開運!なんでも鑑定団【居酒屋になぜ!?超有名<鮭の絵>画家作に驚き値】[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

開運!なんでも鑑定団【居酒屋になぜ!?超有名<鮭の絵>画家作に驚き値】[字]

■幻の<エラー貨幣>9点…穴なし50円玉から江戸小判まで衝撃値■教科書で見た…<鮭の絵>画家作に驚きの鑑定結果■箱根駅伝レジェンドの家宝&美麗ガレに仰天鑑定額■

詳細情報
番組内容
依頼主は居酒屋の店主で、お宝は馴染みのお客さんから開店祝いにもらった近代洋画の開拓者が手がけた大名品。元々、そのお客さんとは別の居酒屋の客同士で10年来の付き合い。開店の際お宝をお祝いに持って来てくれた。40年以上前骨董店で30万円で購入したが、ヤニだらけで汚れていたため10年かけて専門家に修復してもらったという。お宝をもらって以来、その方から飲み代を頂いたことはない。果たして鑑定は!?
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】渡辺康幸(早稲田大学時代、箱根駅伝で大活躍したランナー。現・住友電工陸上競技部監督)
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】西洋アンティーク鑑定大会
【出張リポーター】松尾伴内
【出張コメンテーター】IKKO
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
竹内俊夫(「銀座コイン」会長)
山村浩一(「永善堂画廊」代表取締役社長)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役社長)
田中健(「那須オルゴール美術館」館長)
関連情報
【番組公式ホームページ】
https://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

【見逃し配信】
https://video.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 万円
  2. 松尾
  3. エラー
  4. お宝
  5. 油絵
  6. 由一
  7. 作品
  8. 日本
  9. 本人評価額
  10. エラー貨幣
  11. お願い
  12. ホント
  13. 依頼人
  14. 依頼品
  15. 印刷
  16. 今回
  17. IKKO
  18. オープン
  19. コレクション
  20. ジャカジャン

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

created by Rinker
ハゴロモ
¥2,041
(2022/09/08 00:41:36時点 Amazon調べ-詳細)

(一同)こんばんは。
さあ 「鑑定団」 始まりました。

今週も よろしくお願いします。
よろしくどうぞ お願いします。

(拍手)

お気づきでしょうか?
この拍手の多さ。

はい。
お客さんが スタジオに

戻ってきたということですね。

え~っ!?

観客の方いると
ちょっと緊張しちゃいますね。

今まで せえへんかったんかい!?
(笑い声)

第2区は 23キロ。
現在 13キロを過ぎた渡辺です。

第69回箱根駅伝は 第2区です。

<天才ランナーと呼ばれ
箱根駅伝 花の2区での

圧倒的な走りが
今も記憶に残る…>

<幼い頃から運動神経抜群で

なかでも走るのが大の得意>

<中学時代に出場した
駅伝大会の走りが

当時 市立船橋高校の
監督をしていた

小出義雄さんの目に留まり
同校に進学。

小出さんいわく…>

< その予言どおり…>

< また 10000mでは 当時の
高校最高記録を樹立するなど

輝かしい成績を収めました。

そして なんといっても
世間を驚かせたのが箱根駅伝。

瀬古利彦コーチに誘われ
進学した早稲田大学で

1年生にして各校のエースが集まる
花の2区に抜擢されると

区間2位で
8年ぶりの総合優勝に貢献。

翌年から 2年連続で

区間新記録を樹立し

4年時も花の2区でライバルだった

山梨学院大学の
ステファン・マヤカ選手を圧倒し…>

<卒業後は エスビー食品に入社し
オリンピックを目指すも

度重なるアキレス腱の故障に悩まされ
夢半ば…>

< その後は指導者となり
2004年に

母校 早稲田大学の駅伝監督に
就任すると

6年後には出雲・全日本・箱根の

学生三大駅伝を制覇。

現在は 住友電工
陸上競技部の監督を務め

世界で戦える日本人ランナーを
育成するため

日々 奮闘中です>

依頼人の登場です。

東京都からお越しの

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしく どうぞ。

走りこんできた人は初めてだ。

でも すごい戦績。

あの頃は モテましたけどね。
もう肥えてしまいましたけどね。

ちょっと重いんですよ。
今は?
はい。

(笑い声)

