんです。そしたら

1年半くらいしてからかな?

大河のオファーが来て
三谷さんからって言われて

ええ?って。
うれしかったですけれど。

1年以上、舞台を離れなきゃ

いけないと言われて
十数秒間、考えました。

近藤≫早いですね。

彌十郎≫50年近く
役者をやっていて

今まで
いちばん休みがあったのが

大河じゃない…コロナになって
5か月舞台ができなかったとき

それがいちばん長い
舞台から離れた時期だったんです。

今度、1年以上
どうなるのかな…

その十数秒の間に考えたんです。

でもやっぱり65を過ぎて

新しい経験をしてみる

こんな経験ができるのは
もうないだろうと

やらしていただきますと。
後藤≫ここからは坂東彌十郎さん

演じる北条時政の魅力を2つの
キーワードで見ていきます。

まずは、こちら
とってもチャーミング。

時政≫お前に
伝えておきたいことがあるんだ。

息子どもにもまだ言ってないんだ。
義澄≫あ?

まさか!
時政≫ハ~ッハッハッハッ!

義澄≫四郎!
(笑い声)

時政≫次郎!
義澄≫お~!四郎、四郎!

佐藤≫時政に
再婚するって打ち明けられて

この野郎、この野郎って…

2人の関係を如実に表してるね。

だめな情けない生き物なんだよ
っていうのを…

それを恥ずかしげなく
表現できるすごさ…

なんかもう街で会っても…

B作、忘れないでね。
お願いします。

時政≫この度、爺様の仲立ちで
嫁を取ることになった。

政子≫嫁!?
実衣≫また?

時政≫相手は牧宗親殿の妹の
りくという方。

義時≫いささか早くはないですか。

鶴義母上が亡くなってから
まだ日がたっておりません。

時政≫さみしかったんだよ。
実衣≫その方、若いんですか?

若いんだ。

宗時≫父上、これから是非
もう一花咲かせてください。

時政≫咲かせたいと思います!

小池≫…見るのが
私、すごく楽しくって。

時政≫しょうがねえな。
りく≫寄らないで。

時政≫な…何でだよ。
りく≫においが…。

時政≫俺の?

政子≫つわりの時はそうなのよ。

時政≫飯のにおいとかだろ普通は。
聞いたことがねえぞ。

実衣≫人によるんじゃないですか。

りく≫風下に。

時政≫ええ…ひでえなあ、もう。

小池≫たまに
ぼそっとおっしゃるんですよ。

…っていうふうに。

絡みっていっても

しゃべってるだけなんですよ?

ですけど、そういったお話聞くと
時政なんだけれども

時政プラス彌十郎さん込みで…

…と思いながら見ていますけど。

もちろん子どもですから
父の遺伝子引き継いでる部分は

あるので…

足りないところを
作る部分はあるので

それはすごく助かりましたね。

…と思って感動しました。

彌十郎≫うれしい…
こんなこと言われたら

うるうるしちゃいます。

近藤≫まず佐藤B作さん

じゃれ合っているシーン

本当に楽しそうですけど

あれはお二人で、わりと自由に
やられたんですか?

彌十郎≫そうですね。

一度、舞台を
ごいっしょしたことがあって

そのときも
幼なじみの役だったんです。

そのときは
亡くなった勘三郎さんの

舞台だったんですけど
本当に楽しかったんですね。

B作さんが
この役にいらっしゃるって

初めてのところで
分からなかったのに

助かったんです。
近藤≫本当にお友達がいて

安心している感じだったんですね。

彌十郎≫任せっきりです。
近藤≫いいシーンですよね。

足立≫小池栄子さんは時政パパが
チャーミングだと

おっしゃっていました。
彌十郎≫うれしい。

足立≫チャーミングの部分は
意識的に演技されているんですか。

彌十郎≫何もしてないというか…。

近藤≫自然に出ちゃう
チャーミング?

彌十郎≫チャーミングでは
ないんですけど

よく見た方、友達とかに
なんだ、ふだんのままじゃないか

って言われるんですよ。
自分はふだんそんなじゃないと

思っているんですけど。

近藤≫ご自身ではもっと
きめている感じ?

彌十郎≫やっぱり三谷さんから
いただいた脚本を

拝見していると

こういう感じかな?って
自分の中で作っていくと

ああなるんですね。

近藤≫そうすると周りの方からは
ふだんどおりじゃないかって。

でもやっぱり歌舞伎の世界だと

女形の方がいらっしゃいますが
やっぱり男性ですから

女優さんとのシーンというのは
てれちゃいます?

