出典:EPGの番組情報
開運!なんでも鑑定団【江戸絵師<円山応挙>作&<老舗>秘宝に超ド級値】[字]
■超貴重!?異常に巻いた<奇妙な化石>に驚き値■まさか大発見!?江戸絵師<円山応挙>作…<龍と虎>に衝撃鑑定!■老舗のお宝一挙鑑定…秘蔵絵になんと超ド級鑑定額■
詳細情報
番組内容
お宝は亡き父が北海道で60年かけて採取した奇妙な形のアンモナイトの化石。殻の巻き方が通常のらせん状ではなく、蛇がとぐろを巻いたかのようで一見すると気持ち悪いため、家族は皆すぐに処分したがっている。しかし生前父は「おれのコレクションには価値がある」と豪語していたため、番組に応募。果たして結果は?「老舗のお宝鑑定大会」は名品続出!
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】近藤サト
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】第2回老舗のお宝鑑定大会
【出張リポーター】石田靖
【出張コメンテーター】新井恵理那
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(阿藤ギャラリー代表取締役)
神保寛司(「東京サイエンス」代表)
東原武文(『扶桑書房』店主)
渡邊章一郎(『渡辺木版美術画舗』代表取締役)
関連情報
【番組公式ホームページ】
https://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/【見逃し配信】
https://video.tv-tokyo.co.jp/kantei/ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- アンモナイト
- 万円
- お宝
- 応挙
- 石田
- 本物
- 老舗
- お願い
- カメオ
- 依頼人
- 異常巻
- 鑑定団
- 結果
- 作品
- 新井
- オープン
- ジャカジャン
- ニッポニテス
- ホント
- 羽二重団子
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
この番組は
(3人)こんばんは。
さあ 「鑑定団」始まりました。
今週も よろしくお願いします。
(拍手)
この番組の打ち合わせの最短が
ついにレコード更新されたんで。
おっ なんと!
ディレクターが
ついに楽屋にも
入ってこなかったです。
どんな感じだったんですか?
12月21日 オンエアです で終了です。
(笑い声)
<元フジテレビアナウンサーで
現在ナレーターとして活躍する
近藤サトさん>
<小学生の頃から
我が道を行くスタイルで
部屋には 近藤真彦
舘ひろしのブロマイドの間に
広隆寺の弥勒菩薩 半跏思惟像の
写真を飾り
その美しさに
うっとりしていたそうです。
大好きなテレビの仕事に
携わりたいと…>
<女子アナブームの真っただ中。
難関のフジテレビアナウンサー試験に
挑戦すると見事合格。
入社1年目にして
夜のニュース番組の
アシスタントに抜てきされました。
その後も主に報道番組を担当。
局のニュースの顔に。
退社後は
落ち着いた声質を生かし
一方で
日本大学芸術学部の
特任教授として
アナウンス 朗読などの
指導も行っています。
そんな近藤さんといえば
グレイヘアがトレードマーク。
きっかけは 東日本大震災のあと
防災バッグを
準備していたときのこと。
白髪染めを入れようとして
自らの危機感のなさに
あきれるとともに
20年以上も白髪は染めるもの
という固定観念に
縛られていたことに気付き
白髪を染めるのは
もうやめようと決意。
50歳のとき
グレイヘアで
初めてテレビ出演した際には…>
< というネガティブな反応が
ほとんどでした。
ところが しばらくすると
多くの女性から ありのままの
自分を楽しんでいて すてきと
賛同の声があがるように>
<グレイヘアブームの
火付け役となりました>
依頼人の登場です。
東京都から お越しの…。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まあ グレイヘアが お似合いで。
ほぼ和服ですか?
今 出られるときっていうのは。
そうですね
この番組の打ち合わせも
結構 長くさせて
いただいたんですけども。
えっ!? どうなってんねん!
そのときに ぜひ
着物でお願いしますって…。
事前の打ち合わせでね。
はい。
「鑑定団」は でも もうピッタリですよ。
あっ ありがとうございます。
お宝を拝見したいと思います!
お宝オープン!
おっ!
アンティークのカメオブローチです。
カメオのブローチ。
数年前に欲しくてたまらなかった
印籠と根付を買ったんです。
はい。 いくらやったんですか?
24万円です。
24万で!
