出典:EPGの番組情報
歴史の専門家が選ぶ 難攻不落!最強の城総選挙[字]
日本全国の歴史の専門家にアンケートを実施!最強の城を大発表!果たしてNo.1に輝くのはどの城か!?
◇番組内容
攻めも守りも強い!「最強の城はどこなのか?」
日本全国の歴史専門家が選んだ難攻不落!「最強のお城」ベスト20を生放送で大発表!
▽「石垣が高くて攻められない」「自然の地形をうまく利用している」「城下町が要塞のようになっている」などなど、様々な観点から《難攻不落》《最強》だと思うお城5つを、歴史の専門家が難攻不落順(最強のお城順)に列挙。その結果をもとにランキングを作成し、ベスト20を選出します!
◇番組内容2
▽スペシャルプレゼンターとして木村文乃、菜々緒、広瀬アリスといった豪華女優陣も登場!
◇出演者
MC:爆笑問題(太田光、田中裕二)、ウエンツ瑛士
スペシャルプレゼンター:木村文乃、菜々緒、広瀬アリス
◇出演者2
ゲスト:石原良純、大久保佳代子、新納慎也、ビビる大木、山崎怜奈、本郷和人
◇おしらせ
☆公式Twitter
https://twitter.com/sousenkyo6ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
バラエティ – その他
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- お城
- 天守
- 石垣
- 熊本城
- 大阪城
- 小田原城
- 攻撃
- 難攻不落
- 場所
- 当時
- 卓也
- トラップ
- 宮崎
- 最強
- 大木
- 仕掛
- 萩原
- 本丸
- 江戸城
- 斎藤
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
当番組は同時入力の為、誤字脱字
が発生する場合があります。
<皆さんが最強だと思う城は
どこですか?>
城の魅力、それは
心奪われる芸術的な美しさ。
城の魅力、それは
風情ある城下町を
散策する楽しさ。
そして、最も大事な城の魅力
それは…。
<歴史上、日本に存在した城の数
4万>
木村:攻め落とすのが
難しかったであろう城を
歴史の専門家が厳選。
難攻不落、最強の城を決める。
<徳川20万の兵でも
落とせなかった
大阪城>
<8000発もの砲撃を
受け止めた
会津若松城>
<3カ月にわたる
籠城戦にも耐えた
小田原城>
<桁違いの攻撃力で
敵を寄せつけなかった
姫路城>
<果たして
最も強いのは、どの城なのか?>
いざ、開戦!
<今回は、皆様からの
ご意見ツイートを紹介>
<「#城総選挙」で
どんどんつぶやいてください>
<選ばれたのは
島根県安来市にあった城…>
<お城がある安来市は
どじょうの養殖で有名!>
<いろんな、どじょう料理も
楽しめるんだよね!>
<そうそう!>
<あと、町の演芸場では
安来節に合わせて踊る
どじょうすくい踊りも
見られるんだ!>
<楽しそう!>
<そんな、安来市にある
月山富田城のすごさは
上空から撮影すると
よくわかる>
<田園地帯を抜けた先に
見えてくるのが月山>
<この山の頂に立っていたのが
月山富田城なのだ>
<今は、城は残っていないが
当時の様子を再現した
模型を見ると…>
<狭い崖の上に
天守があった事がわかるね>
<実は中国地方を統一間近だった
戦国武将の毛利元就が
この城を
3万の兵で攻めたんだけど
3分の1の兵で撃退したんだ!>
<すごい!>
<そして
この城の強さのポイントは
山頂まで続く
曲がりくねった道>
<それが、こちら>
<急斜面の崖を
グネグネとした細長い道>
<その名も、七曲り>
<登る敵兵を疲れさせるように
わざと
グネグネする道を作った>
<本丸を目指して
登っていくと…>
<この道の細さにも
敵を撃退する狙いがあった>
スタッフ:結構、道が細くて
不安定ですね、ここは。
平原さん:そうですね。
道は原則、狭いです。
要するに、大軍が来ても
1列に並んでいく。
<登れるのは、この一本道のみ>
<大軍で攻めても
隊列が引き伸ばされて1列に>
<そこを
弓矢で一網打尽にされる>
<うわー!
これは逃げられないや>
<そして
ポイントは、この場所>
こういう所がですね
ちょっと
平らな所があったりする。
<曲輪っていう
兵士たちが待ち伏せるスペースが
山頂の城までの間に
いくつもあったんだって>
平原さん:後ろからとか
前とかから攻撃をされる。
もちろん
上からの攻撃がありますから
これをですね
攻め上がるっていうのは
とても大変だった。
<なんとか
山頂にたどり着いても
強固な城門に
阻まれちゃうんだ>
<続いて、第19位の城は…>
敵兵を見てですね
ほくそ笑むような
つくった人のいやらしさが
見えてくるようなですね
つくりになっている。
<選ばれたのは
滋賀県にある…>
<彦根城は、あの徳川家康が
大坂にいる難敵
豊臣家を監視するために
つくったお城>
<400年以上も
当時の姿で残っている天守は
国宝に指定!>
<実は、このお城の強さは
城や城下町に隠された
巧妙なトラップと
いわれているんだ>
<それでは、ここから
そのトラップの数々を
実際に、彦根城を攻めながら
見ていこう>
<調査するのは土佐兄弟>
<兄の卓也さんは
社会の教員免許を持つほどの
歴史通>
<まずは、あいさつ代わりに
お城に修学旅行に来た学生の
あるあるを披露>
ちょっと待って、おい。
買っちゃった。
買っちゃったわ。
卓也:えっ?
木刀。
卓也:意味ねえお土産。
いたけど、木刀買うヤツ。
<彦根城の巧妙なトラップ>
<2人が向かったのは
彦根城の南側>
<ここに1つ目のトラップが>
<実はこの町は、当時の区画が
ほぼそのままの姿で
残っているという>
斎藤さん:狭いでしょ?
こういう趣のある通りには
まだ残ってる感じですね。
卓也:趣すごいな。
有輝:風情がすごいよな。
斎藤さん:そうですね。
卓也:T字路だね。
<現れたのはT字路>
<一見
ただのT字路に見えるけど
実は、ここに巧妙なトラップが
仕掛けられているんだ>
<ええー!嘘!>
卓也:そこですか?
斎藤さん:はい。
はい、こんな感じ。
有輝:あっ、なんか。
<この道は
くいちがいという名の道>
<道を微妙にずらす事で
この先に待ち伏せた兵士たちが
狙っているかもと
警戒させる事を狙ったトラップ>
斎藤さん:そういう仕掛けです。
彦根城
まだ城内じゃないんですけど
お城の中入ってからも
こんな道がいろんなとこにあって
やたら
相手のスピードを落とす作戦を。
有輝:迷路みたいに
なってるんですね。
<城内に入ってきた2人>
<彦根城の巧妙トラップ
続いては…>
卓也:これが最後のお堀。
有輝:券売所だ。こんにちは。
斎藤さん:券売所です。
有輝:天守。
卓也:いいね。
有輝:すごくね?こんな
なんか、あれなの?急なの?
卓也:別に、でも
今は、トラップらしいトラップは
あんまりわかんないけどね。
<この、天守へ続く
一見、普通に見える坂道にも
トラップが>
斎藤さん:今、ここ…。
卓也:幅、すごいですよね。
斎藤さん:そう。
幅、一定だったら、同じリズムで
トントントンって上がれるんで
下、見ないで
上れるじゃないですか。
卓也:なるほど!
斎藤さん:こうなってると…。
<この階段
一段一段の段差や幅がバラバラ>
<転ばないように
足元を気にしている隙に…>
<櫓から一気に狙い撃ち!>
<うわー!この罠は
絶対引っかかっちゃうな!>
<彦根城の巧妙トラップ
続いては…>
<この階段を抜けた先には
次なるトラップが>
<それが、こちら>
<石垣に囲まれた
大堀切という空間>
<この空間には
一度入り込んだら超危険
すごいトラップが
仕掛けられているのだ>
斎藤さん:しっかり窓あって
今も、多分狙われる。
今、ここ石垣なんですけど
こっちからも撃たれてます。
卓也:嘘だろ?
<石垣の上から一斉攻撃>
<3方向からの攻撃で
袋のネズミ状態にされてしまう>
<彦根城の巧妙なトラップ
続いては…>
<この橋>
斎藤さん:実はね
ここの橋なんですけど…。
<攻め込んだ敵が
橋を渡ろうとすると…>
<こんな風に橋げたは簡単に外れ
一気に崩れてしまう>
<そして、天守へ続く道が
なくなってしまうのだ>
これ、設計に関わった人たちは
ちょっと性格悪いよ。
<彦根城の巧妙トラップ
続いては…>
<2人は
最後のトラップがある場所へ>
斎藤さん:はい。
卓也:これじゃないですか?