渡辺さんの奥様が
元テレビ金沢のアナウンサーで

で その彼女が新人の頃
僕は 1回 指導してるんですって。

あっ 奥さん。 どうも。
着物姿で。 ねぇ。

それ以来ということになりますか。
僕は。 お会いするのは。

そうですね。
30年くらい前ですかね。

30年ぶりくらいですかね。
はい。

今田さん
出会いは合コンです。

え~っ!? そうなの? そんなん
言うていいんですか? 奥様。

あの… お食事会で。
ああ。

そういう言い方してくださいよ。
(笑い声)

でも そのとき
あまりにも太ってて

同じ人だと思わなかったんです。

いや そんな番組ちゃいますねん!
(笑い声)

さあ 拝見しましょう。 お宝 オープン。

お~っ。
家宝っぽい。

九代 大樋長左衛門の
お茶碗 2点です。

姉が茶道やってまして

なじみの骨董屋で
買ったそうなんですけど

7点 そろってると ものすごく
価値が高いらしいんですけど

そのときに
持ち合わせのお金がなくて

2点しか買えなくて… っていう。
その2点です。

いかほどだったんですか?
いや 教えてくれないんです。

お姉さんは?
はい。

でも きれいですよ?
特に内側ですか?

ピカピカ光ってますよね。
そうですね。

実際 これで お茶を
何度か飲まれました?

はい。 使っていますね。
やっぱり使われてますよね。

お母様も茶道は
してらっしゃるんですか?

そうです。
で お姉様もやっている。

うち 娘が今 小学校
2年生になるんですけど

娘も毎週やってます。
お姉さんに習って?

娘さんに受け継いでいこうかな
くらい思ってるんですか?

そうですね。
ほな ホントに渡辺家の家宝に…。

そうです。 今回 結構 長い時間

会議を開いて
これにしてますので。

もしも偽物だったら…。

(笑い声)

私は茶道 やらないんですけど
正座もできないんで。

マラソンの…。
そうですね。

僕 足首まわりとか
すごく固いんですよ。

そうなんすか!
はい。

本人評価額です。
おいくらでしょう?

1つ 10万って考えて
20万円でお願いします。

2つで 20万円。
まいりましょう!

オープン ザ プライス。

いった!! 120万!

やった! やった!
おめでとうございます!

石川県 金沢市で
京都楽家の技術を受け継ぐ

ただ一つの脇窯
大樋家九代目 長左衛門の作品に

間違いございませんね。

2点とも
江戸時代初期の芸術家

光悦の茶碗を
写してるんですけども

そんで白いほうのお茶碗ね。
本家が高台が

釉薬が かかっておりません。

ただ それでは現代 大変に
使いにくいもんですから

透明な釉薬をかけて
使いやすくしてますね。

赤いほうのお茶碗は
本家は 胴にある

灰青色の丸い文様ね。
それが ないんです。

大樋焼の伝統の中で
いかに創作性というものを

加味しようかっていう
九代 長左衛門の工夫が

凝らされておりますね。
家宝として非常に

ふさわしい品物じゃないか
と思います。

いや~ これで…。

よかった。
(笑い声)

崩壊か 結束か。
よかった…。

<続いては 茨城県 北茨城市から。

早速 ご自宅にお伺いしました。

こんにちは>

こんにちは。

< こちらが
次なる依頼人の…>

< と いきなり案内されたのは
自宅に隣接する小屋>

< えっ? これが

何を集めているんですか?>

奥に 1000点くらいあります。

(片渕)集めましたね。

これが ホーロー看板です。
今も集めてます。

< それだけではありません。

ひときわ味のある
こちらのコレクションルームにも…>

< とにかく ジャンルが幅広い!>

あまり こう つながりが
見えてこないんだけど。

< その額 なんと…>

< ところが このことを
よく思っていないのが

近くに住む姉のみどりさん>

< その金額は…>

< せめて お宝は
いいものであってほしいと

願っているそうです>

<スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

茨城県からお越しの

お願いします。
よろしくお願いします。

はい。 好きなジャンルみたいなのは
決まってないんですか?