ただ 買って手に入れて
帰る道すがら なんとなく
イヤな予感がし始めたんですね。
もしかしたら変なモン
つかまされたのかなって。
かもしれないって
バーッて調べられる限り調べて
絶対これは偽物だと思ったんです。
気づいちゃったんです。
まだカメオいかないです。
いつ出てくるんですか これ?
いかないです。
それで
私やっぱね 自分は もうホントに
欲の塊だなと思いました。
いや もういいですよ そのへんの
くだり。 早くカメオ出して 早く。
やっぱりねと思って
私は次に どこ行ったか?
どこ行きましたでしょうか?
クイズですか。
まさか 買った店に戻った?
(近藤)行きました。
うわ 性格的に行きそう。
お金を返してくれとは
言わないけれども
なんかと交換してくれって。
あぁ~!
で この中から なんでも
好きなものをどうぞって
おっしゃっていただいたんです。
それで手に入ったのが
このカメオのブローチ。
だから 全然
カメオには興味がなかったんです。
はぁ~。
ははぁ~。
これ普段は使ってないんですか?
洋風のものも和風のものも
帯留めに作り変えて
使うんですけど
あれ大きすぎて仮面ライダーみたいに
なっちゃうんです。
(笑い声)
ご本人の評価額です。
おいくらでしょう?
24万円です。
取り返したい 元を。
まいりましょう オープン ザ プライス!
さあ ご覧ください。
どうだろう?
やった!
30万円!
えっ!? えっ!?
すごい!
30万円!
よかった よかった。
中のシェルカメオは
イタリアで作られたもので
19世紀の半ばから後半にかけて。
中に描かれてるのは
ゼウス 全知全能の神で
彫りが すごく細かいですね。
フレームは
イギリスで作られたものですね。
一見ね
金のように見えますけれども
ピンチベックという材質で
銅と亜鉛の合金で
非常に金に近い光沢 それから
錆びにくいということで
19世紀のアンティークジュエリーには
非常に多用されました。
大きめですけれども
でも これくらいのカメオを
帯留めになさる方も
結構いらっしゃいますよね。
大事になさって
いただきたいと思います。
交換していただいて
ありがとうございました。
使ってくださいよ。
ゼウスいてもいいですか?
いいじゃないですか もう。
ここぞというときに
このゼウスの帯留めで。
ぜひ大事にしてください。
どうもありがとうございます。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
<続いては 北海道 札幌市から。
向かったのは こちらの道場>
<次なる依頼人は…>
< きっかけは…>
< すると メキメキと上達し
6年後には
館長の長谷川さんから
指導者として手伝ってほしいと
頼まれたそうです。
では 全日本空手道連盟公認
2段位の技を>
<思わず 息をのむほどの迫力>
< これからも頑張ってください。
そんな空手の先生のお宝は?>
<休みになると
近隣の山へ出かけ
あるものを
大量に持ち帰ってきたそうです。
< しかし 去年
肺がんを患い他界。
数多くのコレクションが
遺されたのでした>
母は今 実家で
1人で住んでるんですけれども。
< こちらが…。
全国放送は
ちょっと恥ずかしいと後ろ姿で>
そこらにあるものは もう…。
邪魔くさくて。
< と さんざん。
しかし 生前 父は…>
< と自慢していたので
それが本当か確かめるべく
応募した次第>
鑑定 よろしくお願いします。
<スタジオで拝見しましょう>
依頼人の登場です。
北海道から お越しの…。
ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくどうぞ お願いします。
やはり姿勢がいいですね
やっぱ武道やってる方は。
ピシッとしてますね。
ねぇ~。
先生 穏やかそうだから
あんまり怒らないような
タイプに見えますけども
そんなことないんですか?
怒るんですか?
一番怖いって言われます。
えっ 意外。
ふだんは優しいんですけど
ダラダラしてたり
遊びだすと どなります。
そうですね 子どもたちへ…。
や~い わ~い…。
こら 何やってんの そこ!
ちゃんとやって です。
優しい…。
優しい この先生。
恥ずかしい。
子どもから愛されるわ。
お宝オープン。
えっ?
これ 何ですか?
お食事時に映していいのかと
思っちゃうかもしれないけど。
(北口さん)アンモナイトです。
ちょっと思ってたんと違う。
(笑い声)
俺が知ってるアンモナイトと違う。
普通のアンモナイトって 渦巻いて…。
そうです そうです。
感じなんですけど これは一応
奇形のタイプらしくって。
ちょっと形が変わった?