有輝:うわっ、すげえ!あれ。
卓也:ここ。
有輝:あれだ。
<白漆喰が美しい、この天守>
<実は、ここに
外からでは気付く事ができない
トラップが
仕掛けられているのだ>
卓也:中に入ったら
わかるんですか?
斎藤さん:中入ると
わかります。
<という事で、天守の中へ>
<果たして
どんなトラップなのか?>
斎藤さん:卓也さん、すぐ後ろ。
卓也:すぐ後ろ?
有輝:これか?なんだ?これ。
斎藤さん:空いてますよね。
よく見たら
他にもポコポコ空いてますよね。
卓也:これ?
斎藤さん:はい。
卓也:へえー!なるほど!
斎藤さん:彦根城は
漆喰壁でキレイに塗り固めて
キレイなお城に
なってるんですけど…。
<最後のトラップは
この隠し狭間>
<普段は
漆喰に塗り固められ、見えないが
戦の時には…>
<壁をぶち抜き、攻撃>
<油断している隙に、不意打ちで
攻撃されてしまうのだ>
卓也:すごすぎる!
もう勝ちでいいよ。
<という事で、第19位は
思わず引っかかってしまう
トラップだらけの彦根城でした>
≫素晴らしいほら貝と
太鼓で始まりました。
3時間の生放送で
お送りします。今回は
日本全国4万以上ある城の中から
難攻不落な最強の城を
決定します。
≫いよーっ!
≫歴史の専門家の
皆様にアンケートを取りまして
攻撃力が高い
防御力が高いなど
お城の強さだけを基準に
ランキングしました。
ちなみにすでに
なくなってしまったお城も
対象になっております。
日本の歴史上、どのお城が
一番強いのか今夜、決定します。
≫俺、シンデレラ城だと思う。
≫強くはない!
夢はあるけど…。
スタジオには
芸能界のお城好きや
強いもの好きの皆様に
お集まりいただきました。
≫よろしくお願いします。
≫強いもの好きの方も
いるんですね。
≫何?強いもの好きって。
≫強けりゃ何でもいいっていう。
≫良純さん、お城好き?
≫まあ、好きよ。
やっぱり、城を見てるだけで
ワクワクするというか。
お城がある街が
すごくうらやましくて
しょうがない。
≫城下町も素敵ですよね。
≫良純さん、VTRで
パッと何々城って分かったもん。
≫今、行ってみたいのは
月山富田城。
最近、整備されて山の上まで
ずっと上がっていけて。
尼子氏だから
山中鹿之助ですよ。
≫詳しいんだよ、いろいろ。
≫知識をひけらかしてる。
≫そして、新納さん
大河ドラマにも
出演されていました。
どうですか、お城に
印象とかお持ちですか?
もちろん、その中で
お芝居されますものね。
≫セットなんですよ
僕ら、お芝居と。
大河ドラマに出てるからと言って
お城に詳しいと思ったら
大間違いっていう。
≫今日、呼ばれて困ってる?
≫困ってます。
≫あとで皆様の1位予想も
聞いたりしますからね。
楽しみにしております。
≫大久保さん、この枠の中での
強いもの好きなんです。
≫強くて長いものには
巻かれたい。
巻かれたいほうで来てますね。
≫お城は?
≫小学校のころ
近所にお城のお堀があって
田原城っていう。
そこのコイに給食のパン
あげてました。
それが唯一の思い出です。
≫大木さんも歴史はやっぱり…。
お城はどうですか?
≫お城でいうと
埼玉の岩槻城っていうのがあって
今、城址公園に
なっているんですけど
子供のころ、そこで
カッパ見たので。
≫本当に?すげえな。
≫今日、その話も
また時間があれば…。
≫またカッパベスト10で。
≫怜奈ちゃん
いかがでしょうか?
≫私もお城巡り
しょっちゅうしていて。
この間も長野、小諸、上田って
全部長野にあるお城
3城を回ってきました。
≫小諸にある
古城のほとりだもんね。
歴史詳しいんだよね。
≫楽しみです。
≫そして、本郷先生にも
今日はいろいろお願いします。
≫よろしくどうぞ
お願いいたします。
≫更に今回
我こそは難攻不落だと自信を持つ
3つの城と
生中継を結んでおります。
早速、呼んでみましょう。
≫まずは大阪城の皆さん!
≫大阪城です!
大阪城天守閣の職員の皆さん
そして
ボランティアガイドの方々に
集まっていただいております!
ABCの増田にも
熱気がしっかり伝わっていますが
スタジオのほうにも
届いていますでしょうか。
≫届いてますよ!
≫良かったです。
≫適当に受け流したでしょ!
≫お前のボケがよく分からない。
≫適当になんて
受け流してないです。
とんでもないです。
我々もしっかり
盛り上がっていきますので。
大阪城天守閣広報部長の
イトウさんにお話を伺います。
今のお気持ちは?
≫こんばんは。大阪城は
今年この後ろに見えます
天守閣が90年を迎えました。
という年と、強さといえば
やっぱり石垣かなと思いますが
日本一の石垣を持つ大阪城
その名に恥じないような順位を
狙えればと思っています。
≫やっぱり1位予想でいきます?
大阪城は。
≫日本一ということは
それにふさわしいというと
やっぱり1位でしょうか。
≫そりゃそうだよな。
≫10位だと思いますって
言うわけないもんね。
≫続いて、呼んでみましょう
熊本城の皆さん!
≫はい!
熊本城盛り上がってますか?
≫おー!
≫この熱気
伝わりますでしょうか。
熊本城は
2016年の熊本地震で
大きな被害を受けましたが
2037年度の
完全復旧に向け
一歩ずつ歩みを進めています。
今回の総選挙も
励みにしたいと考えています。
所長、意気込みいかがですか。
≫難攻不落の城といえば
やはり熊本城。絶対1位とるぞ!
≫おー!
≫熊本城、気合十分です!
≫よろしくお願いいたします。
≫いろんなバケモンが後ろに…。
≫バケモンじゃないよ!
ゆるキャラ的なやつだよ!
≫くまモンはいないの?今日は。
≫くまモンは
こういうの出ないんですよね。
≫こういうのって何ですか…。
≫断られました。
≫参りましょう、最後は
神奈川県・小田原城の皆さん。
≫はい、小田原は
たくさんの方が来てくれました。
まずご紹介しますのは
小田原城天守閣館長の
スワマさん。
≫こんばんは。
よろしくお願いします。
≫そして、小田原市のゆるキャラ
うめまるくん!
≫こんにちは!
≫そして大勢の皆さんですが
手作り甲冑隊の皆さんです。
≫えい、えい、おー!
≫ありがとうございます。
予定にないところで
忍者の方も来ていただきました!
スワマさん
今日の意気込みをお願いします。
≫やっぱり、戦国最大の城郭
小田原城ですので
相当、好位置に
つけるんじゃないかと思います。
≫力強いお言葉を
いただきましたが
今日は、後ろの応援メンバーも
たくさんいますし
勢いづいてますね。
≫頑張ります!
≫強力な布陣の小田原です。
≫ずばり何位だと思います?
≫1位ですね!
≫よろしくお願いいたします。
≫ということで
難攻不落な最強の城
見事に頂点に輝くのは
一体どの城でしょうか。
≫中継が出てるということは
この中のどれかだよ。
≫それは分からない。
そう思う人も
いるかもしれないけど
そうとも限らない。
決めつけないでください。
≫さあ、このあと
18位の発表です。
<ここで
プレゼントキャンペーンの
お知らせです>
<番組終了後
見事第1位を当てた方の中から
抽選で30名様に
ネスレ日本より
人気のキットカット ミニ
4品セットをプレゼント>
≪(スターター)テイク ユア マークス!
(コーチ)おいで! 大丈夫だよ。
≪(スタート音)ビーッ!
<東京海上日動は
1989年から ずっと
青い 青い…
青い青春を 応援しています>
<難攻不落!最強の城総選挙
続いて、第18位は…>
<選ばれたのは
兵庫県朝来市にあった城…>
<竹田城といえば
なんといっても…>
<まるで
空中に浮かんでいるような
雲海に囲まれた、この景色>
<まさに絶景>
<観光するなら
これからの季節が
ベストシーズンだね>
<今は、石垣だけしか
残っていないが、当時は…>
<ご覧の姿に>
今や観光スポットとしても名高い
竹田城の雲海。
実は、この雲海は
ただただ美しいだけではなく
強さの秘密でもあったんです。
<雲海が強さのポイントって
どういう事なんだろう?>
<江戸時代の思想に詳しい
大阪学院大学の森田先生に
教えてもらったよ>
<このルートで上っていく>
森田さん:出てますね、だいぶ。
うわっ、すごい!