どこで探すんですか?
あちこち店行って。

骨董市とかは行かれるんですか?
行きました。

ビッグ…。

だって 野球のバットとかも
ありましたよ。

新橋…。

めちゃくちゃ 記憶力いいですね。
(笑い声)

お姉さん以外のご家族は
いらっしゃるんですか?

一人で頑張ってらっしゃる
ってことですね。
はい。

そうです。
わかりました。

アローンの人間に アローン確認して黙る
って最低ですよ。

失礼いたしました。
応援しますよ 俺は。

お願いします。
自信ありますか?

あります。
拝見します お宝オープン!

おっ! さあ こちら何でしょう。

エラー貨幣です。
エラー貨幣!

これ どこで
手に入れられたんですか?

展示会で。
展示会で。

交通会館?
有楽町の交通会館。

もう 細かい場所は大丈夫です。
(笑い声)

でももう すごいですよ。
めちゃくちゃなエラーですわ。

このへんなんかは もう
カット間違いというか

切り間違いですよね たぶん。

ホントに なんか 変な
切り方してもうてる。

一万円札は どこが…。

印刷ミス?
いちばん左側。

左側。
あっ もしかして この

なんか 線が入ってるやつ?
そうです。

やっぱり毎回 買い物とかして
お釣りとかきたら

もうちゃんと見るんですか。
はい。

すごいっすね。 コインはもう
むちゃくちゃですわ 五円玉。

ズレてる感じですね。
穴開いてない五十円玉とか。

これ以外にも エラーコインは
お持ちなんですか?

総額 いくらくらいですか?

1500万!?
はぁ~! 9点おいくらで

買ったんですか?
100万。

100万。 お姉さんに借りてるお金と
一緒じゃないですか。

(笑い声)

そうです。
ねぇ。 今回のが すごい

いい値段やったら
どうします?

もう返しますか? 早めに。

(笑い声)

