SWITCHインタビュー 達人達「橋本愛×田中泯 EP2」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

SWITCHインタビュー 達人達「橋本愛×田中泯 EP2」[字]

ドラマ「あまちゃん」でブレイクした女優・橋本愛×「鎌倉殿の13人」で話題沸騰のダンサー・田中泯。年齢差50歳、変幻自在の活躍を続ける橋本愛の素顔に田中が迫る!

番組内容
伝説のドラマ「あまちゃん」でブレイクした女優・橋本愛。その後も数々の作品に出演、変幻自在の活躍を続けている。そんな橋本が会いたいと望んだのは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」出演で話題沸騰のダンサー・田中泯。年齢差50歳、EP2の今回は、人生初のダンス公演を控えた橋本を田中が訪ね、その素顔に迫る。橋本の役作りの秘密、共演ドラマ秘話、歴代名ドラマの秘蔵映像も。橋本のダンス公演の舞台裏にも密着!!
出演者
【出演】女優…橋本愛,ダンサー…田中泯,【語り】岡田将生,満島ひかり

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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  13. 下手
  14. 可能性
  15. 感覚
  16. 教授
  17. 結構
  18. 人間
  19. 俳優
  20. お芝居

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

アイドルになりた~い!

今から9年前
伝説のドラマ「あまちゃん」で

大ブレークした…

去年の大河ドラマ「青天を衝け」では

主人公 渋沢栄一を支える妻に大抜てき。

お義父やお義母様も
「よくやった」と褒めてくださいますよ。

お千代もか?

フフフ… えぇ。 千代もです。

凛としながらも温かみのある演技が
絶賛された。

♬「恋人よ 僕は旅立つ」

最近では
女優だけでなく

繊細な歌声も話題に。

♬「染まらないで帰って
染まらないで帰って」

そんな橋本と語り合うのは…。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で

話題沸騰中の…

時が来れば…。

思う存分 戦ってくるがよい。

菅田将暉演じる源 義経を
戦へと送り出すシーンでは

たった1分の登場にもかかわらず
トレンド入り。

お茶の間を沸かせた。

♬~

田中の本業は…

決まった振り付けも衣装も必要とせず

即興で その場のエネルギーを
すくい取って踊る。

♬~

唯一無二の存在感で 世界から絶賛され

これまで 30か国以上で

公演を行ってきた。

一方の橋本も この春

人生初のダンス公演に挑戦する予定。

えっと このときに 1 2…。

おお~…。

1 2…。 タタタン! そう。

これまで 本格的に
バレエや踊りを習ったことはないが

なぜか 無性に
体を動かしてみたくなったという。

踊りに人生をささげる田中と話すことで

インスピレーションを得たいと
考えていた。

田中 泯さんの 何ていうんだろうな…

…っていうのを 何だろう…

見たり感じたりすることで…

みずみずしい演技の橋本と
ダンサー 田中。

年齢差50歳の2人に何が起きるのか。

♬~

3月。 ダンス公演に向けて
猛練習中の橋本を

田中 泯が訪ねた。

ハハ…! こんにちは。
こんにちは。

よろしくお願いします。

そうですね。 鏡がありますね。

あっ 本当ですか。

そのとき…

みんな 鏡見て こうやってるんですよ。

それが もう 駄目なんですよ。
へえ~!

何つったらいいかな…

いよいよ 対談がスタート!

私は もう 自分でやろうと思う前から
この世界に入ったんですよね。

きっかけとしては…

やりたいかどうかって聞かれても

正直 どっちでもいい
どうでもいいって言ってて。

けど 否定はしなかったんですよね。

やりたくないからやめてとも
やりたいからいいよとも言わずに。

やっぱり
自分の意思っていうのがなくて

まあ…

1996年 熊本県で
3姉妹の真ん中に生まれた橋本。

母親がオーディションに応募し
12歳で芸能界デビュー。

アイドルになりた~い!

2013年には 朝ドラ「あまちゃん」で

アイドルを目指す
美少女を演じ

大ブレーク。

明日も あさってもあるもんね。

楽しくなかった 私は 全然。

あんなの 消したい過去。

以来 数々の映像作品で

変幻自在の姿を見せ続けている。

あ~ 臭い 臭い!
お前なんか これ以上臭くなるか!