<雲海が出やすいのは、早朝>
<険しい山道を上っていくと…>
えっと、この辺りから
もう、ありますけども
こういった巨大な石がですね
結構あるんですね。
<この山の石は
大きくて強度が高いんだって>
<だから
防御力の強い石垣を作るのに
最適だったそうだよ>
<なるほどね>
<そして、山頂に着くと
そこには…>
森田さん:これ、本当
嘘じゃなくて
疲れが吹っ飛びますね、これは。
すごい。
<現れたのは、雲海>
<この雲海が持つ強さとは?>
雲海っていうのは
やっぱり、人ならぬもの。
例えば、神の力によって発生した
っていうような事を思う。
当時の人も、やはり、神の力で
そういった雲海が作られて
そして
城が守られてるという風に
思ったんだと思いますね。
<当時は
「山には神がいる」っていう
山岳信仰が根付いていて
武士たちも、雲海に
人間の力を超えたものを感じて
恐れをなしていたとも
考えられていたんだって>
武士というのは
いつ死んでしまうかわからない
というような状態で、やっぱり
神仏にすがりたいという
気持ちがあるわけですが。
結果的に攻めにくい。攻めるのは
よろしくないかなっていう風に
思わせるような効果が
あったんだと思いますね。
<攻めたら
自分に良くない事が起きると
思ったのかもしれないね>
<確かに
まさに神に守られた城なんだね>
<続いて、第17位は…>
<選ばれたのは
新潟県上越市…>
<この春日山城は、14世紀に
建てられたといわれている
あの上杉謙信のお城なんだ>
<えっ?
お城なんて、どこにもないよ?>
<残念だけど、今は
その姿は残ってないんだ>
<でも、かつては
山を埋め尽くすように
武士たちが
暮らしていたんだって>
<そして、その暮らし方にこそ
春日山城の強さの秘密が
あるんだ>
<実際に攻め入ると
どうなる?>
<目指すは、山頂の天守>
<ここは、かつて
武士が暮らす屋敷があった>
<一般的な山城の場合
武士たちは
山の麓にある屋敷に住み
戦の時だけ城に向かう>
<しかし、上杉謙信は
忠誠心の強い
トップ格の武士たちに
城へ住むように指示>
<そのたびに、もともと
ただの山だった所を切り開き
平地を作り、屋敷を建築>
<そこに武士たちを住まわせ
文字どおり、身をていして
城を守らせていたのだ>
<へえー!すごい、すごい!>
<すごいだろ!そして、これが
誰がどこに住んでいたかがわかる
貴重な資料>
<ここを、よく見て>
<えっ!
「直江」って書いてある>
<そう、「愛」の兜の
直江兼続で有名な
直江氏が住んでいたんだ>
<つまり、春日山城は
一歩足を踏み入れれば
次から次と屈強な武士に
襲いかかられる城だったんだ>
<これは攻めるのが大変ね>
<という事で、第17位は
すご腕武士だらけの城
春日山城でした>
≫ということで、17位は
春日山城ということでしたけど。
≫ここで本郷先生にもお話を
伺いたいと思います。
竹田城、春日山城と
出てきましたけど
まず、春日山城は
何で、山の…辺鄙というかね
結構上のほうに
立ってましたけど。
≫それもあるし、新潟県って
長細いじゃないですか。
それの端っこなんですよね。
結局、要するに、攻撃に強い
守りに強い城と言ってるけど
さっきの竹田城なんかは
あそこをとったからといって
何か経済圏を手に入れられる
わけではないんですよ。
ところが春日山城の場合は
直江津という港を
手に入れるためには
どうしてもあそこを
落とさないといけなかった。
直江津の港っていうのは
金の卵を産む
ニワトリなんですね。
当時、日本海交易で
ものすごくもうかるんですよ。
だから、そのためにも
直江津を守るためにも
上杉謙信は春日山城に
いたんです。
≫武士を住まわせるというのは
なかなかないですよね。
≫防御力が2倍になりますから。
≫効率がいいよね
そっちのほうが。
≫では、どんどん参りましょう。
続いて16位の発表です。
続いて、16位の難攻不落の城は
四国からランクイン。
天守の部分に、とにかく
なかなかたどり着けないというね
違う方向に行かされるような
そういう仕掛けが
随所にあるっていうのは
やっぱり
すごいなという感じはします。
<そのお城とは…>
<松山市の中心部
勝山の山頂に本丸がある
松山城の城内には
21もの重要文化財が
残されている。
<実は、この松山城には
さまざまな仕掛けがあるのだが
攻めるなら、どうする?>
<そこで今回、早稲田大学出身で
大河ドラマにも出演した
香蓮さんに
調査してもらった>
回りました。
うわっ!いってきます!うわー!
<山の上にある松山城は
現在は、人気の
観光スポットにもなっていて
ロープウェイやリフトで
向かう事ができるんだ>
宮崎:ちょっとだけ見える。
あれが松山城ですね。
おっ?うわっ!
オレンジジュース出てきた!
<蛇口から出てきた!>
宮崎:欲張っちゃおう。
<愛媛の名物
みかんジュースが楽しめるんだ>
<そして、ここから
松山城の強さを教えてくれるのは
城郭ライターの萩原さん>
宮崎:こちらこそ
楽しみにしてきました。
萩原さん:そうですね。松山城は
まさに巨大迷路のような
さまざまな
待ち受けるトラップを
体感できる面白さがある
お城なので
脳内シミュレーションをしながら
歩いてもらえると
より楽しいと思います。
<宮崎さんには
ここからスタートして
このように
天守まで攻めてもらいます>
<背後に気を付けろ!>
<松山城
最初の難攻不落ポイントは
目の前なのに
たどり着けない天守>
<やって来たのは
正面に天守が見える場所>
宮崎:うわー!
なんか見えてきましたね。
萩原さん:今、正面に見えるのが
天守なんですね。
宮崎:あれがもう、天守?
萩原さん:そうなんです。
宮崎:このまま、こう行ったら
着けちゃいそうな感じしますね。
萩原さん:そうなんです。
じゃあ、行ってみましょうか。
宮崎:攻め入る気持ちで。
萩原さん:攻め入る気持ちで。
攻めてます!攻めてます!
フフフ…!
<目の前に天守があったら
普通は一直線に攻めるよね?>
<でも
そんな簡単な話じゃないんだ>
行き止まりですね?
萩原さん:そうなんです。
ここは、もう
天守が目の前に見えるので
今の香蓮さんみたいに
勢い良く、うわっ!って
行こうとするんですけど
実は…。
<正面に
天守が見えるにもかかわらず
進むと行き止まりになっている>
<正しい順路は
ここでUターンしなきゃ
いけないんだけど
これが罠なんだ>
萩原さん:見てもらうと、ここの
せり出した石垣の上に建っている
この櫓の壁から。
あそこに城兵がいっぱいいて。
萩原さん:そうなんです。だから
勢いよく逃げるしかない!
宮崎:うわっ!みたいな。
うわっ!やめてください!
背中、狙わないでください!
みたいな。
萩原さん:でも、本当にそうで
ここを急いでる時も
ずっと、背中を狙われてるので。
<背後に気を付けろ!
松山城の強さ>
<続いては
門を突破しようとしている
その隙に…>
<やって来たのは…>
<この門を突破する時も
背後には要注意だよ!>
萩原さん:香蓮さん、この門を
閉まってると想定して
ちょっと、こう攻略するように
シミュレーションしてもらって
いいですか?
私、ちょっと
先、行って城兵の役をやるので
迎え撃つので。
宮崎:わかりました。
<という事で
宮崎さんは、門を攻める敵兵>
<萩原さんは
門を守る城兵として
シミュレーション、スタート!>
でも、まだ多分、きっと
開いてないんだろうけど。
うっ!うっ!うっ!うっ!
うわっ!
萩原さん:ヤー!
宮崎:うわっ!ビックリした!
ビックリした!えっ?あれ?
前に進んでましたよね?
萩原さん:そうなんです。ここが
すごい、最大のトラップで。
実は、こういう
奇襲用の仕掛けが、そっちに。
宮崎:えっ?ビックリした!
萩原さん:気付いてました?
こっちに。
宮崎:どういう事ですか?
萩原さん:実は
この石垣が目隠しになって
見えないように
なってるんですけど。
<実は、石垣の裏にもう1つ
「隠門」と呼ばれる門が>
<目の前の門を攻略しようと
夢中になっていると
隠門から出てきた敵に
奇襲を受けてしまうんだ>
まさに奇襲用の。
宮崎:その名のとおり。
萩原さん:そうなんです。
ここから見ると
さっき、香蓮さんがいた
大きい門の前って見えないので
敵としても、この奇襲用の隠門に
気付かない。
<背後に気を付けろ!
