出典:EPGの番組情報
徹子の部屋 平野レミ&和田明日香[字]
~夫亡き喪失感は、息子や孫“家族”の絆で~平野レミさん&和田明日香さんが今日のゲストです。
◇ゲスト
「嫁姑」でありながら遠慮のない関係が話題に!料理愛好家・平野レミさんと次男の妻・和田明日香さんがゲスト。笑い満載のトークに乞うご期待!
◇番組内容
2019年に夫・和田誠さんを亡くしてからは悲しみが癒えず、今でも涙の日々が続いているというレミさん。そんな義母を心配する明日香さんは常に連絡を取り合い、次男も手作り弁当を届けるなどしてコミュニケーションをとっている。和田家が大切にしている「食」で繋がる“家族の絆”とレミさんが嬉しそうに語る。また、知り合って50年になるレミさんと黒柳さんのやり取りに耐えかねた明日香さんが思わず宣言した一言とは!?
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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- 黒柳
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- 大変
- 明日香
- 面倒
- グース
- マザー
- 元気
- 皿洗
- 絶対
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
(黒柳)2人は なんでも
ずばずば言い合う
いい関係で
話題の仲良し嫁姑。
料理愛好家の平野レミさんと…
フフフ…。
平野レミさん
ちゃんと座ってください。
それから 次男の奥様
和田明日香さんです。
あーちゃん。
よろしくお願いします。
もう 私とレミさんは
知り合って半世紀以上の
お友達なんですけど。
ハハハハ…!
まあ とにかく
嫁姑の 仲良くしてらっしゃる
ご家族のお話を
伺わせていただきます。
えっと… とにかく
和田誠さんという
イラストレーターの
有名な方がいらっしゃいまして
その方の奥様が平野レミさんです。
突き当たりが和田誠さんですね。
今 写ってるのは…
これ 何? これ 唱ちゃん?
唱ちゃんです。
で こっちは嫁で
これが女優やってるね
上野樹里っていうの。
上野樹里さんというのが
奥さんです。
次に次男。
この方が和田誠さんの次男で
りっちゃんといいます。
それで 率さんの奥さんが
あーちゃん あーちゃんって
あなたが呼んでらっしゃる
あーちゃんが こちら 奥さんです。
なんだか すごい人数がいるけど…
そんなにでもないんだけど。
でもね 子ども3人いるんですよ。
ここね。
そう。 もうね 大学生の時にね
うちの息子がバカ野郎でね
おなか
大きくなっちゃったんですよ。
それでね もう 3人いるのね。
いいんです。 幸せに…。
誰がバカ野郎なの?
息子。 うちの息子が。
幸せにやっております。
学生の時ですよ。
だから 社会知らないまんまね
もうね 家庭に入っちゃったのね。
人より
ちょっと早かっただけです。
ちょっとだけね。 いい事ですよ。
いい事です。
なんだか よくわからないけど
皆さん これから だんだん
わかってくると思います。
すみません…。
明日香さんという こちらの方は
食育インストラクターというのを
やっていらっしゃいます。
食育インストラクター
っていうのは
大体 どういう事を…?
そうですね お料理を通じて
子どもたちに いろんな事を
伝えていく人かなと思いますね。
この明日香さんの
お料理本っていうのは
20万部を突破したっていう
大変な売れ行きでございまして。
それがね とても
簡単なものなんですって。
それなのに 随分
うまくいっちゃったのね。
そうなんですよ。
そうなんです。
ただ カボチャ煮る
煮物とか。
これは 麻婆豆腐に
豆腐に化けて
カブも入れて
ちょっと
食感を面白くしたりとか。
別に 大した事してるわけ
じゃないんですけど。
ただ 私 本当に
和田家の人と結婚するまで
全く料理できなかったし。
あっ そう?