(北口さん)はい。
めちゃくちゃ嫌そうやもんね
茜ちゃん。
ここにいるだけで
においがしてきそうな
気がしちゃいますもんね。
(北口さん)下の段の真ん中…。
これですか?
父親は それがいちばん自慢の…。
これは健康だなぁ。
(笑い声)
今回 もし 高額がついたら
どうしますか?
(北口さん)ぜひ 処分したいです。
本当に欲しい方に
譲りたいですね。
母親に 持って帰ってくるな
って言われてるんで。
お母さん 恥ずかしいから
後ろ向いてましたけど
直に 仏壇に文句言うてるみたいに
なってますよね。
まだ自宅にも
普通のタイプがあって
それも一緒にサービスでつけるって…。
なるほど なるほど。
これ1つお買い上げの方に
3点か4点ついてくるらしいです。
アンモナイト祭りでございます。
< なぜか?
このあとわかる。
アンモナイトは 4億2, 000万年前から
6, 500万年前までの間
海洋に広く生息した。
一見 巻貝のようだが
現在の
<巻貝との違いは
殻の断面を比較すると
一目瞭然で
巻貝の内部は
仕切りがないのに対し
アンモナイトは 隔壁で区切られた
小部屋の連なりとなっている。
この小部屋を 気室といい
その内部の体液の量を
調節することで 浮力を保ち
らせん状に回る 気室の先の
住房と呼ばれる部分に
イカの頭部のような
本体があったと考えられている。
また 呼吸のために吸い込んだ
海水を噴射して
海中を泳いでいたのではないかと
推測されている>
<一般的に アンモナイトというと
殻を 平面的に隙間なく
らせん状に巻いたものを
イメージするが
このような巻き方を
正常巻きと呼ぶ。
それに対し
あまり知られていないが
殻の内側と外側が
くっついておらず
巻きがほどけていたり
さまざまな方向に曲がったり
ねじれたり
あげくには まっすぐに
なっているものもあり
これらを異常巻きと呼ぶ。
とはいえ 遺伝的な異常や
病的なものではなく
さまざまな環境に適した結果
獲得した形である。
この異常巻きアンモナイトのなかで
日本を代表するのが…>
<北海道のおよそ9, 200万年前の
地層で初めて発見し
新種として論文を発表した>
< しかし 専門家からは…。
いくらなんでも
< と批判されたが 22年後…>
< そのため
矢部が論文を発表した
10月15日は
日本古生物学会により
化石の日に
認定されたのであった。
更に 1988年
東京大学の大学院生だった
岡本隆が…>
<不規則ではなく 海中で
最も適した姿勢を保つための
フィードバック機能により
形成されることを
解明したのであった。
それによると ニッポニテスには
平面巻き 右巻き 左巻きの
3通りの成長プログラムがあるが…>
<平面巻きを続けていると
やがて殻の入り口は
上を向くようになり
上限を超えるため
右巻きや左巻きに変えて
修正する。
これを続けると 殻の入り口は
下を向くようになり
やがて 下限を超えるため
巻き方を変えて上方修正する。
また データの値を変化させると
巻きが密になったり
緩くなったりするが
これは ニッポニテスのなかに見られる
個体差に一致した。
更に この計算式は
バネを引き伸ばし
塔のような形をしたアンモナイト
ユーボストリコセラスにも
当てはまることが判明。
これにより
この2つの
異常巻き
アンモナイトは…>
<改めて依頼品を見てみよう。
すべて異常巻きアンモナイトの化石で
ニッポニテスが4点
ユーボストリコセラスが10点である。
いずれも
北海道で産出したもので
ヒビや割れはなく
状態はよさそうだ>
不思議だなぁ
でも ちゃんとした…。
ちゃんと アンモナイトのなかの
そういった事情があって
ああいう形になったんですってね。
どうですか?
今 VTR見て
すごいじゃないですか。
ちょっと父を尊敬しました。
ちょっと尊敬しましたか。
じゃあ これは もし 今日
価値のあるものなら
持って…。
帰りたくないです。
帰りたくない
はい わかりました。
< このあと
ご本人の評価額です
おいくらでしょう?
30万円で。
30万円で?
わかりました 期待しましょう。
まいります オープン ザ プライス。
さあ いくらだ?