松山城の強さ>
<最後は…>
宮崎:あとは、もう
ここを一直線だな。
うわー!近付いてきた。
いよいよ、本丸が
見えてくるのかな。
<やっと、天守の近くまで
やって来たね>
<実は、ここに
最大の仕掛けがあるんだ!>
宮崎:ここは、なんですか?
萩原さん:ここは
松山城の天守が
この建物なんですけど。
宮崎:着いた!
<一見
ただの中庭のようだけど>
宮崎:うわっ!カメラが!
うわっ!うわっ!あっちからも!
すごい狙われてる!
<待っていたのは
予期せぬ四方向からの攻撃>
<松山城の天守は
「連立式天守」と呼ばれていて
周囲をぐるっと囲んでいる
珍しい天守なんだ>
<この連立式天守がある事で
360度、全ての方向から
敵を狙い撃ちにする事が
できるんだ>
なるほど!こうやって当時も。
ただの広場と思いきや
四方八方から狙われるんですね。
<ここまで来た敵は
まさに袋のネズミなのね>
ここまで
やっと、たどり着いたのに
こんな所で、また、四方八方から
めった打ちにされるわけですね。
これは、もう、難攻不落だー!
城壁が低いと思って
油断して寄ってきた敵に対して
十字砲火で、敵を
せん滅させる事ができるという
そういった
優れた面がある城なんです。
<ランクインしたのは
北海道の観光名所にもなっている
あの城>
<選ばれたのは
北海道函館市にある城…>
<五稜郭がある函館市は
下田とともに
日本が最初に開港した町>
<ベイエリアに立つ
赤レンガ倉庫や
一本道が美しい八幡坂に並ぶ
洋館や教会など
風情のある西洋建築を
楽しめる>
<中でも、五稜郭は
代表的な函館の観光スポット>
<桜の名所としても有名なんだ>
<そして、他の城の多くが
戦国時代や江戸時代に
建てられている中
五稜郭は
ほぼ明治に近い幕末に建てられた
新しいお城なんだ>
<1853年、ペリー率いる
アメリカ艦隊が来航>
<それをきっかけに
江戸幕府は
もしかしたら
欧米が攻めてくるかもしれないと
攻撃に備える事に>
<そこで、当時
海から近い函館山の麓にあり
行き交う外国の船から
丸見えだった
幕府の重要な施設、箱館奉行所を
内陸の方に移転する事を決定>
<その箱館奉行所を守るために
つくられたのが五稜郭なんだ>
<へえー!外国の攻撃から
守るためだったんだね>
今や、函館のランドマークとも
なっている五稜郭。
この独特な形にこそ
強さの秘密がありました。
<五稜郭といえば
なんといっても特徴的なのは
この星形デザイン>
<この形こそが
五稜郭の強さの秘密だった>
<この星形の由来になったのが
当時、最高峰の軍事技術を
誇っていた
フランスの城郭都市>
<ヨーロッパには
強固な防御力を持つ星形要塞が
いくつもあった>
<当時、函館に入港した
フランス軍艦の軍人が
箱館奉行所に贈った
西洋式の築城術の書籍をもとに
五稜郭はつくられたんだ>
<その高い防御力の秘密は2つ>
<まずは
死角、全くなし!5つの角>
<実際に
角の、ここの部分から見ると
隣の先端部分が見えるのが
わかる>
<その五稜郭を攻めたとすると
お互いの稜堡からカバーされて
どこへ行っても丸見え状態>
<5つの先端に配置された
大砲や銃から
雨あられの弾丸が
飛んでくるんだ>
<うわー!どこから攻めても
狙われっ放しだね>
<更に、もう1つの仕掛けが>
<唯一の進入路を狙い撃ち>
<五稜郭には、入り口につながる
唯一の橋がある>
<そこから攻めようとすると
難関になるのが
この突き出た場所>
野村さん:ここは
半月堡といって、向こう側
五稜郭の中に入っていく
入り口になるんですけれども。
<半月堡は、正面入り口を
防御するための場所>
<もし、入り口につながる
唯一の橋から攻めようとしても
半月堡と稜堡から、十字砲火を
浴びせられちゃうんだ>
<これじゃ
どこからも攻められないね>
<しかし
そんな強さを誇っていた五稜郭も
陥落する日がくる>
<五稜郭に陣取った旧幕府軍と
新政府軍との戦いが勃発>
<翌年、旧幕府軍が降伏して
五稜郭を明け渡したんだ>
<外国からの侵攻に備えてたのに
日本人同士の戦いで
敗れちゃったんだね>
<選ばれたのは
大分県にある…>
<岡城があるのは、竹田市>
<城を中心に栄えた
江戸時代の風情ある
街並みが残る町>
かの有名な音楽家、瀧廉太郎は
幼少時代を
岡城があった地域で過ごし
代表作『荒城の月』は
このお城をモデルにした曲だと
されているんです。
<実は、岡城は
阿蘇山と大きな関係がある>
<岡城があるのは
阿蘇山から30km離れた場所>
<阿蘇山は
9万年前に噴火したのだが
実は、岡城は
その噴火の火砕流で運ばれた
岩石の上に立っているのだ>
<そして、それこそが
岡城の強さの秘密だったんだ>
<阿蘇山の岩石の上に立つ
岡城のすごさ
1つ目は
進軍を防ぐ!ツルツルの川>
<あなたならどう攻める?>
<岡城に攻め入るには
この川を越えなければならない>
南側の、この白滝川と
岡城の北側には
稲葉川という川がありまして
この2本の川で囲まれています。
この川がですね
実は、お城を守る
天然の堀となっておりまして。
<この川底の石こそが
阿蘇山の岩石>
小松さん:そうですね。
多分、こんなのが
もっとあったような
イメージですね。
<阿蘇山の岩石でできた川底では
水ゴケが増殖しやすく
川底全体に広がり
滑りやすくなっていた>
<じゃあ、この川を越えようと
攻め込んだら
どうなっちゃうの?>
<攻めようとすると
スムーズに進めなくて
そこに対岸から
弓矢で容赦ない攻撃がきちゃう>
<これは
ひとたまりもないわね>
<阿蘇山の岩石の上に立つ
岡城のすごさ
2つ目は
火山の力!固すぎる石垣>
<川を越え
山頂に迫ったとしても
そこには強固な石垣が!>
<その特徴がよく現れているのが
こちらの石垣>
<この岩石は
他の石より加工しやすいため
隙間のない石垣をつくれたんだ>
<更に、岩石を六角形に切り出し
この積み方をする事で
中央にかかる力が分散され
より頑丈なものに
なっているのだ>
<という事で
阿蘇山の岩石を利用した岡城が
第14位でした>
<最強の城総選挙
続いて、第13位は…>
<そのお城とは
富士山の絶景が望める場所にある
静岡県三島市の山中城>
<今は城跡になっているが
当時、山中城は
標高およそ580mの
山の中にあり
その面積は
東京ドームおよそ5個分>
<天守閣がない土の城で
こちらの高台には
天守の役割を果たす
櫓が立っていた>
実は、山中城は
私の地元、静岡にある
絶景が有名なお城なんです。
でも、そんな表の顔に
だまされてはいけません。
裏の顔は敵を陥れるために
張り巡らせた
大きな大きな蟻地獄。
一度、多分はまってしまったら
抜け出せない蟻地獄のような。
<専門家がやばいと言う
蟻地獄がこちら>
<正式名称は、障子堀>
<落とし穴のようになっていて
侵入者を防いでいるのだ>
<この障子堀は
山中城のバリケードとして
砦の周りのほとんどの堀に
作られていたんだ>
<重要な役割を
果たしていたんだね>
<強さのポイントは
3つあるんだ>
<山中城、障子堀の強さ>
<まずは、あみだくじの畝>
<専門家は
この障子堀の畝の部分に注目>
単純に、真っすぐ、こう
チェックのような形に
なっているんではなくて
くねくね曲がっていますよね。
あみだくじのような、そういった
真っすぐ歩けないような
そういう畝の上をですね
歩こうとしてもですね
くねくね曲がってるものだから
非常に歩きにくい。
すぐに上からの攻撃の
餌食になってしまいます。
<障子堀の難攻不落ポイント
2つ目は、ツルツル滑る>
発掘した当時の
写真がありますけれども
これ見てもらうと
わかると思いますが
上は、かまぼこの背のように
丸くなっておりますので
非常に不安定な状態の
通路となっております。
土の質、赤土
ツルツルの土になっております。
非常に不安定な状態で
走ってくると思います。
<ツルツル滑る赤土を生かして
落ちやすい工夫が
されていたんだね>
<そして
障子堀の難攻不落ポイント
3つ目が
這い上がれない蟻地獄の中>
望月さん:こうやって
ジリジリ、ジリジリ、ジリジリ
手の中で操られた敵は穴の中へ。
ここからは、もう思う壺です。
深さ2mほどの
まさに巨大蟻地獄の餌食。
周りを囲まれ
逃げ場がなくなった敵は
鉄砲や弓矢の
餌食になってしまいます。
<中も、もちろん
ツルツルとした赤土で滑って
駆け上がる事は到底困難>
<落ちたら最後、出られないのが
蟻地獄といわれる理由なんだ>
<続いて、選ばれたのは
静岡県にあった韮山城>
<専門家からは
城の西側には湿地帯が広がり
東側は
険しい山岳地帯になっていて
どの方向からも攻めにくい
というポイントが
高く評価されました>
豊臣が一番すごかった時に
落とせなかったんですよ。
しかも、これ、豊臣が
一番大事にしてる家臣である
石田三成を投入して
ダメだったんですから。
<第11位は
埼玉県行田市にある…>
忍城の名が
全国に知れ渡ったきっかけは
2012年に公開された
映画『のぼうの城』。
この映画では、たった500人で
2万の軍を撃退した
忍城の戦いが描かれています。
では、この城は、なぜ圧倒的な
兵力差を覆す事ができたのか?