はい。 やりたいとも
思ってなかったので。
あなた レタスとキャベツの区別が
つかなかったっていう…。
そうなんです そうなんです。
それで そっちは
お料理を愛好してる人だから。
愛好… そうそう。 そう。
だって 私は 料理学校なんて
行った事ないですから。
そのまんま 和田さんと結婚して
料理が好きで
そのまま やっちゃったから。
それで えっと…
研究家じゃないからっつって
うちの夫に… 和田さんに
「どうしよう? 肩書」っつったの。
そうしたら
「料理研究家じゃなくて
料理愛好家って どう?」って
言うから
「それがいい それがいい」って
言って。
初めに 研究家って言ったら
研究してないって
和田さんに言われたのよね。
そうそう そうそう。
それで 「愛好」がいい
っていう事になって 愛好家。
夫愛好家 家庭愛好家 料理愛好家。
そうそう。
レミちゃんは なんで
お料理が上手になったの?
私は 和田さんが
おいしい おいしいって
言ってくれるから
どんどん どんどん
やるようになっちゃって。
あれでね うちの夫が こんなもん
食えねえよ なんつったら
じゃあ やらないよって
なりますけども
もう なんでも おいしい…
レミの料理は おいしい…。
これ 後ろね…
和田さんと一緒の時の。
どこ行ったの? あなた これ。
これ 桂林っていう所。
桂林でしょ? 私も
そうだろうと思った。 中国。
いいとこですね。
そんなとこ行ったの? あなた。
行っちゃった 行っちゃった。
和田さんと行っちゃった。
よかったね 行けてね。
よかった。 いい思い出で…。
和田さんはいい人で なんでも
おいしい おいしいって
言ってくれたんで
あなたは お料理が上手に…。
だから どんどん どんどん
やるようになっちゃったの。
だから 和田さんのせいというか
和田さんのおかげで
こうなっちゃったの。
そうね。 だから それはそれで
よかったのね あなたはね。
はい。
で 和田誠さんが
残念なんですけど
亡くなってから もう2年になる?
もうすぐ… 10月で3年。
早いわね。
ねえ 早くてね。
あなた この前 会ったらさ
ずっと泣いてたからさ。
今日も ずっと
泣いてるのかなと思って
心配して…。
あーちゃん一緒だから 平気よ。
泣いてますよ。
いまだに泣いてますよ。
私も悲しかったけど
あなた 泣いてるから なんかね…。
でもね 黒柳さんのとこ見るとね
黒柳さんの向こうに 絶対
和田さんがね いる感じがするの。
だって
仲良かったじゃないですか。
チャック チャックって言ってね。
俳句作って… そうそうそう。
ねえ。
俳句の会ね。
でも 和田さんの形見分けも
いただいて
ご本もいただいたりしたんだけど。
これ いただいたんですよ
和田さんに。
これ 『マザー・グース』ね。
『マザー・グース』の中の一文が
書いてあるね。
コウモリの なんか…。
そうなの。
コウモリのね 話が書いてあって。
「この帽子の上に コウモリが
のっかるんだったらば
ベーコンでもなんでも
食べさすよ」みたいな事をね
言ってるのよね。
可愛いよね。
それが額縁に入って
いただいたの これね。
そう 形見分け。
形見分け。 『マザー・グース』。
この時 和田さん 随分頑張って
たくさん描いたわね
いろんな絵ね。
『マザー・グース』が大好きでね
一冊分もね 訳して
やっちゃったし
作っちゃったしで。
曲もね 『マザー・グース』を
日本語にして
韻踏んでね… 全部 韻踏んで。
いろんな事やっちゃったね
和田さんね。
静かな人だけど
いろんな事やってたね。
それで あの…
偶然なんだけど 私が
レミちゃんが和田さんと
お見合いするって 会う時に…
初めて会うっていう日に 私が
偶然 TBSの仕事が終わって
TBSの隣の喫茶店の所へ
下りていったら
随分… 珍しく
和田さんがいたからね
「和田さん 何してるの?」って
言ったら
「これから 嫁 来るんだよ」って
言うから
「へえー 嫁 来るの?」って
言ったら
「多分 嫁だと思う」って言うから
私も待ってたのよ
しばらく そこで。
だから まだ その時
私は 和田さんとは
会った事ないんですよ なんにも。
会った事ないんだけども
和田さんは
勝手に 私の事を
嫁になる人だと思ったらしくて
黒柳さんに 「これから
嫁になる人が来るんだよ」って
言ったんですってね。
そう。
私は 「嫁 来る」って言うから
どんな人か…。
もう それは
和田さんの嫁に来る人は
絶対見なくちゃと思って
そこで待ってたら 彼女 来たわけ。
だけど 彼女が来たんだけど
私は知らないじゃない
彼女を。
だから あんまり長くいるのも
あれだと思ったから
「じゃあ 失礼します」と言って
私は失礼したのよ。
そしたら
もう すぐ…。
1週間後ぐらい…。
10日で結婚しちゃったのよ。
そうよ。 だって 和田さんちに
行ったら もう いるの。
ハハハハ…!