彌十郎≫普通に話す分には。
ですけど、例えば

りくを抱き締めるとか
どうしたらいいのか分からない。

歌舞伎だと抱きしめる
ふりなんです。

形で見せる。

力、どのぐらい?って。
後藤≫物理的に。

近藤≫かわいい、中学生みたい。
足立≫どぎまぎして。

後藤≫そんな彌十郎さんが演じる

時政をメロメロにしてしまって
いるのが、りくですよね。

演じる宮沢りえさんからきょうは
メッセージを預かっております。

足立≫和服での所作や
時代的所作など

戸惑ったときは彌十郎さんに
お尋ねすると

的確に教えてくださるので
大変、心強いです。

役柄同様、本当にお優しいので

みんなの癒やしキャラだと
思います。

先日はおいしいおいしいワイン

ありがとうございました。

撮影もいよいよ折り返しましたが

体を大切に
楽しく過ごしましょうね。

宮沢りえ。

彌十郎≫うれしい。

近藤≫いかがですか?メッセージ。

彌十郎≫いや、うれしいです。

ちょっと怖いこと
言われるかなと思って。

近藤≫読まれる前に
優しくお願いって。

後藤≫祈られていましたね。

彌十郎≫本当に若いころから
存じ上げているので

ただ、お仕事を
ごいっしょするのは初めてですし

まして僕が映像の仕事
ほとんど初めてなのでって

言ったら
うそ!って。

いや、そうなの
だから抱きしめ方とかも

さっき言ったように
分からないから

どこからでも
かかってらっしゃいって。

近藤≫かっこいい。
彌十郎≫本当に頼りになります。

この間はずっとついていこうと
思って。

近藤≫宮沢さんもすごく
頼りにしてらっしゃると聞いて

すごく的確に教えてくださると。

すごくいいご関係ですね。

またこの2人が、ここから
どうなっていくかもね

注目ですね。
後藤≫チャーミングな時政

まだあります。

時政≫ばか野郎!

なんてことをしてくれたんだ!
爺様は躍起になって

佐殿を捜しておられる。
今更うちにいましたって

言えるわけねえだろ!
宗時≫平家に近い者だけが

力を持ち
そうでない者が虐げられる。

あまりに理不尽!
時政≫悪いが全く耳に入らん。

宗時≫日本将軍、将門のように
坂東で乱を起こすべし!

時政≫最後は
首ちょんぱじゃねえか!

もう何だよなあ。
せっかく三島の祭りと正月が

一緒に来たっていうのに
弔いまで重なっちまったよ!

ああ~もう!

小栗≫それはとっても
かわいらしかったですけどね。

本当に
ちょっとしたミスが起きたときに

「すみません、ごめんなさい」
って言って、ものすごい反省

ちょっと尾を引くような
反省のしかたをされていたので

それは、そんなに…

…って思うところはありましたね。

でも、だいぶ最近
なくなってきたから

たぶん彌十郎さんの中でも
違う感覚になってきてるのかな

とは思いますけど。

その姿も、僕らなんかからすると

すてきだなと思って
見てましたけど。

彌十郎さん、どうも、小栗です。

きょうの
「土曜スタジオパーク」は

クイズじゃないので

先に答えを言っちゃう
みたいなことはないと思いますが

発言にはくれぐれも気をつけて
生放送なので

楽しんでください。
僕も楽しみにしております。

近藤≫またちょっと生放送の
プレッシャーをかけられました。

クイズで先に答えを言っちゃった
ことがあるんですか?

彌十郎≫クイズと言われて
いなかったんですよ、番組で。

質問みたいになっていて。
僕もことばは

分からないんですけど横に
画面に小さく

顔が出るじゃないですか。
近藤≫ワイプですね

きょうも出ていますけど。
彌十郎≫それも

分からなかったんですけど。
足立≫汗が止まらない。

彌十郎≫あの…質問があって
横に映っているんですよね。

ああこれは、あゆですよって
言っちゃって

あとから

何でしょう?と言われて
言っちゃいけなかったんだって。

近藤≫なるほど自分が小さく

映っていたから自分が

質問されているのか
なっていう感じで。

彌十郎≫画面に対して
話しかけちゃっただけなんです。

足立≫テレビを見ていた感覚で?

近藤≫おうちのリビングと化した
んですね、NHKが。

彌十郎≫すみません。
近藤≫いいんです。

そういうのがまた楽しいから。
足立≫先ほどはあったみたいな

じたばたするシーンも
彌十郎さん自身

印象に残っていると
聞いたんですけど。

彌十郎≫あれは
印象に残っています。

台本にそういう感じで
書いてはあったんですけど

このぐらいするかなと思ったら

えぼしをかぶっているんですよ。

床についちゃうと、えぼしが
ぐっと動いちゃうので

ついちゃいけないから
腹筋が大変でした。

近藤≫確かに
ちょっと上げていますものね。

意外と大変だったんですね
プルプルして。

彌十郎≫プルプルしていました。

後藤≫えぼしが脱げるというのは
当時の武士にとって非常に

恥ずかしいことだったんですよね。
彌十郎≫まずありえない。

後藤≫そのために
ということですね。

近藤≫もしかしたら恥ずかしい

思いをするかもしれないけど
じたばたは、するんですね。

彌十郎≫そうですね。

近藤≫小栗さんと共演され
ていかがですか?