<貨幣は
国家が公的な価値を与え

広く通用させる目的で
発行するため

その品質管理は
極めて厳格である。

しかし 不純物の混入や
管理体制の不備により

ごく稀に規格外の貨幣が
世に出てしまうことがある。

このようなエラー貨幣は
極めて数が少ないため

収集家の間では 驚くほどの高値で
取り引きされている。

今回の依頼品は エラー貨幣9点。

すべて日本のものである。

詳しく見ていこう。

9点の中で 最も古い

これは元文元年に 時の将軍
徳川吉宗が

幕府の財政悪化を改善すべく

金の含有量を減らし
発行させた小判である。

通常 元文小判の裏面には

後藤家の花押

製造した小判師と

吹所の験極印とともに

「文」の
文字が必ず刻まれている。

ところが 依頼品は

いわゆる 文なしエラーで

幕府の威信をかけた厳しい

管理体制をすり抜けて流通した
非常に珍しい品と言えよう。

こちらは 両面のデザインが
大きくズレて刻印された

打刻エラーの

< しかも 昭和22年の
大型50銭黄銅貨は

製造枚数が極めて少ない
幻のコインとされ

最低でも 10万円程度で
取り引きされている。

現在も使用可能な硬貨のエラーは
3点。

硬貨の製造は まず金属を溶解し

固まったものを
硬貨の厚みになるまで引き延ばす。

これを 丸い型に打ち抜き

縁をつけ 図柄が彫られた
刻印を設置した圧印機で

表と裏 両面同時に刻んでいく。

こちらの50円白銅貨は
なんと 穴がない。

丸い型に打ち抜く段階で
開けるはずの穴が

開かなかったエラーである。

10円青銅貨の表は
正しく刻印されているが

裏には 表の図柄が
写っているように見える。

これは 陰打ちエラーと
呼ばれるもので

表と裏の図柄を刻印する過程で

通常 取り出されるはずの硬貨が

取り出されずに 次の硬貨が
重なり

プレスされてしまったもの。

文字が反転し

凹凸も逆となっている。

貨幣の製造技術や検品の精度は

年を追うごとに
向上しているため

時代が新しくなるほど
エラーは極めて稀となる。

エラー紙幣は 4点。

紙幣は 大きな紙に
20から30枚まとめて印刷し

それを断裁するが
これらの工程で

エラーが起きてしまうことがある。

昭和19年に発行開始された
通称 楠公5銭。

福耳と呼ばれる
大きなヘタがついている。

これは 紙が重なった状態で
断裁されたもので

裏もしっかり印刷されている。

昭和21年から発行された
通称 二宮1円は

紙が重なった状態で
印刷された印刷エラー。

折れ目をのばすと 二宮尊徳が

一部 裏に印刷されている。

2000年に発行された

<通常 表の2か所に
印刷される

記番号は同じものだが

依頼品の記番号は 頭文字が

J Lと異なる
記号違いエラーとなっている。

最後は 依頼人の小松さんが
自ら発見した

<表の左端の印刷が
一部 抜けているというのだが

エラー貨幣9点

さあ 本人評価額です
おいくらでしょう。

150万。
150万。

それでは まいります
オープン ザ プライス!

うわぁ~! 321万!
(拍手)

すごいですね。
すげえ!

自分でもビックリしました。
ビックリしました?

大変立派なエラー貨幣の
コレクションだと思います。

50円白銅貨 50万円。

残念なことに ちょっとエッジに
削れがあるので

傷がなければ 100万以上の
値打ちはあると思いますよ。

そうか これ傷やったんや。
10円の青銅貨ですね 50万円。

とても少ないです。
えっ 50万!?

はい。 いちばん評価を
高くつけたのが 5円黄銅貨。

これ?
大きくエラーがされていますね。

はい ズレてる。
100万円。
えっ!?

60円ちょいですよ これ。
(笑い声)

いかにこの はっきりしたエラーか
大きいエラーか

品物の希少性とか
状態によってですね

その評価が決まってきます。
楠木正成像の五銭札ですね

30万円つけました。
え~っ!?

こんなに大きな福耳
見たことありません。

それから 二千円札ですね。

もうはっきりしたミスなんですね。

これは 当局が
気がつきまして

慌てて回収したんですけども

回収漏れがやっぱり
あったんですね。

最後に 福沢の一万円札。

1万円は 1万円。

その程度ではですね
評価はなかなかつけられない

というのが私の評価です。
お姉さん 返せますよ。

返しましょうか。

考えておきます?

これ 返さないですね。
返さないですね。

<長い歴史が育んだ美の極致。

今宵 珠玉の西洋アンティークが大集合>

<西洋アンティークの
大ファンだそうで…>

あっ 最終的に買うのね。
最終的に。

< まずは
着物リメイクが趣味の中村さん>

今日なんかは?
これは

後ろの部分が前にきてます。

いま…。

<20年前 独学で始めたところ
瞬く間に上達。

周りからの評判も上々で
講師を頼まれるほど。

そのモットーは…>

まず…。

すっごい素敵に
やってらっしゃるから

私 久々に

< お宝は…>

そうですね。

<高さ およそ20センチ。

百年戦争で フランスの危機を救い

19歳で処刑された
ジャンヌ・ダルクが描かれている>

コピーライターって
あれですよね なんか…。

広告の。
そうですよね。

<仕事の疲れを癒やすために
立ち寄った骨董店で

偶然このお宝を発見>

これ触ったときに ピタッときた?
はい。

< しかし
100万円すると知った夫は…>

高いもんだから

でも…。

<ジャンヌ・ダルクが大好きだったので
こんなキャッチコピーをつけた>

(松尾)はぁ~
やっぱ すてきですね。

IKKOさんなら
どんな感じですか これ。

<本人評価額は
買ったときと同じ100万円。

ちょうどバブルの
真っただ中だったので

高く買ってしまったのではと
心配している。

果たして 結果は!?>

(松尾)ジャカジャン!

< やった~!>

ありがとうございます。

陶器の作品というのは
非常に数が少ない。

ごく初期1880年代 90年代にしか
作られていなかった。

この作品は 1890年頃。
色彩が豊か。

<続いては 人気洋菓子店の
オーナーシェフ 佐野さん>

どちらにお店が?

(松尾)9店舗!