奥さんがね。
よかったね。
息子の事 バカって言えない…。
50年前。
まあ とにかく そこのとこは…。
お嫁さん… あなたは
どういう事から お嫁に来たの?
そのさ 次男のところに
お嫁に来るのは。
えっとですね…
もう 大学生してたんですよ。
で 就活するっていって
就活してたんですけど
まあ なんか 飲み会ですね。
飲み会に夫が来て
就職の相談乗るよっていう事で
いろいろ
相談に乗ってもらってたら…。
りっちゃんが?
そう りっちゃん。
結婚する事になってましたね。
そこで?
そこでじゃないですけど。
そこででしょ そこででしょ。
そこで
おなか大きくなっちゃった?
そんな… レミちゃん。
そんな早くなかった?
そんな早くはないよね。
そんな早くはないです。
でも まあ そこで いい感じだな
っていう感じはあったの?
私は全然なかったんですよ。
あっ 本当に?
いや… こんな話 するんですか?
8個も年上だし
社会人だったし…。
りっちゃんが?
はい。 私 学生だったので
いや 全然 もう… まだまだ
これから 自分がどうなるか
海のものとも山のものとも
つかない人間だったので
お付き合いするとも
思ってなかったですし
結婚するなんて まさか
思ってなかったんですけど
まあ いい人だったんで。
だんだん知り合いになって。
そうですね。
それで 結婚する前にね おなかが
大きくなっちゃったんですよ。
何回言うんですか それ!
いいじゃないですか。
おかげで可愛い孫がいるんです。
いるね。 可愛かった よかったね。
大変だったでしょ?
3人育てるの。
ああ… でも 楽しいですね。
初めての子どもの時は
慣れるまで本当に大変で
すごい落ち込んだりとかも
したんですけど
もう 2人目 3人目生まれたら
なんとか みんなで生きるしかない
っていう感じになったので。
生きる?
はい。 たくましく。
この方は 少しは助けになったの?
その時。
とっても助けてもらってます。
今でも助けてもらってます。
本当に? うわー 初めて聞いた…。
すごいじゃないの レミちゃん。
よかった よかった。
これ 何? これ 何?
ああー もう あーちゃん
疲れて寝ちゃってるんだ。 ねっ。
外でね 子育てのいい話とか
いっぱいするんですけど
まあ 現実はこんなもんです
っていう写真ですね。 本当に…。
これ 3人いるの?
こんなとこに子どもが。
そう 3人で。 一番上の子がね
夫と… 和田さんと
そっくりなんですよ 顔が。
あっ そうなの。 へえー!
もう 今 レミさんより
背が高くなっちゃって。
そうなんですよ。
今?
まだ小学校5年生なんですけど。
そんなに大きいの?
すごい大きいんですよ。
また あーちゃんが
でっかいですからね。
目でっかいし 態度でっかいし
背でっかいし
大変なんですよ 本当に。
あなた 嫁を そういう風に
態度でっかいとか言っちゃっても
全然うまくいってるの?
全然… 事実なので 大丈夫です。
もう 樹里ちゃんの方も
やっぱり そうよね。
これが 嫁とあなた?
キレイよね でも 本当に。
嫁姑の3人で。
黒柳さん 私 思ったんだけどさ
私はさ
娘を産んだ事もないでしょ。
だから ちっちゃい時からさ
学費も払わなくてよくて
洋服代も払わないし
全部払わないで 払わない…
全部払わないで 大きくなって
タダで うちに来ちゃったんですよ
2人。
2人か うん。
樹里ちゃんと あーちゃんと。
だからね もう 本当 息子がね…
息子産んでよかったと思って。
タダで こんないい子…。
でもさ 息子は産んだんでしょ?