彌十郎≫本当に
助けていただいていますね。

NGとか出したときに反省

絶対に出さないという意気込みで
撮影に入ったのに

最初のうちに出したときに
大丈夫ですよ、父上

と言ってくれるんです。
最近ちょっと落ち着いて

できているのも全部、小栗さんと

愛之助さん、子どもたちの
政子もそうです。

みんなのフォローのおかげです。
本当にいい子どもを作りましたね。

<笑い声>
近藤≫本当にいい家族ですよね。

彌十郎≫これは本当に言えますね
自慢の家族です。

近藤≫お父さんのことも

尊敬もされているし

ふだんの皆様も

小栗さん、いらっしゃったとき

おっしゃっていましたけど
父の日に

プレゼントされたって。

彌十郎≫そのときは本当に撮影が

始まってまだ最初のうちだったの
でうるうるしちゃいました。

泣いちゃうよって言って。

なぜ僕がワインが好きで

どういうタイプが好きか

何かのときに聞いているなと
思っていたんです。

それでワインを

選んでくれていたんです。

子どもたち、それから
妻の、りくも含めて

サインをボトルに書いてくれて
うれしかった。

帰ってすぐに飲んじゃいましたね。
足立≫取っておくんじゃないんだ。

彌十郎≫1本は取ってある
2本もらったから。

近藤≫彌十郎さん考えるのは数十
秒だけ

なんですね。もらって1本は
飲もうと。気持ちがいいです。

後藤≫
時政の魅力をひもとく2つ目の

キーワード
やるときはやる!

頼朝をかくまっていることを
監視役に疑われるシーン。

祐親≫悪いことは言わぬ。
頼朝を連れてこい。

時政≫爺様、いい年をして
何をしておられる。

宗時≫おやじ殿。

時政≫お前が
太刀打ちできる相手ではない。

宗時≫しかし…。
時政≫こうなったからは

わしも腹をくくったわい。

佐殿がおれば
引き渡しもしましょう。

しかし、いない者を
渡すわけにはいきません。

祐親≫しらばくれるのも
ほどほどにせよ!

時政≫ああ?わしが
おらんと言えばおらんのだ。

お帰りくだされ!

愛之助≫それは
そうだと思いますよね。

立場的にも状況的にも。
いちばん、してはいけないことを

僕は考えて

まあ自分の中では
できると思ったんでしょうね。

できるというか…

…と思ったんでしょうね。

あの人を使わなければ

っていう頭があったんで

それで、頼朝さんを
かくまうわけですけれどもね。

それは厳しいな
と思ってたところへ…

…ときは
すごくうれしかったですね。

ああ、お父さん、ありがとう
って感じですね。

さすが父上っていうところが
かっこよかったですね。

本当に、その場面場面で…

近藤≫同じ歌舞伎俳優でもある

愛之助さんとの共演というのは
いかがですか?