あら? あっ!
すごい!
290万!
すごい すごい!
(拍手)
やった すごいぞ これ。
え~ 笑ってごめんなさい。
すばらしいコレクションです。
中生代の後期にですね
こういう異常巻きアンモナイトの一群が
現れるわけですね。
下の段の4点が ニッポニテス。
アルファベットのですね Uの字が
連続するんですね。
規則性のあるアンモナイトですね。
特に 真ん中…
状態も非常によくてですね
貴重なもので 70万。
他は
らせん状に巻いたアンモナイトですね。
クリーニングで
かなり磨いたような状態で
殻の部分が
飛んでしまってるような形態に
なってますんで ちょっとそこが
惜しいというか…。
<東京で3代以上
かつ 100年以上続く
名店の集まり
その名も…>
< こよい
その東都のれん会に加盟する
老舗の店主が
お宝を持って
大集合。
迎え撃つ鑑定士は…>
<早速いってみよう>
老舗のものとか 何か
取り寄せたりしてます?
どっか行ったりとか。
ちょうど おととい…。
ずっと続いてきた
味なんだろうなっていう。
あぁ やっぱ深みがありますか。
< まずは 団子の老舗
羽二重団子から>
いらっしゃいませ。
<1819年
谷中と根岸を結ぶ芋坂下で
植木屋を営んでいた
初代庄五郎が
道行く人々に団子を出し
自慢の庭木を見せたことが
その始まり。
この団子が きめが細かく
羽二重のようだと称され
いつしか屋号も
羽二重団子となりました。
その味は 昔から変わらず
こし餡と生醤油の2種類。
多くの文人墨客に愛され
小説や随筆に
数多く登場しています。
夏目漱石の
『吾輩は猫である』には…>
<正岡子規は
病床での日記で…>
< と詠んでいます>
すっごいですね。
正岡子規さん はい。
< もちろん今日は
その2人が愛した
羽二重団子をお持ちした>
1本ずつ召し上がる オーソドックスな
召し上がり方の他にですね
なるほど。
交互でね。
< お宝は
花袋は 明治から
昭和初期にかけて活躍した
自然主義文学の小説家で
『蒲団』や
『田舎教師』などで知られる。
1929年 病床にあった花袋を
曽祖父が見舞ったところ…>
あ~。
<以来92年
ずっと店に飾っている。
本人評価額は
これくらいはしてほしいと50万円。
店の歴史を物語る
とても大事なものだが
日に焼けてしまったのが
少々気がかり。
果たして 結果は!?>
ジャカジャン!
<残念 ちょっぴりダウン!>
ちょっと下がったけど。
昭和3年の12月に花袋は
脳いっ血で倒れちゃうんですね。
それで 左半身が
不随になっちゃうんです。
右手のほうは まだ使えた。
ただ 4年の5月に
咽頭癌の発病もしまして
体調は 決してよくなかった。
これだけ大きなものを書く
っていうのは
ホントに感謝されて
書かれたんだと思います。
で 大魚躍って
とっても難しい言葉で
「大魚」っていうのは
おそらく 羽二重団子さんのこと。
日々の修練を積み重ねていくと
店が発展していくだろう
という意味を込めて
書かれたんだと思います。
保存状態が悪いということと
花袋そのものの評価が
下がってしまった
ってことが この評価。
大事にされたらいいと思いますね。
<続いては はんぺんと
かまぼこの老舗 神茂から>
いらっしゃいませ。
<看板商品の
<当時 江戸湾で
サメがたくさん獲れ
その肉の利用法として
作りはじめたそうです。
今も昔と変わらず
<細かくしたサメ肉をこし
山芋や調味料などを加えて
石臼で練り上げると
空気を含んで フワフワに。
熟練の職人が
ひとつひとつ木型にのせ
木べらでたたきながら
かたどっていくと
軽くて コシの強い
はんぺんが生まれます>
次男ですか。
こうしたほうがいい
ああしたほうがいいって
っていうふうになりまして。
やいやい言うんやったら
お前やれよってなったんですね。
< その際 会社には…>
言ってもらえるなら。
気になって。
ちょっと
< とても大変だったが
十数年かかって
なんとか立て直すことができた。
代々その味を守ってきた
はんぺんは
軽くあぶって食べるのがオススメ>
ん~!