2人産んだでしょ?
そう 2人産んだけども
タダで こういう子がね…。
学費も払わないし
なんにも知らないで
うちにタダで来ちゃったから。
でも あなたね 嫁が…
息子の嫁が来る事を
タダで来たって言う人は
少ないわよ。
でも 本当 タダでしょ。
タダほど高いものはないですよ。
おっかないな!
そんな事 言わないでよ!
おっかないじゃん!
おっかないな!
わからないですよ これから。
ハハハ…! おっかないな。
タダより高いものはない。
そうですか。
あなた この姑をどう思ってます?
えっと… 楽しくやってます。
はい。
面白い人だなと思って。
面白い?
あーちゃんの方が面白いよ。
すごくチャーミングで。
子どもみたいなところもあるし
やっぱり
すごく尊敬できるところも…。
本当かな? 本当かな?
嘘ばっかし言っちゃってさ。
テレビなんで 一応 そういう事…。
えっ? あっ テレビだからね。
嘘ですよ 嘘ですよ。
尊敬なんかしていませんよ
あーちゃんは。
してます。
でも 本当に正直で いい人よね。
本当に正直ですね。
本当。 その点は 本当だと思う。
今 明日香さんの子どもは
何歳になったの?
えっと
5年生 3年生 1年生ですね。
そうか。 みんな お料理するの?
よくしてくれます。
ねえ こうやって見てると。
もう お手伝いっていうか
1品作ってもらったりとか…。
そんなにするの?
うん。 してくれますね。
いいね。 あら すごい!
なんだか上手そう。
上手な… 上手にやりますよ。
作って 食べてって
私のとこに持ってくるでしょ。
私がね 褒めるの ちゃんとね。
おいしいときは 「おいしい。
すごいね すごいね」って言って
やる気にさせちゃうね。
でも 1回
子どもたちが作ったハンバーグが
焦げちゃったんですよ。
でも それを レミさんにも
食べてもらうっていうんで
出したら 普通だったらね
失敗しても
「もう やっただけ偉い!
上手にできたわね」って
言いそうになるじゃないですか。
でも お義母さんは
そこ すごくて
「焦げちゃったじゃん。
どうして焦げちゃったの?」。
「焦げたとこは食べないよ」
って言って
ちゃんと残したんですよ。
子どもは… なんだろう。
褒められたら なんでもいい
って事じゃなくて
どうして
失敗しちゃったんだろうとか
そうだよな
これは失敗だったんだよなとか
そこで ちゃんと こう 失敗を
受け止められるじゃないですか。
だから 大人と…
大人だからって
子どもの事 なんでもかんでも
褒めるんじゃなくて
ちゃんと ここはいけなかったね
こうすればよかったねって
言ってあげるのは すごい…
すごいなと思って。
でもさ 嫁に 姑が
「なんで焦がしたの?」って
言っただけでも
もう 大騒ぎになるうちも
あるっていうのにさ。
そうですね。
そりゃ ありますよ。
確かにね。 「いいじゃないですか
子どもが作ったんだから」
って言ってね
怒る人もいるかもしれないけど。
だから
お宅がうまくいってるのはね…。
明日香さんの子育てを見てて
あなた どう思うの? レミちゃん。
ほっぽらかしのようなんだけども
ほっぽらかしてないね。
ほっぽらかしてますよ。
そうかな?
ほっぽらかすっていうか…
だって もう
子どもとはいえ
その人の人生じゃないですか。
だから 別に… 好きなように
選んでいってくださいとは
思ってるから。
私が何か言う筋合いない
っていうか。
でもね
いろんな事 聞きに来たりね
「ママ これ どうするの?」
「何が?」って
必ず ちゃんとね 気にして
私といっぱいしゃべってても
「ちょっと静かにしてて」って
私 怒られちゃうの。
「静かにしてて」ってやって
「何? 何?」ってね
子ども中心なんですよ。
どっちが正しいんでしょうね。
すごいですよ。 子どももすごいし
お義母さんもすごいし。
もう 私 聖徳太子じゃないから…。
わかる。
そうすると
私に「黙って」って言うからさ…。
順番にどうぞ 順番にどうぞ。
はい お義母さん どうぞっていう。
もう 「若いものには巻かれろ」
ですね。 はい。
あの… りっちゃんは
お料理 どうなんですか?