彌十郎≫愛ちゃんといつも呼んで
いるんですけど愛之助さん

子どものころから
存じ上げていますし、舞台では

そこはこうやったほうが

いいんじゃない?というところも
あるんですけど

映像では大先輩ですから

もう決まったときに
息子に愛之助さんが

いてくれたのが
一安心。

ちょうど

同じ舞台に出ている月だったので

お兄さん、あれ

決まったんですよね。
でも愛ちゃんがいてくれて

本当に頼りになるので
よろしくお願いします

って言って。
その本番が始まってからも

さっき言ったように
NGというか同じ場面をいろんな

方向から撮るじゃないですか。

近藤≫映像ってそうなんですよね

舞台は1回ですけど。

彌十郎≫自分を映して

もらっているときはちゃんと

しゃべったんですが反対側に
なったときに間違っちゃったこと

があるんです。
ああ、ごめんなさいって

言ったんですけど
お兄さん、大丈夫ですよ

こういうときは
前のを使ってるからそのまま

しゃべって大丈夫ですからと
止めなくて、ごめんなさい…。

近藤≫でも分からないですよね。
彌十郎≫本当に

助けてもらっています。
近藤≫教えてもらって。

足立≫愛之助さんが
おっしゃっていた

宗時の助太刀をして
爺様(じさま)に立ち向かう

シーンすごかった。
心強かったと

おっしゃってましたけど
その立ち向かうシーンは

どういう心境でやられたんですか。
彌十郎≫本当に時政の

そういう変わり身というか

あとそれはどじに

なっちゃうんですけど自信を
持って変わり身をする

部分を考えたんですね。
後藤≫実際すごい腹の

くくり方ですよね。
近藤≫ぐっと低く

しゃべるところがね。
父上の頼もしさが出ていたり

かっこいいなと思いました。
後藤≫まだありますよ。

小栗≫父上…

なんかそこが、めちゃくちゃじゃ
なくなってるというか

どうしても、なんかやっぱり…

…っていう部分が、やっぱり
彌十郎さん演じる…

…というふうに思いますね。

結局、そういう父親なのに…

やっぱり
培ってこられてきているものの

ベースみたいなものが
ものすごい方なので

バンと張るみたないところの
時政になったときに…

…って思わせてくれる
っていうところが

時政としても彌十郎さんとしても
かっこいいところなのかな

と思いますね。

宗時≫俺は、この坂東を
俺たちだけのものにしたいんだ。

西から来たやつらの
顔色をうかがって暮らすのは

もう真っ平だ。

坂東武者の世をつくる。

そして
そのてっぺんに北条が立つ。

そのためには源氏の力がいるんだ。
頼朝の力がどうしてもな。

そんな志を持った宗時でしたが…。

(小刀で刺す音)

時政≫三郎のばか!

これからだってのに

何やってんだか。

(すすり泣き)