何もつけなくても
おいしい。
< お宝は…>
< すべて
<3枚続きの作品が
36組収められている。
5代前の先祖が 大正時代に
手に入れたと聞いている。
綴じてあったのがよかったのか
色がとてもきれいに残っており
なかでも こちらの
はあ。
<更に 浮世絵に詳しい人に
この作品を見てもらったところ
「これは 大変珍しい!」
と言われた。
なぜなら…>
これは楽しみですね。
<本人評価額は
期待を込めて100万円。
もともとは
ダンボール箱に入れていたが
珍しいと聞き
奮発して桐箱をあつらえた。
果たして そこまでする必要は
あったのか?>
ジャカジャン!
< これは すごい!>
36組ありますが
ほとんどが
三代目の歌川豊国のものです。
それで 7組ですね
初代広重と 三代豊国が
合作したものがあります。
広重は 風景画の名手です。
で 三代豊国は
役者絵とか美人画の名手です。
ですから 人物を豊国に頼んで
背景を広重に頼んだら
さぞかし売れるであろうと
版元が考えて
で 結果 よく売れました。
雪景色ありますね。
これが 全部のなかで
最も評価が高いであろうと
思います。
残念ながら 北斎は
これには携わっておりません。
<続いては
あんぱんの老舗
いらっしゃいませ。
<日本人の味覚に合うパンをと
苦心を重ね
1874年 酒饅頭をヒントに
酒種を使った
あんぱんを生み出すと
たちまち大人気に>
<翌年には 親交があった
山岡鉄舟の推挙により
明治天皇へ献上。
その際 八重桜の塩漬けを
添えたことから
桜あんぱんと
呼ばれるようになり
今もいちばんの人気商品です>
<1階の売り場には
さまざまな種類の
酒種あんぱんのほか
イーストを使った欧風パンなど
常時 100種類以上が並びます>
(石田)もう 刀が使えませんし。
はい。
<今日は 焼きたての
桜あんぱんをお持ちした>
(石田)今ね
桜の塩漬けが広がって。
ありがとうございます。
やっぱり 桜あんぱんか。
いやあの…。
(新井)あれ?
カレーパン?
え~っ!
< お宝は こちら>
< いつ誰が どのようにして
手に入れたのか
まったく わからないが
30年以上前から
店の4階にある
フレンチレストランに飾られている。
今回 出演するにあたり
何かうちに お宝はないかと
従業員に相談したところ
この絵を薦められた。
しかし自分は…>
ちなみに これ
なんの絵やと思うんですか?
弊社の1階の…。
そうですね。
<本人評価額は
あてずっぽうで20万円。
長年 身近にあり
いつも目にしていたため
この絵が 有名画家の作とは
いまだにピンとこない。
果たして 結果は!?>
(石田)ジャカジャン!
< やった!>
川端龍子 会場芸術といって
結構 豪放な絵を
描かれた方なんですけれども。
昭和34年に 文化勲章を
受けていらっしゃいます。
(新井)すごい方じゃないですか。
(安河内)落款から拝見すると
昭和の一桁くらいの
作品だと思います。
もしかしたら その大きさ
あるいは形から
風呂敷の
原画ではないのかなと。
木村屋さんが
発注されたのかもしれないなと。
絵の作品として 描くんであれば
ここに何か鳥を入れたり
するんでしょうけれども
描きすぎるよりも
描かないことでの
そよぐような動きが感じられて
空白を生かして
墨だけなんですけれども
強弱があって これだけで1枚の
絵にするというところは
ホントに さすがだなと思います。
今 改めてでも
新しいような感じがしますし。
<続いては 漆器の老舗
黒江屋から>
いらっしゃいませ。
<1689年 漆器の名産地
紀伊国・黒江村から江戸へ出て
日本橋で
漆器店を興したのが始まり。
1774年 京を拠点に
呉服や小間物を手広く
商っていた
柏原家が経営を引き継ぎました。
その後は 大奥や諸大名に
出入りし 事業を拡大>
<現在は 日本全国の
伝統的な漆器だけでなく
モダンなデザインの器やアクセサリー
ガラスやステンレスに 漆で絵を
描いたものなども扱っており
さまざまな漆の技を
紹介し続けています>
名前 変えちゃうんですね。
そうです そうです。
えっ。
孫ちゃん。
< お宝は
<江戸時代 先祖は商いのため
江戸と京を行き来しており>
<見開きに 虫について詠んだ
狂歌が2首ずつ書かれており
それに合わせた絵を
歌麿が添えている。
赤蜻蛉といなごに
ききょうと なでしこの花。
ひぐらしと くもに
とうもろこしなど。
上下巻 合わせて
15図が掲載されている>
(新井)へびと花って なかなか
見ない組み合わせですよね。
細かいですね。
(石田)おけらや おけら。
たけのこに おけら?