その秘密は沼にありました。
<現在、忍城は
市街地の中に立っているけど
当時は、全く様子が違ったんだ>
<江戸時代の忍城を描いた絵図を
見せてもらうと…>
<こんな感じで
城の周りは、360度沼地>
<じゃあ、攻め込むには
この沼を越えなきゃいけない
って事ですね?>
<そのとおり。でも、簡単には
越えられない仕掛けがあるんだ>
<実は、その仕掛けこそが
忍城の強さのポイント>
<それは…>
<当時の忍城は
沼地に浮かぶ島を
橋でつなぎ合わせたような状態>
<城に侵入するには、必ず
橋を渡らなければいけないので
攻め入ろうとしても
待ち伏せた兵士に
返り討ちにされてしまうのだ>
<歩いて侵入するのは無理そう>
<じゃあ
どう攻めたらいいんだろう?>
<実は、橋の守りを固められ
攻めあぐねた石田三成は
ある大胆な作戦に出るんだ>
<それが…>
<石田三成は、一説によると
2万の大軍を使い
わずか5日で
28kmにも及ぶ堤防を建設>
<せき止められた川は氾濫>
<忍城には、大量の水が>
<実は、この作戦
一説には
豊臣秀吉が命じたとも
いわれているんだ>
<秀吉は、過去に
忍城と同じく沼の中に立っていた
備中高松城を
水攻めで攻略した事があって
忍城も同じ作戦で落とせると
考えたんだ>
<しかし、結果は…>
<1カ月経っても
忍城が完全に沈む事はなかった>
<実は、その理由にこそ
もう1つの難攻不落の
ポイントがあった>
本丸の場所を
高めに設定してるんですね。
それが大きかったわけです。
この城は、別に
誰かに攻められなくても
氾濫で沈む可能性が
あったんですよ、めちゃくちゃ。
大雨による川の氾濫に備えた
城だった。
<忍城の周りには
たくさんの川が流れており
常に氾濫の危機と隣り合わせ>
<そのため、普段から水害に備え
本丸を他の土地よりも
高い場所に建てていたのだ>
<更に…>
氾濫を何回も何回も
繰り返していれば
学ぶわけですよね。ですから
どこに水を逃したらいいか。
そこに、水路を
作ったりしていくわけです。
その結果、水が
どんどんどんどん逃れていく。
<この強さに、あの三成も降参>
<11位は、忍城でした>
≫11位まできましたけど
いろんなお城があるんですね
こうやって見るとね。
いよいよ
このあとベスト10ですが
その発表の前に
皆さんの1位予想を
ちょっと見てみましょう。
フリップを一斉にオープン!
いろんなお城、皆さん
1位予想しましたけど
誰から聞いてみましょうか。
太田さん、熊本城ですね。
≫熊本城は
僕はこの番組でロケで
何回か熊本城へ
行ったことがあるんですけど
やっぱりね
攻めにくかったです。
≫攻めてないでしょ。
攻めてはない。
≫上がっていく時に
ものすごく、くたくたになって
これは大変だなって思ったよ。
実感した記憶があります。
≫実体験に基づいてますね。
≫山崎さんも熊本城ですね。
≫太田さんのおっしゃるとおり
攻めづらさもあるんですけど
このお城は
籠城にも優れていて
お城の中での
食材、食料の蓄え方が
すごく上手なんです。
壁とか、畳とか
いろんなところに仕掛けがあって
人を守るという意味でも
優れてるんです。
≫やっぱり今、熊本城
ああやってさ、地震があったけど
頑張ってるじゃないですか。
これは勝ってほしいね。
≫そうですね。
ウエンツは?津山城。
≫歴史に疎い僕が唯一知ってる
森蘭丸を
演じさせてもらったんですけど
森蘭丸の弟が治めていた
城なんですけど
僕も1回だけ
行ったことあるんですけど
一二三段っていって
石垣がめちゃくちゃ高いんです。
そこへ行くと高さがあるので
迷路に入ってるみたいに
行く先が
分からなくなっちゃうので。
結構守備力は高いんじゃないかと
思って津山城にしました。
≫いろいろ分析されていますね。
≫ここで
中継先とつないでみましょう。
≫熊本城、聞いてみますか。
≫熊本城!
≫はい、熊本城です。
今日は熊本城初代城主の
加藤清正公に
来ていただきました。
≫皆の衆、こんばんはじゃ!
≫めちゃくちゃ
礼儀正しいですね。
≫夜空に熊本城が映えますね。
≫うむ!
我が自慢の城であるからのう!
≫世界観が…。
こっちと違っちゃってたんで
ごめんなさい。
≫熊本城
今、再建してると思うんですけど
どうですか?
≫皆々のおかげで天守閣は
完全復活を果たし申した!
≫全体は2030年度に…。
≫やっぱり熊本の人にとって
あれが見えてるっていうのは
勇気づけられるだろうね
きっとね。
≫続いては大阪城の皆さんに
聞いてみましょう。
大阪城の皆さん!
≫大阪城最強!
≫大阪城は1位を取るべく
先ほどの中継から
ほんの少しですが
のぼりを増やして
お届けしております。
≫分からないな。
≫ものすごいのぼりを
振ってるのは見えるんですけど。
≫それくらい
私たちの思い強いんですけど
大阪担当ボランティアガイドの
藤井さん、どうですか。
≫実はね、太田さん。
私ら、ここが小さいころ
遊び場でしてね。
遊びほうけてました。
このでかい、広い、東京ドーム
約23個分あるらしいです。
それだけ広い面積を持っている
お城は
やっぱり難攻不落じゃないかと
思っております。
≫スタジオ、新納さんが
1位予想しておりますね。
≫スタジオの皆さん
最後に私たちの強い思い
届けさせてもらっても
いいですか。
≫お願いいたします。
≫大阪城
1位目指して頑張るぞ!
≫大阪城-!
≫強そうだね。
大阪城ー!はね。
≫小田原城の皆さん
いかがですか?
≫小田原は大阪より
全然負けないくらいの人が
まだいるんですよ。
スタジオの皆さんの1位予想に
書いてないのが
信じられないぐらいですが。
いかがですか。
≫ちょっとショックですかね。
≫そうですね…。
≫やっぱり自信ありますよね。
≫戦国時代の
最後の城なんですね。
小田原が
秀吉に負けたことによって
日本の国が戦国が終わって
近世に変わるわけですね。
歴史の転換点の城なんです。
それが戦国最大の中世城郭
小田原城なんです。
≫上杉にも武田にも勝ったという
本当に強いお城なんですけどね。
≫小田原城の掛け声も
いただいていいですか?
≫もちろん
ご用意しております。
≫小田原城、最強!
≫おー!
≫どうも
ありがとうございました。
≫3つの城は
ランクインするんじゃない
でしょうか。
それでは、いよいよ
ベスト10の発表です。
<最強の城総選挙
いよいよ、ベスト10の発表>
<第10位は…>
<歩いても歩いても
たどり着かない
敵を絶望させる
険しい道のりのお城>
<第10位は、奈良県にある…>
<高取城があるのは
奈良県の中央に位置する
この町>
<かつては、高取藩2万5千石の
城下町として栄え
現在でも
風情ある建物が多く残っている>
<そんな町の先にあったのが
高取城>
<今は、もう
石垣しか残っていないけど
明治初期までは存在していた
お城なんだ>
<白漆喰で塗られた天守は
蓮の花みたいにキレイで
芙蓉城と呼ばれていたんだって>
<へえー!