時政≫小四郎…。

わしより先に逝くんじゃねえぞ。

これからは
お前が北条を引っ張っていくんだ。

小栗≫なんとも言えない
その悲しみと

それを抱えたうえで

先に進まなきゃいけない
っていうような感じを…

そういうときの…

やっぱり息子からすると
父親なんだなっていうのを

感じられるシーンだったな
という感じはありますね。

やっぱり品が…

品があるから
時政をやってる彌十郎さんって…

近藤≫宗時の志を受け継いで

義時と2人で話すシーンは
どういうお気持ちで

演じられましたか。

彌十郎≫台本を読んでいったとき

自分の時政としての気持ちで
最初やってしまったんですが

そうすると
ぼろ泣きしちゃうんですね

泣きすぎて。
そうすると義時が泣けなく

なっちゃう。
あとで全体に考えて

監督とお話をしたときに
義時が泣く

そこで義時の考えが
変わっていくところですから

僕はこらえる側じゃないと
いけないんだなと思って

現場に行って

やり方を変えたんですけれども

とてもいいシーンだったですね。
絵的にもいいシーンだし。

近藤≫ぐっと
こらえられているところが

父上としての思いも見えて
とてもすてきなシーンだなと

思いましたね。

彌十郎≫ありがとうございます

それは監督のおっしゃったことで

そうだなと思って
変えましたね。

足立≫立ち回りのシーンも
すごいですよね。

彌十郎≫そうですね。

僕、子どものころからチャンバラ
というか立ち回りが好きなので

歌舞伎の舞台でも
やってましたし

スーパー歌舞伎とかでも

ほかの商業演劇に出たときも

立ち回りは好きで
やらせてもらっていたんですが

今回は型とかを考えずに

まだ武芸ができる前ですね。
荒々しい型とかない

殺陣師の方に伺って
そういう形でやってみろと。

後藤≫よろいを
身にまとってやるというのは

かなり重いですよね。
彌十郎≫大変ですけど

楽しいですけどね。
自分の年を忘れちゃうんですよ。

つい
肉離れをしてしまいました。

情けないですね。
山の斜面でやったりするのが

やっているときは
緊張してるんですが終わって

よし!っと
横で行こうと思うとぶちって。

あれ?って。
近藤≫まだ

撮影が残ってるときに?
彌十郎≫テーピングして。

後藤≫舞台とまた
筋肉の使い方が違いますね。

彌十郎≫違いますね。
近藤≫小栗さんもおっしゃってま

したが
めちゃくちゃかっこいいですね。

ふだんの子どものような

じだんだ踏む父上と
決めるところを決めるところを

見せられたら
やっぱりこの人を

愛してしまうという
おっしゃることが分かりますよね。

彌十郎≫ありがとうございます。
それは、もう

三谷さんの脚本なんですよ。
本当に

そう書いてくださっているから
感謝しています。

近藤≫人間味があって
ファンになりますね。

後藤≫北条家を含めた当時の
関東の勢力図を見てみましょう。

関東の武士というのは
坂東武者といわれていまして

それぞれの地域で
力を誇っていました。

相模の大庭景親
武蔵の畠山重忠

上総の上総広常などです。

その坂東武者たちにとって

源頼朝はどんな存在だった
のでしょうか。

坂井≫平家が力を朝廷のほう
京都のほうで持ってくると

そうすると

平家に連なって威を借りて

現地で大きな顔している
自分たちに対して

圧迫を加えているというふうに…

ところがいつ没収されてしまうか
あるいは敵方から

侵略されてしまうか分からない
そういう不安定な状況でした。

自分たちの土地を守ってくれる
そういう…

そのときには
平家と対立した頼朝っていうのは

担ぎ上げるに足る
貴重な存在であると

そう考えたことは
間違いありません。

ドラマでは、りくさんですね。

…と考えられます。

どんどんやっちゃうんですね。
やってしまって

うまくいくともっとやる
もっとやるとなって

度が過ぎてしまうっていうことが
たびたびありました。

そういう側面が
あったようなんですよ

と、私は考えています。

近藤≫実際の時政の
人物像を聞いていかがですか?

彌十郎≫そのままじゃないですか。

もっと悪く言われるのかと思って

悪の権化みたいに
言われるのかなって

思っていたのに
調子に乗っちゃうんだ。

そのままです。
<笑い声>

近藤≫事前に
史料とかご覧になって

作っていくということは?

彌十郎≫一応集めたんですが
途中まで読んでやめました。

今回の
時政によけいな、もともとの

よく言われていたものとかを
全部辞めてみようと

三谷さんが
どう考えていらっしゃるかを

常に求めていこうと決めたんです。

近藤≫三谷さんと彌十郎さんが
作った時政。

彌十郎≫おこがましいですけども

三谷さんが
思ってらっしゃることに

近づけたいと。
ほとんど

お会いしてないんですけれども。
近藤≫それが

そのままだったというのが
またすごいですね。

彌十郎≫びっくりです、僕も。

後藤≫今後の「鎌倉殿の13人」
どんな展開になるんでしょうか。

広常≫佐殿は近頃
ちょっと調子に乗ってねえか。

義時≫そんなことは…。

清盛≫勢いづいた軍勢は
日に日に大きくなっていくんじゃ。

≫攻め込まれたら
ひとたまりもございません!

景親≫尻尾を巻いて
逃げるなどできん!

義経≫行こう!
頼朝≫京に攻め込み平家を滅ぼす。

義時≫お二人の命
必ずお救いいたします。

後藤≫これから
どうなっていくのか。

彌十郎≫僕も楽しみですね。

時政のことポンコツとか

最低って言っていますけれども

頼朝、何ですか?
<笑い声>

近藤≫頼朝のせいで
いろいろ大変なのにね。

後藤≫ご期待ください。

ここからは坂東彌十郎さんの
歌舞伎俳優としての魅力に

迫ってまいります。

坂東彌十郎を名乗り

歌舞伎座で初舞台を踏んだのは
1973年。

伊吹山の山神≫大和の女よ
踊れ踊れ。

三代目・市川猿之助の
「スーパー歌舞伎」

十八代目・中村勘三郎の
「平成中村座」などで活躍。

どんな役でも柔軟に演じる
実力派の歌舞伎俳優です。

近年では
海外での歌舞伎の普及に力を入れ

フランス、スイス、スペインでの
自主公演は好評を博しました。

彌十郎≫歌舞伎の喜びの表現を

古典のいかにも歌舞伎らしい
表現でやってみましょう。

(スペイン語通訳)

彌十郎≫あら…

あら、うれしや。

(スペイン語)

(拍手)

近藤≫海外公演、自主公演という
ことですけれども

どういった思いで

やられようと思ったんですか。

彌十郎≫80年代に

今の猿翁さんのもとで

勉強させていただいていたときに

毎年のように
ヨーロッパ公演とか

ヨーロッパのオペラの
演出をしたことがあって

すごく受けるんですね。

特に、ヨーロッパは日本の文化を
喜んでくださるので

歌舞伎を日本で広めること皆さん
今の若い方たちも

いろいろやっているので

よく浮世絵とか、江戸時代
はやったものが明治になって

全部外国の人に認められて

買われちゃいましたよね。

日本人は
そんなに分からなかったけれども

今になって
外国がいいって

いうんだったらそんなに
いいんだったらと思ったら

手元になかった。

向こうで認められると、じゃあ
いいのかな

と言って、見てくださる方も
増えるんじゃないかなと。

外から攻める手も
あるんじゃないかなと思って

最終的にはヨーロッパに
歌舞伎仕様の劇場を1つ

造れればいいなと。

オペラ劇場、日本に

いっぱいありますよね。
歌舞伎の仕様の劇場って

1か月公演できるタイプのもの
花道があって

せりがあって
10個ないんです。

世界に
それだけしかないわけですから

1つ外国であっても
いいんじゃないかなと。

近藤≫彌十郎さんの目標は
そういうものを

造るということですか?