変わった
組み合わせなんですか?
えっ おもしろっ!
<本人評価額は
創業332年にちなみ332万円>
< あの有名な歌麿なので
これくらいはすると思ったが
新井さんにそう言われると
急に不安になってきた。
このあと
<創業332年の
老舗漆器店に伝わる
<果たして 結果は!?>
(石田)ジャカジャン!
< これは すごい!>
(石田)えっ!
えらい
落ち着いていらっしゃいますね。
最高の本だと思います。
(石田)すごい。
大英博物館だとか いろんなとこに
所蔵してますが
コンディションが これ以上のものは
世界中
探してもないかもしれない。
赤い色 年月がたつと
変色するんですが
その当時の色といっても
いいくらいの鮮やかな。
出版されたのは 1788年。
発行部数は 200を超えることは
ないと思いますね。
その当時の最高の版画技術
最高の絵の具 最高の紙を
使っていると思います。
それは この本をプロデュースした
蔦屋重三郎
その人の力が
非常にあったと
思いますね。
歌麿が 後に美人画の
大家になりますけれども
認められる第一歩として
才能が開花した
すばらしい本だと思いますね。
(石田)美人画の前やったんですね。
じっくり見たら 蜻蛉の足の
1本1本 ひげみたいなのとか
1本1本 描いてますもんね。
見れば見るほど
楽しくなりますよね。
(石田)大切になさってください。
はい 大切にします。
どうも ありがとうございました。
(新井)ありがとうございます。
<続いては 愛知県東海市から。
早速 ご自宅にお伺いしました。
次なる依頼人は…>
<腕立て伏せや スクワットを
毎日欠かさないそうで
とってもお元気。
他にも独特の
健康法があるらしく>
実は…。
< えっ 歯ブラシ?>
<粗塩で磨くのがこだわりで>
まず朝 起きたら
1回磨きますよね。
そして朝ごはん食べて磨きます。
10時くらいになると
つまみ食いしてまた磨きます。
お昼を食べて磨いて
3時ごろに
ちょっとつまみ食いして磨いて
晩ごはんを食べて磨いて
それから寝る前。
どうしても やっぱり…。
< ちなみに磨いているときは
いつも
< これからも変わらず お元気で。
ところで お宝は何ですか?>
<脇田さんのご先祖は豪農で
戦前 東京ドームおよそ4個分の
田畑を所有し
大変 裕福だったそうです。
今回のお宝は戦時中…>
高額で買ったと聞いております。
<脇田さんは 物心ついた頃から
お宝を見て育ち
とても気に入っていたそうで
結婚したときに…>
鑑定をよろしくお願いいたします。
<スタジオで拝見しましょう>
依頼人の登場です。
愛知県から お越しの…。
ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくお願いします。
7回は すごいですね。
歯医者さん行ってもね
歯茎しまってるねって
褒めてくれますよ。
つま先立ちして
磨かれるんですか?
これ もうクセになってますから
歯磨くときは必ず…。
歯を磨くという行為は
これだけじゃない。
こうして磨くのが歯を磨く。
背伸びすると 腹筋
お腹も締まりますね。
ケツも上がる…。
ケツも上がるし。
なんか ダイエットDVD
出したらどうですか?
お宝 オープン!
お~っ!
「鑑定団」でのおなじみの絵師。
円山応挙と書いてあります。
おじいさんが買ったんですけど
おじいさんの弟が
画商みたいなこともしてて
私の実家が裕福だったもんで
売りつけたというか
そんな話を聞いております。
私 大好きでね 小学校の頃に
これを画用紙8枚分で…。
描いたことあるんですか?
これを一生懸命 マネして。
虎の毛も細かく描いてますよ。
ホントに私も虎の毛を描くのに
筆をはさみで ちょん切って
1本の筆と3本の筆と
そういうのを作って…。
龍の目 右へ行ったら
右で にらみつけられるし
左へ行っても
左で にらみつけられるんですよ。
どの角度で見ても にらまれる。
今田さん どうですか?