実際に見てみたかったな>
<そんな高取城が
難攻不落といわれる
ポイントは…>
<高取城は
攻め入る敵を絶望させる広さを
持つというのだ>
<どれほど険しい道のりなのか
調査に行ってくれたのは…>
どうも
ビビる大木でございます。
今日はですね、奈良県にあります
高取城にやってまいりました。
<スタートしたのは
城の入り口の、ここ>
<天守があった山頂へ向けて
出発!>
<比較的緩やかな道が続くが…>
本岡さん:敵を迎え撃てるような
そういう場所ですね。
<徐々に
勾配がきつくなり始める>
大木:ビニールシートか?
本岡さん:崩れてるんじゃ
ないですか?
大木:やっぱ、なかなか
遠いですよ、これは。
うわっ!ちょっと、すごい!
大木:よいしょ。
本岡さん:よいしょ。
まだだな。まだまだですね。
本岡さん:まだまだですね。
<20分、上り続けた現在地は
ここ>
<まだ3分の1だという>
<そして
ここから、更に過酷に>
大木:何が最強の城だ!
ちきしょー!
<着の身着のまま上るだけで
この状態>
<鎧兜で武器を持って上った
武士のつらさは
相当なものだったはず>
<ついに、到着?>
<40分歩いた現在地が、ここ>
<この先が、石垣に囲まれた
高取城の中心部>
<そう、ここから天守跡まで
まだまだ長い道のりが続くのだ>
大木:まだ、ここですか?
ここ行くんですか?
本岡さん:そうです。
大木:もう無理ですって、先生。
攻めにくいです。
難攻不落ですね、ここは。
本岡さん:そうなんです。
<なんとか気を取り直し
再出発>
<しかし…>
大木:520から635に。
測り直したら、100m以上
ずれてるよって事ですか?
どうやって測ったんですか?
520。
<まだまだ続く険しい道のり>
<更に、高取城には
もう1つ、敵を苦しめる強さが>
<ここは、かつて
敵の侵入を防ぐ門
大手門があった場所>
<険しい道のりにもかかわらず
石を運び、強固な門を
作り上げていたのだ>
<しかも、その数
なんと、33門>
<ただでさえきつい山道を上り
クタクタの状態なのに
その先に待ち受けるのは
防御の堅い門>
<更に、櫓からの攻撃>
<この門を突破するのは
至難の業なのだ>
<ようやく、天守跡に到着>
<移動距離は1.6kmながら
要した時間は2時間>
本岡さん:そうですね。
大木:ハア。
<最強の城総選挙
続いて、第9位>
<選ばれたのは
静岡県掛川市にあった城…>
<当時の姿が、こちら>
<山の四方に広がった尾根の形が
空を舞う鶴のように見えた事から
鶴舞城とも呼ばれていた>
<その強さの象徴は
なんといっても
険しすぎる断崖絶壁>
<本丸に向かう道は
この断崖絶壁の道しかなく
敵は、ここで
一網打尽にされていたと
いわれている>
<実は、今も
そのリアルな断崖絶壁が
当時のまま残っているという>
<高天神城のリアルな断崖絶壁が
当時のまま残っているという>
<本丸を目指して
上っていくと…>
柴田さん:そういう尾根が
ずっと続いていってですね
足を崩すと
すぐ滑らせてしまうので
すごい危ないです。
スタッフ:両サイド、崖ですね。
柴田さん:人ひとり通るのも
やっとな場所ですよね。
スタッフ:確かに、これ
すれ違えないですね。
<うわー!本当、ちょっと
ぶつかったら落ちちゃうよ!>
<それだけじゃないよ>
<実は、この山
地盤が弱くて崩れやすいから
攻めるのが、本当に
難しかったんじゃないかって
いわれているんだ>
<ひょえー!>
<そんな高天神城が
難攻不落と称されるポイントが
実は、もう1つ>
<それは、世にも珍しい
本丸が2つある城だという事>
<本丸が2つとは、一体?>
柴田さん:ここが本丸跡
という風に伝わっています。
<高天神城は、東と西
2つの峰からできていて
実は、東にも、西にも
本丸が存在していたと
いわれているんだ>
西を守る管轄の大将が
やっぱり、いて。
東峰にも、大将が
やっぱり、ここにいますので…。
<たとえ、西の本丸を
攻め落とせたとしても
すぐに東の軍が現れ、攻撃>
<つまり、2人の大将を
同時に落とす事ができなければ
苦しい戦いに
なってしまうという>
<そんな高天神城は
大物たちにとっても魅力的>
<あの武田信玄と徳川家康が
奪い合った事もあるんだ>
<武田と徳川!
それはすごいですね!>
<続いて
第8位にランクインしたのは
東北地方の守りの要…>
<1868年
新政府軍と旧幕府軍との間で
起こった戊辰戦争では
旧幕府軍の中核として戦った
会津藩>
<会津若松城に立てこもった
会津藩に
新政府軍は、およそ8000発の
砲弾を撃ち込んだけど
その天守は
崩れ落ちる事はなかったんだ>
<でも
猛攻を受けるお城の姿を見た
会津藩の
白虎隊と呼ばれる少年部隊は
お城が落ちたと勘違いして
城の向かいにある飯盛山で
自ら命を絶つという
悲劇も生まれたんだよ>
<悲しいお話ね>
<ちなみに
彼らが最期にいた飯盛山には
今でも、多くの観光客が訪れ
白虎隊をしのんでいるんだ>
<でも、なんで会津若松城は
そんなものすごい攻撃を受けても
耐える事ができたの?>
その強さの秘密は
2つの防御システム。
合言葉は「V」と「Z」です。
<会津若松城を守る、VとZ
2つの防御システムとは?>
<まずはV>
<それは天守に迫る敵に対抗する
防御システム>
<攻めるなら、どうする?>
<天守を目指して
進んでいくと…>
<さあ、攻めるぞ!と
意気込む矢先…>
<あら!
石垣から多くの兵が現れたわ!>
<実は、この大勢の兵を
一気に石垣の上に集める事を
可能にしたのが
Vの防御システムなんだ>
<Vシステムとは
石垣の裏にある
こちら!>
<ええー!
階段がVの字になってる!>
<会津若松城のVの防御システム
その名も、武者走り>
<仮に階段が1つだった場合
前線に向かう兵と
弾薬の補充などで下に下りる兵が
ぶつかってしまい
一度に多くの兵が移動できない>
<しかし、階段をVにして
上りと下りに分ける事で
移動がスムーズになり
多くの兵が
素早く前線に向かえるんです>
<Vシステムは、すごく
考えられたシステムなのね>
<そして、もう1つ>
<会津若松城の
強さの秘密が、Z>
<Vシステムを突破して
天守に近付いたとしても
待っていたのが、Zシステム>
いなもとさん:本丸の真ん中に
天守が
会津若松城の場合
建ってるんですけども
そこを、ちょうど
南に向かって仕切るように
続櫓、表門
南走長屋、干飯櫓という
Zの形をした仕切りが
あるんですね。
<城壁を直線につくった場合
攻撃できるのは、1方向のみ>
<しかし、Z型の城壁にする事で
さまざまな方向から攻撃が可能>
<城に近付く敵を
広い範囲から迎え撃つ事ができる
防御形態なんです>
<という事で
実戦でも、その強さを証明した
会津若松城が、第8位でした>
<7位に選ばれたのは…>
<1610年頃、徳川家康が
天下に威厳を示すためにつくった
名古屋城>
<その象徴といえば
金のしゃちほこ>
<そして、これが
およそ150億円もかけて
復元された
豪華絢爛な本丸御殿だ>
<すごいキレイね!>
<城のすぐ横にある
金シャチ横丁では
たくさんの名古屋名物が
楽しめるんだ>
<うわー!おいしそう!>
<そんな…>
あちらが、本丸にある
西南隅櫓という隅櫓ですね。
とにかく
これ、大きいんですよ。
<名古屋城の本丸の隅には
見張りや攻撃を行うための
2つの巨大な櫓がある>
<更に
戦争でなくなってしまったが
ここに、もう1つ
大きな櫓があったという>
<実は、名古屋城の櫓は
この3つだけじゃなかったんだ>
今、木になっちゃってますけど
実は、これ、あそこ
もともとは木じゃないんですね。
あそこにも全部、櫓が。
非常に長い櫓。
これが、石垣の上に全部、こう
ぐるっと
本丸を取り囲んでたんですね。
<名古屋城の石垣の上には
3つの巨大な櫓につながる
多聞櫓と呼ばれる
長屋状の建物があったのだ>
<天守を目指して
進んでいくと…>
<多聞櫓の中に
兵を配置する事で
敵は
本丸の周り、どこから攻めても
一方的に
攻撃されてしまったんだ>
<これじゃ、どこも通れないわ>
<更に、多聞櫓は
防衛施設としてだけではなく
別の働きも持っていたという>
倉庫、兼、渡り廊下
みたいなものですから。
だから、中には
いろんな武器とか
食料とか保管しているわけで
食料調達とかね
武器調達なんかも
中で全部できちゃうわけです。
塀1個建てるだけでも
十分なんですけれど
それを、名古屋城は
全部、多聞櫓にしたっていう。
それだけの鉄壁性を
誇ろうとしたわけです。
<しかも、万が一
多聞櫓を突破できたとしても
天守には簡単には入れない
仕掛けがあるんだ>
実際に攻めようと思ったら
天守に入るのは
まず不可能と言っても
いいかもしれない。
スタッフ:なんでですか?