彌十郎≫夢と言わずに

目標と言っています。

年に1回、歌舞伎をやって

それ以外のときは向こうの
オペラとかを

やっていただければと思うんです。

近藤≫歌舞伎で
「鎌倉殿の13人」の登場人物を

やったこともあるんですね。
お写真があります。

彌十郎≫「義経千本桜」の

弁慶と大庭景親
やらしていただきました。

そのほかにも
坪倉さんがなさっている

工藤祐経

を、やらせてもらいましたし
時政以外の役は

ずいぶんやっています。
後藤≫それだけ歌舞伎の演目が

あるということですね。
彌十郎≫鎌倉時代の演目は

多いんです。

近藤≫彌十郎さん

初めてお会いさせていただいて

すごくスタイルもよくて

背が高くて、弁慶とかも

すごい迫力があるだろうな
と思って。

彌十郎≫そうですね。

若いころは
なかなか役がつかないときは

大きいのが邪魔になって
怒られたんですけれどもね。

後藤≫彌十郎さんと親しい間柄
なのが歌舞伎俳優の

中村勘九郎さんと
中村七之助さんなんです。

お二人からメッセージを
お預かりしております。

読ませていただきます。

彌十郎≫怖い、いちばん怖い。

彌十郎さんは、とにかく熱い人!
歌舞伎に対する熱が熱いのは

もちろんだけれども
澤瀉屋(おもだかや)の

おじ様のところで
演出補もなさっていたので

第三者目線というか
芝居もふかんで見る能力も高くて

尊敬します。
そして、意外な一面は

舞台では威厳のある役や
こわもてな面が

目立つと思いますけれど

ふだんはかわいらしくて
女の子も大好きで

まさに時政のような人です。

あとは、すぐ泣く。

また、最近は
飲みに行けていませんが

飲むとすぐ、役者を辞める
と言うのをやめてください。

やじゅじい、いつも見てるよ。
すごいかっこいい!最高!

なかなか今は
舞台、一緒にできないけど

早く一緒の舞台に出たいです。
大ブレーク間違いなし!

といただきました。

彌十郎≫うれしいですね。

この話が、僕の時政を

やらせていただくということが

発表になったら、いの一番です。

すぐにメッセージがきました。
やったね、って。

この2人は子どものころから
知ってますから、本当に

僕はこの2人の活躍が

うれしいので

今、やじゅじいと出ましたが

今の勘九郎さん、七緒八君が

いちばん最初に僕のことを
やじゅじいと

呼んでくれた人なんです。

近藤≫お二人から出る
メッセージで本当にいろんな

ことを知っていらっしゃるん
だろうなって

いろんな裏話もね。

足立≫飲んだらすぐに役者を
辞めると言うとか。

近藤≫さっき舞台を造るのが

夢だとおっしゃっていたのに
辞めると言っちゃうんですか?

彌十郎≫やりたいことが

できないときとか悔しいから
いいよ!じゃあ辞めてやるって

言っちゃうんでしょうね。

近藤≫言っているけど
そんな思いは絶対にないけども。

いい関係だ。

後藤≫お次は彌十郎さんの

プライベートではまっていると
いうものをご紹介していきます。

写真をご覧いただきましょう。
きれいな景色。

近藤≫こちらはどこですか?

彌十郎≫スイスです。

近藤≫スイスで山に
登ってらっしゃる?

彌十郎≫最高です。

近藤≫だから先ほど

歌舞伎でもスイスの公演もされて。

スイスはよく行かれるんですか?

彌十郎≫21回
行っていますね、もう。

足立≫全部
山とかを登るんですか?

彌十郎≫最初のころは街
古い町並みとかも

好きだったんですけど今はもう

空港に着いたら夜遅くなっても

その日のうちに
山のほうに行っちゃうんです。

朝、目が覚めたら山が見えるのが
最高ですから

もうずっと山の見えるところに
います。

足立≫スイスのいちばんの魅力は
山という感じなんですか?

彌十郎≫空ですね。

山の上へ泊まると
上を見ないで空があるんです。

近藤≫なるほど、目線で。

彌十郎≫ここまで
星がありますから。

後藤≫この写真もすごい写真です。

近藤≫ジャグジー!