<レーブ ドゥ シェフは 1981年創業。

こだわりは もう一つ食べたくなる
すっきりとした後味。

なかでも 一番人気が
このショートケーキ>

美味しそうじゃないですか。

私ね

ちょっと我慢しないと

(松尾)えっ!?
大好き。

そう。

< そのお味は…>

(IKKO)ケーキ 自分でも作るんですよ。

生クリームって すごく重要で

甘みよりもコクのほうがね
大切だと思って。

すごいいい感じ。
ホントに これ

おっ!

< お宝は こちら。

アンティークの

<洋菓子の視察のために
ヨーロッパ各国を巡っていた際…>

(松尾)えっ!

一目惚れで。
おいくらだったんですか?

これ

それで

<特に気に入っているのが

ドラム カスタネット 6つのベルの音色。

実際に鳴らしてみると…>

(オルゴールの音)

(松尾)お~っ!
(拍手)

すてきですね なかなか。

<1本のシリンダーに8曲。

それが6本あるので
48曲楽しめる。

店に飾り
毎日鳴らしていたところ…>

<仕事が忙しくなり

店に しばらく
顔を出さずにいると…。

従業員が
蓋の上に花瓶を置いたため

こぼれた水で
表面が傷んでしまった。

しかも 中蓋のガラスは割れ
台も傷だらけ>

ただ 人が無意味にやっちゃった
けがみたいなものは

ちょっと味にならないから

ホントもったいないなと
思うんですよ。

<本人評価額は
ボロボロになってしまったので

買ったときの半分 100万円。

もし よいものなら 修理し

3月に開店した
新店舗で活躍させたい。

果たして どうなるのか>

<25年前 イタリア ミラノの骨董店で
一目惚れして購入した

シリンダー式オルゴール。

果たして 結果は!?>

(松尾)ジャカジャン!

< よかった~!>

19世紀後半のスイスで制作された
シリンダー式オルゴールに間違いありません。

とても精巧なものなんですよ。
これ全部オール手作り。

で シリンダー1本作るのも
数か月かかります。

非常に当時 高価だったんです。
これで舞踏会も開いたんです。

コンディションが
いまいちですけれども

オーバーホールしながらですね。

そうするとIKKOさんの言った
金額に当然なります。

<続いては 昨年
結婚したばかりの田村さん>

(松尾)ほう!

っていうふうに思ってたくらい…。
(松尾)なるほどね。

<実際に会ってみると相性バッチリ!

2か月後の

< こちらが

< お宝は…>

<高さ40センチ。

骨董好きの両親から
結婚祝いにもらったもの。

焼物や絵画などの
コレクションのなかから

好きなものを
持っていっていいと言われ

迷わず これを選んだ>

いちばん高そうだなと思って。

<母が言うには

首と肩に使われているブルーは
今では出せない色で

とても貴重なものらしい。

もし高ければ 売って…>

あら!

って夢があったので。
どういう結婚式だったんですか。

IKKOさん
この夢かなえたいんだけど。

だけどね 私

<本人評価額は
結婚式の費用 300万円。

毎日
妻といられるだけで満足だが

その願いをかなえられたら
こんなに幸せなことはない。

果たして 結果は!?>

(松尾)ジャカジャン はい!

<ダウンするも大健闘!>

いいものなんですけど
何百万するものではないんですね。

大きさが
40センチくらいありますよね。

2~30センチのものが
多いんですけれども

これだけの大きさのある
ものというのは なかなかない。

ストーンウェア 陶器と磁器のちょうど
中間くらいの温度で焼かれる焼物。

作られたのが1891年から1902年。

エリザ・シマンスという女流デザイナーの作品。

このブルーとか 茶色 ソルトグレーズ。

いわゆる
塩釉っていうんですけれども

特別な釉薬の特徴が出ている
いい作品だと思います。

<続いては ブドウ作りに
挑戦している宮田さん>

あっ ベランダで?
そう。

あっ これが あのブドウなんですか?
そうです。

何本くらいあるんですか?

<先日 近所の農家の方に

美味しいと褒められ
自信がついたので将来は…>

ちょっとした あの…。

それと あのちょっと…。

あっ すてきじゃないですか!