すごくやってくれます。
子どもたちのお弁当は もう
夫が毎日作ってくれますし。
えっ ちょっと待った。
子どもたちのお弁当は?
はい 3個作ってくれてます 毎日。
本当に?
そうなんですよ。 そうなんですよ。
なんか 私が 今日 ごはん
面倒くさいなって思っても
夫には その面倒くさいっていう
感覚がなくて。
和田さんがそうだったのよ。
あっ 本当?
もう 脳みその中にね
「面倒くさい」って言葉
なかったって。
りっちゃんが作ったお弁当
今 どんどん写ってますけど
本当に おいしそうよね。 ご飯も
なんか いろんなものが入ってて。
お義母さんにもね
届けに行ったりして。
私のとこにも たまにね
「このお弁当 食べる?」って言って
持ってきてくれるの。
おいしいんですよ。
りっちゃん作ったの? それ。
そうなんです。
すごいね。
なんか知らないけど
私 このうちとさ 私のベロとね
一緒でね ベロつながりでね
なんか 私がね 息子に
しょっちゅう食べさせてたものが
あーちゃんのところにね
いくらしくて
ちゃんと 同じものをね…
ねっ 同じよね。
ああ そう。 でも 台所で
見てるんでしょうね 子どもはね
どのぐらいのもの入れたら…。
いやあ そうだと思います。
その… 面倒くさがらずに
ちゃんと料理を作る
っていうところは
お義母さんを見てて
そうだと思うし。
ある日… 夫が お皿洗い
よくしてくれるんですけど
してる時に…
お義父さんが
昔 毎日 皿洗いしてて
「面倒くさくないの?」って
聞いたら
「これが気持ちいいんだよ」
って言ったんですって。
「夏は冷たい水 冬は温かいお湯
触れるから
皿洗ってると気持ちいいんだよ」
って言ったんですって。
そういうお義父さんの姿を
自然と見てる夫だから
今 自然と
イクメンだなんだとか
言わずに
当たり前のように
家の事もやってくれるので
親が そういう姿を見せるって
大事だなと思って。
でもね 皿ばっかりね
洗ってくれたからね
うちの和田さん。 だから 私も
皿洗い機をね 買っちゃったのね。
だから 私も和田さんに言ったの。
「最近さ 皿洗い機
買っちゃったからね とってもね
手がね キレイになっちゃったよ」
って言ったの。 そしたら
「それは 俺が言う言葉だよ」って
言われちゃって。
「洗ってるのは俺だから」って?
「洗ってるのは俺だから」って?
そうそうそう。 言われちゃった。
でも 話違うんですけど
毎月29日には お肉を食べる日って
決めてるんだって?
そうなんです。 肉の日があってね。
そう 肉の日。
おいしいお肉が届くんですよ。
ああ そう。
お義母さんの所に。
あっちから届くの?
そう 届くの。
お義母さんの所に届くので
焼いてくれるんですよ。
それをみんなで…。
持っていってね 焼いてね
食べるの おいしいね。
あっ みんなで
こんな事やってるの?
これ お庭ですね。
これ どこんちの庭?
うちです。
お宅 こんなに
庭 広かったっけ?
黒柳さんはね
夜しか見えた事ないから。
夜しか行った事ないからね。
昼の庭をね。
でも あれですか?
女子会みたいなのはするの?
おうちで。
女子会… 女子っていうか…。
樹里ちゃんと3人で… みんな
子どもらが帰っちゃって
息子らが帰っちゃったあと
うちで3人で なんかね。
何 しゃべってるんですかね。
なんか でも
結局 遅くまで
3人でワイン開けて。
でも ワイン飲んだりするの?