バブリーな感じです。

彌十郎≫このホテル前回
初めて泊まったんですけど

ジャグジーがあって

ただジャグジーに入るまで
めちゃくちゃ寒いんです。

近藤≫確かにちょっと
雪が山にありそうです。

彌十郎≫これは
まだ早い時期なので。

後藤≫上がりたくなくなりますね。
彌十郎≫ガラス張りの

サウナがあるんです。
マッターホルンを見ながら

入れるんです。

近藤≫外気浴なんて
最高じゃないですか。

彌十郎≫最高です。
近藤≫だいぶ高いところに

ホテルがありますね。
彌十郎≫いちばん高いところで

3100m。
近藤≫ホテルで?すごいな。

空気が薄い中で
ジャグジーに入ったりとか。

彌十郎≫そうですね。

でも、だんだん

前の日、もうちょっと下の村に
泊まったりするので

高度循環と言って
体が慣れてくるので大丈夫です。

3000mぐらいなら別に。
足立≫本格的だ。

近藤≫早く行きたいですね
じゃあね。

後藤≫ちょっとご時世的にね。

みずから彌十郎さんが撮影された
映像も、きょう、あるんです。

近藤≫わあ、きれい!

足立≫めちゃくちゃきれい!
彌十郎≫アイガーですね。

近藤≫音楽が聞こえます。

彌十郎≫ホルンです。

近藤≫生で?

あとからつけたのではなくて生で。
すてき!

足立≫こんな感じで
いらっしゃるんですね。

彌十郎≫ボランティアで
やってくださるんですよね。

近藤≫これは行ってみたい!

彌十郎≫すみませんね。

足立≫すてき。

でも、これスイスに、はまった
きっかけって何だったんですか?

彌十郎≫猿翁さんのところに

いるときに
猿翁さんも、もともと山が好きで

オーストリアとか連れて行って
くださっていたんですけど

ヨーロッパ公演で
チューリッヒ公演のあと

5日間
たまたま休みがあったんです。

小さな村に

泊まっていたんですけど

今の猿之助さんのお父様の

段四郎さんが
山を見に行こうよって

チケットを取ってくれて

グリンデルワルトというところに
行って、すばらしかったんですね。

そのころ猿翁さんが
われわれは人を感動させなくちゃ

いけない、それには
そのお客様たちの何十倍も

自分が感動できなくちゃいけない。

感動しなさい、いい景色を見て
おいしいものを食べて

いっぱい感動しなさい
と言われたんです。

近藤≫なるほど。

ここでも感動してインプットして
そしてお客様に届けるんだと。

すばらしいですね。

彌十郎≫今でも毎年行くと
やっぱり家族にも

ええ、また?と
言われるんですけど

感動しに行くのって。

後藤≫行くと感動が
行くたびに違うんですね。

彌十郎≫違います。

何万枚と写真を

撮っているんですけど
うちに帰って

去年と同じと言われるんですけど
違うの?って。

みんな僕が写真を出すと部屋に
入っちゃうんですよ、またかって。

♪~(「YAH YAH
    YAH」)

♪「Yah yah yah
  yah ヤジュウロウ」

ななみ≫ごいっしょに!

♪「Yah yah yah

  yah ヤジュウロウ」

ななみ≫優しい!

彌十郎≫そうくるんですか?
これ、何かで使わせてもらおう。

ななみ≫彌十郎さんの出囃子で
使ったらいいんじゃない?

足立≫絶対に違う。

ななみ≫改めまして彌十郎さん
こんにちは、ななみです。

思わず歌っちゃたけど

いろいろ乗りに乗ってくださって
ありがとうございます。

近藤≫優しい。

ななみ≫あのね、ななみも

「鎌倉殿の13人」に入りたいと
思っているんだけど

どうしたらいいかな?

彌十郎≫13人の中にはもう
難しいかもしれないですけど

「鎌倉殿の13人」に出るには

三谷さんに頼んでみるのが
いいんじゃないですか?

ななみ≫三谷さんに
気に入られたらということ?

彌十郎≫そうそう。
ななみ≫あの曲は

とあるドラマを振り返るつもりで
歌ってみたんだけど

そういう感じでちょいちょい
小ネタを挟めばいいのかな?

彌十郎≫いいかもしれない。
ななみ≫きょう見て

いらっしゃるかもしれないから
頑張りたいと思います。

彌十郎≫きょう頑張ってくれって
メールをいただきましたから

見ています。
ななみ≫三谷さんにもささげる

つもりできょうのおすすめ番組
紹介していきたいと思います。

それじゃあ、いくよ
「まるNフラッシュ」。

さあさあ皆さん、今夜は
ヒットしてパレードしちゃって!