でも きっかけは
成島 出監督っていう映画監督の方が

「本当に
下手くそだね」って言ってくれたのが

結構 きっかけだったんですけど。

それはラッキーだね。
本当 そうなんです。

もう ずっと…

そこで 何か 合致して。

そこから もう 結構…。

はい。
本当に?

あの たぶん…

そこに…。

いや…。
お芝居に関しては。

でも この間も…

本当に久しぶりに…

で 僕は それで うれしいんだよね。

分かります。

彼が言ってくれた
下手さっていうのは

ちゃんと…

…っていうことを
言ってくれたんですよね。

それは
めちゃめちゃうれしくて。

先ほどおっしゃったみたいに
「うまい」っていうのが…。

さっき ちょっと 本意じゃない言葉を
使ってしまったなと反省したんですけど。

私も…

「うまい」じゃなくて もう 何か

技術とか そんなの…
分かんないし 知らないけど

何か 本当 すごいよねっていう…。

私自身が そういう役者さんの
演技とかが すごく好きなので。

要は たぶん うまくないんですよね。

下手なのもそうだけど
やりたくないっていうのもあって。

この2~3年で。

そうすると もう
今までの お芝居してる感覚と

本当に 全然違って。

…っていう
すごく不思議な感覚なんだけど

これが真理だと思ってしまうような。
何か そういう…

あっ こんな領域があったんだなって
感動してから

やっぱり…

これだなと思ってからは もう
すごく お芝居が好きになりましたし。

…って思うように
なりましたね。

役の人生を掘り下げる橋本に対し
田中の演技は

踊りと同様

「体の動き」が
ベース。

塩を作る職人を演じた
朝ドラ「まれ」では

実際に 1週間
職人に弟子入りし

体に動きを たたき込んだ。

僕は とにかく 俳優をやろうと思って
生きてきたわけじゃなくて。

お芝居でも もう 僕は とにかく

はるかに ほかの俳優さんたちとは
遅れて始めた人間ですから。

…っていうふうに思ったんです。

で 僕は 演技をするということに…

「背中は どんなふうなんだろう」

「腰は
どんなふうなんだろう」ということを…

なるほど。
そして…

…と思うようになったんです。

全く そうですよね。
声の張りやトーンが変わったり。

あとは 何だろう…

そういうときとか…

私は…

そういうことが すごく多くて。

何か だから 本当に…

だから 人間が…

人って すごいなって
お芝居中に すごく思うんですよね。

実は この2人

3年前に放送されたドラマで
共演を果たしている。

あの…。

私は 教授のことが好きです。

いくつになっても

自分を肯定してもらえるのは
うれしいものだな。

大学院生の橋本が

年の離れた教授に思いを寄せる
ラブストーリー。

次第に惹かれ合っていくさまが
繊細に描かれる。

こんなうれしいこと… ないです。

ありがとう。

♬~

ハハハハ…!
うわ~… 懐かしい!

よ~く覚えてますよ 僕は。
ハハ…! 本当ですか。

結構 いっぱいのシーン 覚えてます。
本当ですか。

僕自身も 恐らく 無言なんで

言葉っつって 別に いろはが
出るわけじゃないんだけれども

何か そういう…

たぶん お互いなんだろうと思うけど…

正直 言って。
わあ うれしい…!