原さん:大天守に入るには
まず、こっちの小天守に入るしか
ないんですよ。
<名古屋城天守の横にそびえる
小天守>
<実は、名古屋城の天守には
外へとつながる出入り口はなく
隣に立つ
小天守の中を経由しなければ
天守の中に入れないのだ>
<しかも、その道の途中には
4つもの門があり
そこで攻撃を受けてしまう>
もっともここまで攻め込まれたら
落城寸前なんですけど
それでも、最後の抵抗が、ここで
見られるような城なんです。
<さすが、徳川家康>
<侵入者を許さない、徹底した
城づくりをしていたんだね>
<怖い罠がいっぱいの城>
<6位の城は、見た目が
とっても美しいあのお城ですよ>
<選ばれたのは
兵庫県姫路市にある城…>
<日本の城の中で
初めて世界文化遺産に登録>
<真っ白いその見た目から
白鷺城ともいわれているお城>
<その強さの秘密は
罠だらけという事>
<姫路城は、徳川幕府にとって
西側の大名が攻めてきた時に
その最前線で
食い止める役割を担っている
大事なお城>
<だから、罠もたくさん作って
ガチガチに
防御を固めたんだって>
<一体
どんな罠があるのかな?>
<という事で
あなたなら、どう攻める?>
<姫路城に
どれだけ罠があるのか
実際に城に攻め込む目線で
見てみよう>
<この地点から、スタート>
<城の入り口である
この門を過ぎると…>
あの穴はですね
狭間と言いまして、鉄砲や弓を
あの穴から敵に向かって
射るための仕掛けになってます。
放て!
<この狭間は
お城の至る所に設置>
<なんと3000カ所以上とも
いわれているんだ>
<すごい!>
<天守を目指し、更に先へ>
<現れたのは二股に分かれる道>
<その道は…>
お城の中の通路っていうのは
基本的に
あんまり直線で通しません。
防御という事を考えると
ポイント、ポイントで
わざと、こう、カクカクカクッと
曲げてみたり
敵の勢いを
そこでそぐという事もあります。
<更に、その先には、門>
<最初の門に比べると
入り口が小さい>
やっぱり、小さいと、勢いが
どうしても止まるという事で
敵が、もし、本当に
すごい勢いで入ってきても
ここで、その勢いを止める事が
できるという事です。
<ここを突破すると
本丸に到達>
<この天守の中にも
さまざまな罠が待ち受けている>
<階段があるけど
なんと
ここに仕掛けがあるんだよ>
<えっ?普通の階段にしか
見えないけど>
上がってきた所に
このように、両側に
比較的大きな扉が
付いてると思います。
普段は、これ、閉じておいて
下から上に
簡単に人が出入りできないような
仕掛けになっています。
他の場所では
引き戸になっていて
ガラガラガラっていう風に
シャッターみたいな感じで
閉めるようなですね
そういう所もあります。
<階段の上が閉められる仕組みに
なっていて、敵の兵が
簡単に上がってこられないように
なっているんだ>
<お見事!>
<そして、階段を上がると…>
<そこは、がらんとした空間>
<よし!敵兵の姿は見えない!
今のうち!>
<すると、突然!>
<ええー!
どこから攻撃がきたの?>
<壁の下にある小さな穴>
通称、武者隠しと言ってます。
室内に向かって鉄砲狭間が
開けられてるので
いつ頃から
言われるようになったか
わからないんですけど
籠城した時に
伏兵が、この部屋の中にいて
その敵に向かって
射撃するための鉄砲狭間だ
という風にいわれてます。
<こんな奥にも
隠し部屋があるんだね>
<用意周到!>
<更に、天守には
敵を倒すためだけではなく
籠城のための設備も
充実しているんだ>
<普段は非公開だという
その設備を
今回、特別に見せてもらった>
工藤さん:かわや。便所ですね。
<このトイレも
考えられた構造に>
<実は、ある工夫が>
<ご覧のとおり
便座の両サイドの幅が違う>
一説には
ここにしゃがんだ時に
刀の長い方は抜いてですね
この右側に
置くためだっていうような話が
残ってます。
<という事で、第6位は
罠だらけの城、姫路城が
ランクイン>
≫皆さんの予想、大久保さん
名古屋城が7位
僕と本郷先生の1位予想の
姫路城が
6位にランクインされました。
≫姫路城、1位って思ってた人
多いんじゃない?
≫いると思いますけどね。
石原さん。
≫だんだん実力者が
上に来てるんだけど
僕は会津若松城に
思い入れがあって
白虎隊の話が
あったじゃないですか。
僕は城が好きになったのも
会津若松城の
白虎隊の城を見てっていう。
城は国であって、父であって
母であってっていう
すごいランドマークとして
いいなって思ったのが
会津若松城なので8位。
そうか…と。
≫あの写真すごかったですよね。
≫ボコボコにやられて
城が燃えてて
自分の殿様がいて
父、母がいてという
思いというかね
それで生き残ったんだから
この城は。
≫そして、大木君は
高取城に行ってきてね。
≫本当、オール坂道で
こんだけしんどいのを
家臣団が
通勤していたのかと思うと
本当に攻められないです。
だから、本当に
江戸時代なんかは
あまりにもきついんで
殿様が俺、下に住みたいと
言ったらしいです。
≫それじゃ意味ないじゃん…。
≫予想は何だっけ?
≫岐阜城です。
良純さんが江戸城。
まだ出てないですね。
≫熊本城も出てないし
津山城も出てない。
このあといよいよ
ベスト5の発表です。
いよいよ、トップ5の発表。
5位に選ばれた城は
東西南北、どの方角からも
攻め入る隙を与えなかった
お城です。
<第5位、長野県にある…>
<旅情をそそる古き良き街並みに
名物、志゛まんやきなどが
堪能できる城下町も魅力の一つの
上田城>
<およそ400年前
戦国最強の武将ともいわれる
真田幸村の父、昌幸によって
つくられた城なんだけど
その難攻不落ぶりが、すごい!>
<徳川3万8000の軍に
攻め込まれた時に、真田軍は
なんと、わずか3000の兵で
それを撃退>
<圧倒的勝利を
つかんでいるんだよ>
<へえー!すごい!>
<その勝利をもたらした秘密が
東西南北、どの方角からも
攻め入る隙を与えない
鉄壁の守りにあった>
<という事で、上田城
東西南北が、すごい!>
<まずは、南側>
<城の南にあったのは…>
<高さおよそ12mの崖
そして
川を利用した
尼ヶ淵と呼ばれる天然の堀>
<このダブルの防壁が
敵の行く手を阻んでいたと
いわれているんだ>
<実は、北と西を守っていたのも
天然の堀>
<この絵図を見てみると
尼ヶ淵より大きい巨大堀が
確認できるよね>
<うん!うん!>
恐らく、この場所に
っていうような事を考えたのは
昌幸自身だと思うし
しっかりと計算したうえで
この場所を選んだんだと
思っていいかと思います。
<南、北、西には
崖と大きな堀>
<という事で、一番簡単に
攻め込めそうだったのが、東>
<実は、この東の突破が容易だと
敵に思わせる事こそ
天才策略家
真田昌幸の狙いだったんだ>
<へえー!