♪「会えない時間が」

≫デビュー50周年の
郷ひろみさんが

ゴージャスなメドレーを披露。

KOO≫郷さんといえば

1回で15分の歯磨きを

なさっているという。

郷≫最近は…

簡単に。

♪「寒い夜だから」

懐かしいメロディーで

すてきなJ-POP黄金時代へと
タイムトリップ。

♪「今すぐ Kiss Me
  Woo」

♪「一生一緒にいてくれや」

♪「春なのに お別れですか」

♪「メロディー 泣きながら」

♪「ジャパン」

ななみ≫♪~ジャパン!

近藤≫本物のあとに?

ななみ≫盛り上がるね、やっぱり。

彌十郎さんのカラオケの十八番
おはこは何ですか?

彌十郎≫もう十何年カラオケは
行っていないんですけど

よく歌ったのは

「悲しい色やね」

松平健さんと

よく歌いに行ったときの

「座頭市」。

ななみ≫さわりなんか
歌ってもらうことができるかしら。

彌十郎≫歌じゃなくて
松平健さんの「座頭市」は

松平健さんが、せりふを
作ってくださって

それを、僕がやってもいいと
許可をいただきました。

雨が雪になって

寒くなってきたな…
と言うと曲がかかるんです。

<拍手>

ななみ≫すてき~!

近藤≫すごいぜいたくなカラオケ。

足立≫どんなカラオケ?すごい!

ななみ≫鳥肌が立っちゃった。
かっこいい。

近藤≫十何年、松平健さんとも
カラオケに行って

いらっしゃらないということは
「マツケンサンバ」は生では?

彌十郎≫聴いてないですね。

今回、大河ドラマでも

会わないんですよ。
近藤≫そうか…。

ななみ≫共演しているのに
会えないんだね。

彌十郎≫楽屋まで
会いに行きましたけど。

ななみ≫いろんなお話を聞けて
楽しいですけど、続いては

もうすぐ始まる真冬の
熱い戦いに注目!

それじゃあ、いくよ
「まるNフラッシュ」。

♪「Blizzard,Oh!
  Blizzard」

≫3月4日に開幕する
北京パラリンピック。

6つの競技で繰り広げられる

トップアスリートたちの
熱い戦いに、世界が注目。

日本選手団の主将を務めるのは
前回ピョンチャン大会で

5つのメダルを獲得した

村岡桃佳選手。

日本代表29選手の活躍に期待。

武井≫すごいよ。

武井壮さんが
日本代表の合宿を直撃取材。

チェアスキーにも挑戦。
さすがの百獣の王も…。

武井≫うわお!

これを見ればパラリンピックを
より楽しめること間違いなし。

新田≫っしゃー!

ななみ≫楽しみ!
すごいよね、本当に。

ねえねえ、彌十郎さん!

彌十郎さんはパラリンピックは
見たことあるかな?

彌十郎≫ありますよ。

やっぱり本当にすばらしい
身体能力ですよね。

ななみ≫ことし、何か
注目していたり

これから見てみたいものって
あるかな?

彌十郎≫ことしは
スノーボードですね。

もともとプロの

スノーボーダーだった方が
事故でせきつい損傷をなさって

今度
初出場じゃないのかな?

期待しています。

ななみ≫詳しいね。さすがね。
彌十郎さんは

冬のスポーツは得意?

彌十郎≫いや得意じゃないですね。

スイスへ冬に行ったときとか
子どもたちが小さいときに

2度ほどスキーを
やったことがあるんですけど

誰にも教わったことはないし
だから、それだけしかないですね。

スケートは子どものころ

友達とよく

スケートセンターとか
行っていました。

ななみ≫ちょっと急に
話が変わるんだけど

生まれ変わって何にでも
なれるなら何になりたい?

近藤≫すごい変わるじゃん。

彌十郎≫急に?

きょうはそういう怖い質問は
ないと思っていたのに。

近藤≫むちゃ振りは
どこからくるか分かりませんから。

彌十郎≫ななみちゃん
信用していたのにな。

<笑い声>
彌十郎≫やっぱり

歌舞伎役者ですね。

ななみ≫そうか…そうだよね。

いろんなお話が聞けて
うれしかったよ、ありがとう。

どうやらお時間が
きてしまいましたけれども

もっと聞きたいことも
いっぱいあったんだけど

それは、また別の話。
三谷さーん!

足立≫最後に
三谷さん、言っちゃった。

近藤≫すごいアピールだね最後に
「鎌倉殿の13人」を

ご覧の皆さんにメッセージを
お願いします。

彌十郎≫大河ドラマ
「鎌倉殿の13人」

これから本当に
誰にも読めない

予測不可能です。
おもしろくなることは絶対です。

どうぞ応援していただいて
楽しんでください。

よろしくお願いします。

後藤≫「土曜スタジオパーク」
再びしばらくお休みです。

次回は4月2日です。

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