ただ それをやるためには…。

もう…。

< お宝は ベルリン王立磁器製陶所
通称 KPMの陶板画である。

3年前 骨董店の閉店セールで発見。

見た瞬間…>

憧れの方が この方に似てる。
そうです。

<35万円を15回の分割払いで購入。

毎日じっくり眺め
その人を思い出している>

その方は?

ほう~。

<当時は 話すこともできず
遠くから眺めるだけ。

まさに高嶺の花であった。

しかし 30代の頃 街でバッタリ再会。

久しぶりに見た憧れの彼女は…>

より すてきな方になってた。
そうですね。

< ところが 別の同級生から

彼女が すでに結婚する人が
いると聞いて大ショック>

なんかね…。

それが ちょっと…。

(笑い声)

<本人評価額は 期待を込めて
1, 000万円>

< その後 別のマドンナは現れず
現在も独身を貫いている。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! 20万円!

< う~ん 残念>

KPMではありません。

釉薬では 世界一って言われてる。

こういう厚塗りすることは
100%ないんです。

5回とか 6回とか

発色のために
何回か焼くんですけども

これ1回しか焼いてない。
まったく違う。

女性の顔の表情は 描けてますから
陶板として お楽しみになれば

いいんだと思うんですけどね。

<続いては
和物コレクターの高野さん>

どういったものを
集めてるんですか?

集めちゃってるの?
はい 琴爪入れなんですけども

一閑張という
製法で作られています。

300個超えるまで
集めてしまいました。
300個以上!

これはですね
引き札というチラシなんです。

(松尾)確かに 絵がきれいですね。
これも 300枚ちょっとに。

あと花嫁のれんっていって
加賀の花嫁道具のひとつです。

<他にも
セルロイドの小物や名刺のカタログなど

コレクションは 数千点にも及ぶ。

意外にも夫は とても寛容で…>

あっ 優しい。

許しを得まして
いろんなものを飾ってます。

< こちらが

実は…>

あっ おめでとうございます。
あっ ありがとうございます。

いや いやいや。

<最初は 職場の同僚だった
ご主人の片思いだったそうで…>

ご主人のほうは あの方いいなと
ちょっと思ってた?

そうですね。

(笑い声)

< お宝は こちら>

わっ すごい。

<大正から昭和初期の…>

マジョリカタイルって
どういうものなんですか?

パッと見た感じ
とても日本のものには

見えないんじゃないかと
思うんですけども

明治の頃になって
ヨーロッパのタイルとかが

日本の洋館に使われるように
なりましたけれども

そういうのを見て
日本の会社もですね

作りたいというふうに憧れて
そして真似をして

海外にも輸出されるように
なったんですけど。

(松尾)お好きなものは?
とても かわいらしいので

あのオウムが気に入っています。

右下のほうはですね
中国向けのものが多くて

あとは スーパーエンボスってなっていて
飛び出しているんですね。

<横から見ると
その立体感は一目瞭然>

昭和初期とか
大正時代の栄華ですよね。

そのときに
ダンスホールとか あとカフェとか

トイレだったりとか
いろんなところで

使ってらっしゃったんじゃ
ないかなと思うんですよ。

ホントに

大好き。

<本人評価額は
集めるのにかかった費用 40万円。

すると…>

(松尾)うわっ!

<自慢のコレクションを
IKKOさんに褒めていただき

感無量。

更に
鑑定額もよければ言うことなし!

果たして 結果は!?>

ジャカジャン!