3人で。
そう。
飲んでますね。
いいね ワイン おいしいね。
何 しゃべってるのか
わかんないけど
べちゃくちゃしてますね。
そう。 でも レミちゃん
よかったじゃないの。
和田さんいなくなってさ
そうやって寂しいって思っても
みんな 息子のお嫁さんが
そうやってね
慕って来てくださったら
うれしいじゃない。
そうですね まあね。
でも 寂しいよね。
でも 和田さんとは違うからね。
和田さんは和田さんで もう
あーちゃんは
あーちゃんだもんね。
それはそうですね。
この間のね これがね
溝がね 埋まらないよ これ絶対に。
だって 1日も欠かさず
お茶を こう
和田さんの所に置くんですけど
朝 入れたての。
仕事で おうち空ける時も
私たちに連絡してきて 「代わりに
お父さんに お茶をあげといて」
って言うぐらい…。
そんな事 言うの?
はい もう 1日も欠かしてない…。
1日も。 だから 今
もうすぐ3年だけど
1回も欠かした事なくて。
偉い。
あっ これ…
あれ 篠山さんが撮ってくれたの。
あら!
レミさんがすごいね 髪形が…。
髪形ね そう。
長かったね。
一番左がレミさんなの? あれ。
うん そう。
これ ちっちゃかったね
このくらいの時がね…。
可愛い。 これも篠山さん?
そうです 篠山さんです。
篠山さんと和田さんと
仲良かった…。
そうですよね。
和田さん。
どこ? これ。
これ どこだ?
どこ…。
どこでしょうね?
これね。
海? 向こう。 海?
外国じゃない?
外国かな? これ。
あなた 子ども連れて
外国行った事あるの?
そうです。
もう… そう。
いい思い出ですね。
いい思い出ね。
いろんな事やって よかったね。
ねえ よかったです。
でも レミちゃん だいぶさ…
今 泣いてないけど…。
元気になった?
元気になったって思うけど どう?
ああー…!
1人だとダメ。 1人だと
「和田さん 和田さん 会いたいよ
和田さん 会いたいよ」って
言っちゃう。 もう 言っちゃう。
そうよね。
でも 和田さんって
いい人だったもんね。
いい人だった。
絵もうまかったけども
あんなに優しい人って
いなかったわよね。
絵と同じですね。
そうそうそう。
ねえ 優しい絵 描いてね。
そう。
ごはんは ちゃんと食べてるの?
あなた それでも。
私 ここんちで食べてます。
いや だって
ごはんですよって誘わないと
芋と栗ばっかり食べてるんですよ。
言うんじゃない! そんな事を。
電話すると
「なんだよ 今 芋食べて
おなかいっぱいだよ」って。
「また 芋食べたんですか?」って。
もう 心配ですよ。
ふかし芋?
そうそうそう。
で 栗?
そう 栗も大好き。
栗と芋 大好きね。
じゃあ うちで 旦那さんいないと
芋と栗だけで暮らして…。
そうなんですよ。
呼ぶの いつもね。
そう…。
食べてもらわないと
芋と栗ばっかり。
また ここんち行くと
テーブルの景色がね
見えないくらいね まずね 葉っぱ。
野菜 出てくるの。
野菜がいっぱい出てくるのね。
そうですね。
これは お正月ですけどね。
これは もう…。
すごいじゃない。 なんか キレイ。
お正月ですからね。
でも こういうお皿で食べると
おいしいわ やっぱりね。
お正月って感じがしますよね。
でも あれですよね
あっという間に
そうやって 子どもが3人になり
まあ いなくなる人もいるけども
だんだん増えてね 楽しいね。
でも 絶対に どんな大金持ちでも
絶対 死んじゃうんですよね。
まあ そりゃそうよね。
話が飛ぶけど そう思いますよ。
でも しょうがないよ。
ねっ 世代交代ね。
まだ死なないでしょ お義母さん。
私? 私?
いや わかんない。 わかんないよ。
まだまだ お二人とも
妖怪のように ずっと元気で…。
チャックさん 元気で…
チャックさん 元気ですよ。
妖怪って言わないでよ。
ハハハハ…!
妖精。 妖精ですね。
妖怪と妖精 随分違うね。
危なかったね あーちゃん。
間違えました 妖精で。
でも レミちゃんは 新幹線で
明日香さんから言われた事が
とっても残ってるんだって?