「はい じゃあ 次 こっちから」
「はい じゃあ 次 こっちから」って…

やっぱり…

ちくしょ~…! って。
ハハ…! 本当ですか。

やっぱり だから それを意識的に…。

何回やったとしても…

やっぱり 日常では もう使わない。

尋常じゃないぐらい
集中力というか 何か

人間そのもののパワーを使うみたいな
そういう感じがあるので。

だから…

それが 最近
すごく好きなやり方です。 なるほどね。

2人が共演したドラマで

特に田中の印象に残っているのが
このシーン。

教授が一方的すぎるから。

特に あの
最後のほうの 海岸で…

それ スタッフに言っても
分かんないから

まあ やりましたけど。
本当に

ああいう場面でも
存在が生きているっていうか。

そういった意味では とってもよく
記憶しているシーンだらけでしたね。

たぶん…

…って 僕は ずっと思ってて。

だから
ひょっとしたら俳優さんっていう仕事は

自分が言わないようなことまでも

セリフとして
言わせてもらったりとかして。

…なんて
思ったりもしますね。 運が良ければ。

確かに。

お芝居なんかでも 台本 読んで…

台本 頂いて そして その人…

対象になる方のことを読んでいて

あっ ひょっとして…

でも 私は…

何か 自分が 人を殺す可能性も
ゼロじゃないと思ってるし

同性愛者になる可能性だって…。

何か もう…

…って思うんですよ。 でも

何か でも やっぱり…

ふだんの人生は。 だから 何か

こんな何億パターンの
自分の可能性があるのに

その中の「1」じゃないですか
普通の人生は。

でも…

そうですよね。

そうなんですよ。

でも 自分の中にいる
他者みたいなものっていうのを

考えるとね…

…っていう言い方をするんです。
かっこいい!

かっこいいでしょう? 私はとにかく

「私」という…

…っていうような
言い方をするんです。

これは二重人格とか三重人格とか
っていうものとは全く違って

意思としてあると思うんですね。

だから そこにはいかないっていうのを
千分の一か 万分の一かの私が

決定していくわけじゃないですか。
そうなんです。

意識っていうのは 基本的に
そういうふうにして

成立してるっていうふうに思いたい…。
そうですね。

でも 何か 今も…

読書好きとして知られる橋本。

日々の暮らしで感じたことを
雑誌に連載している。

女性の生きづらさについて書かれた
エッセーを読んだときには…。

やっぱり…

…みたいな そういう 何だろうな…

それは 感覚としてですけど…

何ていうのかな… 私は やっぱり…

…っていうのがあって。

たぶん それで 自分も 自分のことを
どういう呼び方すればいいのか

分からないっていうのが たぶん…。
そこら辺は あれじゃないですかね

本当に…

単純ですよね。
なるほど。

いろんな言葉によって
人生 あっ こっちいこうとか

こう思うことで こんなに景色って
反転できるんだとか

それで
どんどん生きやすくなってきて。

本当に…

でも…

それは 何か…

何だろう…

そういう ちょっと不思議な…。

僕の言い方をするとね
やっぱり…

例えば 手をたたくとかね。
子どもの遊びや何かで

手たたいて こんなことやったりする
遊びが あるでしょう?

…と思ったりすることがあるんですよ。

どうしても
なぜ こうすることにしたのかって

分からないじゃないですか。

おいしいものを食べたときに
パ~ンってやって

「うわ~ おいしい!」とかって
言ったりするじゃないですか。

あれ 訳分からんですよね。
これはジェスチャーじゃ 全くないですよね。

そんなことだらけなんですよ 実は。
今でも 僕たちはね。

そうやって
いろんな動きをすることによって

まあ 言ってみれば…

そうすると…

時代っていうか時間が

何万年か知りませんけど…

だから こっちが
言葉を欲しかったんだっていうのが

何か 今 泯さんが

「踊りが言葉を待っていた」っていう
そのセンテンスが

今 初めて…

それこそ…

…と思って。

それは もう…

それぐらいに
重大なことだって気付いてからは

やっぱり そこを解放していく…。

こうやって 泯さんとお話しして

それをもとに…

楽しみ!
ハハハハ…! はい。

ありがとうございました。
ありがとうございました。

対談から10日後。

橋本の故郷 熊本県。

熊本地震からの復興・再生を祈る
ダンス公演が本番を迎えた。

♬~

(拍手)

4分間のダンスを 見事 踊りきった橋本。

表情は晴れやかだ。

丸ごと すくわれたような。

何か 今
ごっそり いなくなった感じがして

すごく 何だろうな…
とても心地良いですね。

…っていうのを本当に痛感していて。

それが 少しでも
ちょっと 体感できたような気がして

本当に楽しかったですし
またやりたいっていうふうに思ってます。

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