えっ?
目がついてくると思います。
いや 1回も目が合わない…。
<江戸時代中期
見たままをそのまま描く
写生によって
日本美術に革命をもたらした
絵師がいた。
その男 円山応挙いわく…>
<店の商品に
箱の中に設えた風景画を
凸レンズを通して見る装置
のぞき眼鏡があり
応挙は その絵を描くことで
西洋の遠近法を我がものとした。
更に 町絵師
石田幽汀に弟子入りし
当時 主流であった
狩野派の技法を学ぶだけでなく
中国画の模写も積極的に行い
自らの絵画に取り入れた。
本格的に写生に
取り組むようになったのは
30歳を過ぎた頃のこと。
圓満院の門主 祐常との出会いが
きっかけであった。
祐常は 本草学に
強い関心を抱いており
応挙に植物を理解するには
忠実に捉える写生の重要性を
強く説いたのである。
流派に属さぬ応挙は
その写生を通して
対象の本質に迫らんとした。
好んで描いたのが
身の回りの小動物で
なかでも子犬を得意とした。
子犬は古くから
吉祥の画題とされているが
応挙ほど子犬の愛らしさを
魅力的に捉えた絵師は
いなかった。
まさに 本物以上に
本物らしいと言えよう。
かと思えば
見たことのないものも
まるで見てきたように描いた。
幽霊の伏し目がちな相貌の
はかなさ。
応挙は このような幽霊画を
いくつか遺しており
虚空に浮かぶように立つ
幽霊には足がないという
イメージを世に定着させた。
ときには あえて具体的に
描かないこともあった。
この竹林には
雨も風も一切の描写はない。
けれど しなる幹や
揺れる葉を見るだけで
人は そこに激しい雨風を
感じるのである。
国宝 『雪松図屏風』は
豪商 三井家の依頼により
制作されたもので
描かれているのは 雪の積もった
3本の松のみである。
雪のまばゆい
きらめきを表すため
地面に近い部分には
金砂子が まかれているが
驚くべきは 雪の描き方。
なんと 雪そのものには
何も塗られていない。
紙の白をそのまま
生かしているのである。
にもかかわらず
その雪は積もったばかりの
新雪であることは明白で
ふわふわとした質感が
見事に表現されている>
<改めて依頼品を見てみよう。
円山応挙の二曲一双 屏風である。
右隻には 渦巻く雲の間から
姿を現す龍。
左隻には 岩の上に座り
空を見上げる
猛々しい虎が描かれており
両者は鋭い目つきで
にらみ合っている>
<落款に 1775年と
あることからすると
43歳のときの作か?
しかし 応挙といえば
ほとんどが贋作。
もし本物なら大発見だが…>
さっきの雪すごかった…。
すごかった。
新雪 あえて何も描いてない。
描いてないって。
いや いかがでしょうか?
楽しみですね。
そうですか。
大発見らしいですから
本物でしたら…。
どんちゃん騒ぎですね。
うちへ帰ったら。
どんちゃん騒ぎ。
ご本人の評価額です。
おいくらでしょう?
1, 000万くらいで…。
本物だとしたら 1, 000万円。
わかりました。
まいります!
オープン ザ プライス!
さあ どうでしょう。
ご覧ください。
5万円!
ちょっと伸びなかったか。
応挙の作品ではございません。
本物であれば
3, 000万円はいたします。
重要文化財で
『雲龍図』というのがございます。
応挙の描く龍というのは 鋭い
ゴツゴツした感じがあるんですね。
ウロコなんかも もっと尖っている。
その勢いというか
気迫というものがなくて
おとなしくなってしまってる。
虎なんですけれども
応挙が最も得意とした画題の1つ。
一見 毛描きが細かく
描かれているんですけれども
胸の白い部分というのが いやに
くっきりとしてるんですね。
本物って もっと ふわっと
体の中の一部として
見られるんですが
そういうところがない。
顔料はいいものではなくて
印も合わないということで
紙質や何かを合わせても
おそらくは明治くらいに
描かれたもの。
いかがでしょうか?
ありがとうございます。
スッキリしました。
ぜひ ひと磨きして…。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
お気をつけて お帰りください。
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