忘れられない…。
そう。 それで あーちゃん
知らないっつったでしょ
あーちゃん!
あーちゃん 言ったんですから
私に 本当に。 新幹線でね
どこかから帰ってくる時にね
いきなり… ダダンダダン
ダダンダダン ダダンダダンって
新幹線が走ってる時にね
いきなりね
「私がレミさんの老後
見ますからね」って…。
いきなり言うかな?
言ったんだから! 言った…。
私 驚いちゃって。
で 私の事務所のマネジャーにさ
「大変だよ! こういう事
言ってたよ」って言ったら
「ああ そうですか」っつってさ
「よかったね」って言われたけど
あーちゃん
知らないっていうからさ
イヤになっちゃった 私。
言ったじゃないさ!
まあ 別に 見ますけど…。
「老後の面倒見ますから」って?
「老後の面倒見ますから」
っつったんですよ。
なんで言っちゃったの あんな事。
覚えてない。
イヤだな! そんな事…。 何よ!
口から出任せ
言わないでちょうだいよ。
そんなの 別にさ
宣言しなくても…。
どっちにしたってそうなるでしょ。
そうそう。 だから 別にね。
うわー 嘘だね。 見ないよね。
絶対見ない。
見るわけないでしょうよ。
いや なんとかします。
どうして あなた
そういう事 言うの?
悪いでしょ。 悪いでしょ だって。
見させたら?
じゃあ あなた どうするつもり?
それじゃあ。
私は どこか
施設入るんでしょ? きっと。
施設にね うん。
黒柳さん どうされます?
私も考えてないけど。
私と入りましょうよ 一緒に。
レミちゃんとは入らない。
ハハハハ…!
なんで? なんでですか?
すごいな。
受け止めてくれる所あるかな?
私とあなたと一緒だったらね
それは 周りの人が大変だね
ちょっとね。
私 黒柳さんと入りたいな 一緒に。
一緒に入ってもいいけど
周りの人が うるさいと思うと…。
そうかな そうかな。
でも レミちゃんの事 私 好きよ
とっても。
私だって大好きよ。
本当に 大好きだからさ。
正直だしさ 優しいし。
本当に あの なんていうの
心から いい人だって思う。
だけど 一緒に老後を暮らすか
っていう事になると…。
なんで… なんでダメなの?
だって…。
まあ じゃあ 私が
まとめて なんとかします。
まとめて?
じゃあ 黒柳さんの面倒も見て。
もう 私が。 できる事は
なんでもやらせていただき…。
お料理 上手ですから すごく。
それはいいですよね。
和田さんとの思い出の本が
発売されて
『おいしい子育て』
っていうんだって?
そうそう
『おいしい子育て』 そう。
緑のね… これ これ これ。
そうそうそう。
中 全部 和田さんの絵でしょ?
はいはい 和田さんの絵で そう。
可愛い。
可愛い。
これで もう…
これね 25年ぐらい前に
書いたんですけども
最近ね これ 復刻版で。
あっ そうなの。
そう。 それで これが 今ね
3刷りだかなんかになっちゃって
売れてるんですって これが。
すごい。
よかったね でもね。
和田さん いなくなってさ
和田さんと一緒の本が
そうやって売れる…。
そう。 だから 和田さんが 絵ね…
天国からヒューッて降りてきて
ヒャーッと描いたみたいな感じで。
喜んでますね きっと。
うれしいね。
でも 明日香さんは
レミさんのレシピも
参考にするんですか? なんか。
もちろんです もちろんです。
本当に…。
本当かな? 本当かな?
もちろん。
今 お義母さんのレシピで
ごはん作って
お義母さんに食べてもらうと
すごい「おいしいね あーちゃん」
って言うんですよ。
いやいや
お義母さんが考えたやつだから…。
あーちゃん作ると おいしいよ。
すごくおいしいよ。
本当 上手なんですよ。
そうしよう そうしよう。
うち 近いの?
ここですか? とっても近いです。
すごい近いの すごい近いの。
じゃあ 今度 行く。
絶対ね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
『徹子の部屋』は
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