< これは すごい~!>

ほう~!
ありがとうございます。

すばらしいコレクションですね。

もうホントに これだけ並ぶとね
もう圧巻としか言えない。

ありがとうございます。

幾何学模様のもの
これは数が多いんで

1枚4, 000~5, 000円。

スーパーエンボス 中国 インド輸出向けのもの
これは数が少ないんで

15, 000円くらい。
平均して 1枚1万円と。

もともとは
スペインのマヨルカ島の焼物で

錫釉の
白い焼物に絵付けをしたもの。

それを似たようなものをイギリスの
ミントン窯が作ったのが ミントン マジョリカ。

釉薬自体に色が付いている。

建築に使われるようになって
日本にも入ってきて

最初に作ったのが淡路島の淡陶社。

原型は イギリスのタイルのデザインから
始まってますから

同じデザインで
会社が違うとか時代が違う。

史料的にもね おもしろい。

すごいもの見せていただいたの
私もうれしいです。

<続いては 千葉県 市川市から。

なんとも渋いたたずまいの
居酒屋さんにおじゃますると…>

いらっしゃい。

<次なる依頼人は
店主の…>

< わぁ~ どれも新鮮そう>

そして 今が旬のホタルイカです。

<居酒屋 入吉は 4年前に開店。

それまで40年近く鮮魚店で
働いていた経験を生かし

厳選して仕入れた魚をお客さんの
目の前でさばいています>

< この美味しい魚介類を
目当てに

いつも たくさんのお客さんで
にぎわっているそうです>

< なんと

道行く人にも
喜んでもらいたいと

店の前で開催>

< へぇ~ 楽しみですね。

今回の お宝は…>

< その方とは もともと
別の居酒屋での客同士で

渡部さんが店を開店した際

お祝いに
プレゼントしてくれました。

作者の名前を聞いてビックリ!

自分でも知っている
画家だったので感激し

以来 ずっと店に飾っています。

ちなみに…>

鑑定よろしくお願いします。

<果たして どんな絵か?

スタジオで拝見しましょう!>

依頼人の登場です。

千葉県からお越しの

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしく どうぞ お願いします。

マグロの解体ショーって

1, 000円で全部売っちゃったら

結構マイナスにならないですか?
マイナスです。

マイナスですよね?
全然マイナスです。

今回のお宝ですけど

開店祝いで ボーンと
くれたんですか? 有名な…。

そうですね はい。

それは なかなかお酒飲んでもね
お代いただけないですね。

そうですね。

もし 今日 偽物でね
価値ないもんやったら

次から店来たら
倍取れますよ。

ええ。 もう おじいちゃんなんで

もうお金は取らないで。
そうなんですか? 優しい店!

さあ それでは お宝拝見します。
お宝 オープン!

あっ きれい!
いいじゃないですか。

高橋由一の油絵です。
いいですね。

隅田川の桜ですね。
これはいいんじゃないですか?

だと思います。
お店に飾られてるんですか?

そうですね。
店に飾ってあります。

大丈夫ですか?
醤油飛ばされたりとか。

ちょっと高いところに。
高いところにですか?

元の持ち主の方
どこで手に入れたって…。

骨董屋さんで 30万くらいで
買ったって言ってました。

それで 修復の人に頼んで
10年かけて直したらしいです。

すごいきれいですね。
そうですね。

これ 船に乗ってる人物がね

みんな
ちゃんとして描いてあるんですよ。

そうですね。
細かく描いてありますね。

細かく描いてあるので。
芸者さんが乗ってたり

侍さんが乗ってたりするの
わかるので。

なるほど。

今回 このお宝
すごい額ついたらどうしますか?

あっ… あら。

そのおじいちゃんから
いただいたものを…。

今 司会者2人とも
ちょっと ドン引きしましたよ。

売って どうするんですか?

(笑い声)

お店 関係ないんや!

< これは いったい何か。

縄に吊られた鮭である>

< ただ それだけ。

ただし 国の重要文化財。

高橋由一は 幕末から
明治にかけて奮闘した

日本における
洋画の開拓者である>

<幼少の頃から画才に秀で

狩野派に学んだ。

その一方で
剣術の厳しい修行にも励み

多忙な青年時代を過ごした。

激動の幕末を迎えた
20代半ばの頃

思わぬ出会いがあった。

友人から
西洋の石版画を見せてもらうと

その迫真の描法に心奪われ

武道も日本画も捨て

洋画の道に進むことを決意した。

しかし 当時の日本に
洋画を学べる場所はなく

10年近くも
悶々とした日々を過ごした。

1862年 幕府洋書調所画学局で

洋画を
研究していることを知るや

すぐに入局。

川上冬崖のもとで学ぶも
それに飽き足らず

横浜外国人居留地で暮らす

イギリス人挿絵画家 ワーグマンに師事し

研鑽を積んだ。

そして 『花魁』は日本人が
油絵の具によって描き上げた

記念碑といえよう。

明暗表現のつたなさゆえ
画面は平板だが

重層的な色彩効果や光沢は

油絵の具の特性を
最大に引き出している。

浮世絵の美人画しか
知らなかった人々は

口々に
生きているようだと驚嘆したが

モデルとなった 名妓 小稲だけは…>

< と 泣いて怒ったという。

この頃の由一は
油絵を描く喜びに満ちており

画題には 事欠かなかった。

豆腐 焼き豆腐 油揚げを
まな板の上に置いて

質感の違いをとらえ

鎧兜 太刀 弓矢を並べて

金属 布 木 漆といった
材質の違いを

見事に描き分けてみせた。

そして 『鮭』である。

注目すべきは その大きさ。

描かれた鮭は 実寸の120cm。

この絵のためにしつらえた

細長い
美濃紙に描かれたものだが

モチーフに合わせ
キャンバスの形を変えることは

西洋の静物画の常識外である。

今から 150年ほど前の油絵である。

見た目の精緻さを
極めるだけでなく

油絵の具を画面の上で盛り上げ

実際の手触りまでも
本物に近づけた>

<日本的リアリズムともいうべき
独自の表現が評価され

重要文化財に指定されている。

その後も
由一の探求心は衰えることなく

工部美術学校の教師
イタリア人画家 フォンタネージのアトリエに

足しげく通い

空気遠近法などを取り入れた
風景画も数多く残した。

叙情豊かに 詩情にあふれ

また 画材の国内生産 画塾の創設。

更に
実現しなかったものの

美術館構想を掲げるなど

油絵の普及のために
生涯を捧げた。

由一の作品には
サインは入っていない。

油絵を広く知らしめるために

個人の名誉を主張する必要は
なかったのであろう。

改めて 依頼品を見てみよう。

高橋由一の油絵である。

大きさは6号。

春の隅田川の風景が描かれている。

裏を見ると
明治8年とあることから

由一が47歳の時か。

詳しく調べたところ

このころ 由一は
よく似た構図で

隅田川の風景画を
好んで描いていたことが判明した。

依頼品は
精緻でありながら厚塗りで

油絵の具の質感を活かした
表現は

いかにも由一を思わせるが…>

さあ いかがですか?
VTRご覧になって。

本物かなっていう…。
ねえ。

ハーレー期待しましょうか。
アハハハ…。

ちなみに 欲しいハーレーって
いくらくらいなんですか?

100万くらいですね。
やっぱり高いか~。

今の かっこいいですもんね ハーレー。
そうですね。

ご本人 評価額です。
おいくらでしょう?

1, 000万円で。 はい。

ハーレー以外 何 買う…。
(笑い声)

じゃあ いきましょう。
まいります!

オープン ザ プライス。

さあ どうだ?

5, 000円!
えっ!?

まさか!
まさか。
えっ!?

メチャメチャいいのに!

高橋由一の作品ではありません。
ない?

まずは 画風なんですけれども

由一が描く絶対的な
写実表現から見てしまうと

やはり 甘さというのが
際立ってしまう。

例えば 桜の描き方なんですが

雑に ベタベタっと塗られている感じ。

由一だったら
もっと丁寧に もっと細密に

桜の咲き誇っている
華やかな質感っていうのを

抑揚をつけて描く。

人物とか 奥に見える建物まで

なるべく細密に
描ききろうとするんですよね。

それに対して この依頼品は
黒くぼかしているだけ。

これは 由一の描き方としては
あり得ないんですね。

もし これが
由一の本物でしたら

まあ 最低でも 2, 000万円以上は。
2, 000万以上!

いや~ 残念ですね。

まあ
その方との友情ということで

また店に飾って眺めてください。

どうも ありがとうございました。
(2人)ありがとうございました。

< お宝鑑定希望の方

お宝を売りたい方は

お宝の写真とエピソードを添えて

ご覧のあて先まで

どしどしご応募ください。

お待ちしています。

詳しくは番組ホームページを
ご覧ください>

Source: https://dnptxt.com/feed/

powered by Auto Youtube Summarize

おすすめの記事