どんな狙いだったの?>
<城下町があったという
上田城の東>
<その道のつくりに
敵を一網打尽にする
ある仕掛けがあった>
<先を見通せない道
それを連続的に作る事で
敵をかく乱>
<動揺したところを…>
<建物の隙間などに隠れていた
真田の兵が次々攻撃>
<やっとの思いで
城下町を抜けたとしても
城門には…>
和根崎さん:それにプラスで
昌幸自身の
天才的な戦術の巧みさ
というものがプラスして
やっぱり、上田城が一番
不落の城ではないかと思います。
<徹底的な守り!街ごと全部
囲い込んじゃった城>
奥羽最大の戦国大名の伊達政宗が
とんでもない城だと。
言葉が出ないと。
多分、政宗が見た城の中で
一番すごかったんだと
思いますね。
日本の城のつくり方っていうのを
かなり変えた城と
言えるんじゃないでしょうか。
<第4位の城は…>
<室町時代に築かれた小田原城>
<小田原城があるのは
相模湾に面している
神奈川県小田原市>
<漁業が盛んな街で
小田原かまぼこが有名なんだよ>
<ええー!おいしそう!>
<その街にある
小田原城なんだけど
強いお城だと
知られるようになったきっかけは
上杉謙信との戦いだったんだ>
<およそ10万もの上杉軍に
攻められても
1カ月の籠城戦を耐え抜き
見事、撤退させる事に
成功したんだ>
<そんな難攻不落の小田原城には
門をくぐろうとした敵の上に
石を落とす、石落とし
狭間と呼ばれる
弓矢を放つ数々の穴など
城を守る
さまざまな仕掛けがあるが
専門家が口をそろえて
強いと挙げるポイントは
他にあった。それが…>
総構とは
敵の侵入を防ぐためにつくられた
城の一番外側にある
堀や土塁でできた囲いの事。
<堀や土塁は、普通は
城の周りにつくるんだけど
小田原城の場合は
ちょっと違うんだ>
<どういう事?>
ここ、小田原城は
城だけでなく、城下町ごと
囲ってしまったそうなんです。
その長さは
なんと、およそ9キロ。
領地を全て囲ってしまう発想は
当時、革新的なものでした。
<地図で見てみると
ご覧のとおり
堀で城下町を全部囲い
城内だけではなく
城下町への侵入も
防いでいたという>
<そして
総構は、ただ長いだけじゃない>
<攻め入る武将たちを
絶望にたたき落すほどの
秘密が隠されていたのだ>
<その秘密を調査してくれるのは
お城が大好きな、この方>
どうも~!こんばんみ~!
ビビる大木でございます。
というわけで、難攻不落の城
小田原城にやってまいりました。
今日は、いろいろと、リポート
したいと思いますけどね。
難攻不落の小田原城の
総構ですけれども
実は、ここではないんです。
大木:館長!
諏訪間さん:一応
ここの館長なので
ここも、一応、ご案内しないと。
大木:館長、どこですか?ここ。
諏訪間さん:小田原城の
さっきの天守閣から
西側に1.1kmちょっと
来たとこですね。
大木:えっ?
ええー!なんですか?これ。
うわっ!えっ、何?ここ。
諏訪間さん:ここがですね…。
<これが、城下町ごと囲む
小田原城の総構>
<当時は、これが
およそ9km続いていたんだ>
<その高さは15m>
<5階建てのビルの高さに相当>
<こんな高さ
侵入できるわけないと思うけど
みんななら、どう攻める?>
<登るしかないよね?>
大木:館長も行きますか?
諏訪間さん:行きましょう。
大木:館長、結構、急ですね。
諏訪間さん:そうですね。
大木:これで15mは
無理ですよ。
攻められないですね
小田原城、じゃあ。
<そうなるよね>
<そして、城下町ごと囲い込む
総構のメリットは
ただ単に、敵の侵入を
防ぐだけではないのだ>
諏訪間さん:これは
小田原城の絵図なんですけれども
この範囲が総構ですね。
こちら、海で。
ちょっと
字がちっちゃいんですけれども
こういった所に、畑とか
田んぼとか書いてあるんです。
っていう事は
どういう事かっていうと
兵糧を自給できるような
それだけの広い範囲を
城が囲んでたって事ですね。
大木:すごい。
自給自足のできる城なんですね。
<もし、小田原城が敵に囲まれ
持久戦に持ち込まれたとしても
総構内では自給自足が可能>
<つまり
食糧に困る事はないって事ね>
<そればかりか、敵の持つ食糧を
先に尽きさせられる可能性が
高いんだ>
<という事で
城下町ごと囲い込む
総構がすごい!>
<小田原城が、第4位でした>
≫ということで、5位は上田城
そして、4位が
小田原城でございました。
小田原城、予想した人は
スタジオにいませんでしたけど。
≫ちょっと
伺ってみましょうか。
小田原城の皆さん、残念ながら
今回、4位となりました。
≫小田原は大変複雑な感情に
包まれております。
拍手はしたいんですけど
何と申し上げていいか…。
諏訪間さん、どうですか?
≫恐らく上位は
近世のお城なので
小田原城は中世
戦国時代の城として
勝負してますので。
戦国だったら最強。
ナンバー1ってことで
その辺をご理解いただければと。
≫気持ちとしてはどうですか?
≫まあ、ちょっと
残念は残念です。
≫気持ちの中では
小田原は強いのにと?
≫前回の総選挙の時は
13位だったんです。
ですけども、今回は歴史家の方が
選んでくれたってことなので
ぐっと上がったってことですね。
≫複雑な感情が
入り混じっています。
≫ちょっとスタジオの皆さんにも
聞いてみたいんですけれども
ここまで山崎さん、上田城
この間
ちょうど行ってきたという。
≫そうなんです。
私がすごく好きな上田城も
載ってたんですけど
あの場所って
そこを治めている人間が
その恵まれた立地条件を
いかに把握して
それを最大限生かす
お城づくりをしなきゃいけない
っていうところでいうと
真田昌幸、天才なんですよね。
誰よりも把握してるし
人の心理の裏をかくというのが
すごくうまいんですよ。
≫わざわざ甘いと思わせて
東側から攻めさせてというね。
≫人をだますことが
すごくたけた
人間だなと思います。
いい意味で。
≫大久保さんは
ここまでどうですか。
≫このあとのコメント
難しいですけど
小田原城、よく20代のころ
デートで行ってて。
≫えー?
≫いや、そんなに驚きます?
動物園があるんですよ。
≫動物としていたんじゃなくて?
≫私が?違います。
ああいうお城のつくりとか
一切見てなかったなと思って。
今後は、ちょっとそういうの
興味持てるようになりました。
≫その時の彼とはどうなったの?
≫ひっどい男でね。
≫話長くなりそうですね。
≫良純さん、小田原城は…。
≫小田原城は、本当に
東京からも近くて
ぜひ1回行ってみると
規模とかいろんなもの見えてきて
面白いですよ。
≫外側を見るのも面白いですね。
城だけじゃなくてね。
≫大木は、今回はいろいろ
登らされてたね。歩いてね。
≫小田原城も先ほど出た
関東ローム層の赤土で
滑っちゃって
登れないんですって。
赤土っていうのが
いいらしいです。
≫さあ、残すところベスト3。
熊本城、そして江戸城
大阪城、スタジオはあと
津山城もいますけど。
さあ、まだ残ってますけど
どうなんでしょうか。
≫聞いてみましょう。
大阪城の皆さん
今のお気持ちいかがでしょうか。
≫ちょっと緊張感もあり
そして、祈る気持ちが
本当に強いんです。
必死に結果を待っていますけども
スタジオの皆さん
この大阪城チームの
スタッフの皆さん
先ほどから変化があるんですが
何だか分かりますか?
≫のぼりの数が
減ったんじゃない?
≫だんだん元気が
なくなってきてるみたいな…。
≫実は、のぼりの数ではなく
スタッフの方の数が
減ったんです。
というのも
こちらご覧ください。
あとはもう、1位をとろうと。
天下をとろうということで
天守閣の展望台から
のぼりを一生懸命
振っています。
これくらい気合十分です。
お気持ちは今、どうですか?
≫ここまできたら日本一の
難攻不落のお城目指します。
≫大阪城、頑張ります!
≫熊本城の皆さんにも
聞いてみましょうか。
熊本城の皆さん!
≫独特の緊張感が
漂い始めています
熊本城です。
熊本城総合事務所のタバタさんに
お話伺います。
まだ、呼ばれていませんが
今のお気持ち、いかがですか。
≫熊本城が絶対1位を
取ってみせます!
≫はい!頑張ってください!
≫意気込みをお願いします。
≫熊本の皆さん
熊本城が1位を取るけん
風呂に入らないで
待っとってはいよ!
≫スタジオは明るいですけど
向こうは真っ暗ですからね。
≫ずっと
待たされてるんだものね。
≫いよいよ、このあとベスト3の
発表です!
<ここで
プレゼントキャンペーンの
お知らせです>
<番組終了後
見事第1位を当てた方の中から
抽選で30名様に
ネスレ日本より
人気のキットカット ミニ
4品セットをプレゼント>
<なお応募は、9時20分で
締め切りとさせていただきます>
<皆様、奮ってご応募ください>
<いよいよ、ベスト3の発表!
第3位は…>
もう、なんといっても
日本有数の高さを誇る石垣と
幅の広い堀に囲まれた
鉄壁の名城です。
(岡田)君の幅広ハブラシは
ヘッドがぶ厚すぎて
奥まで届いていないんだ!
(女性)ハァッ!
薄型の「システマ」なら届く
♬~「システマ」 《極上プレミアム》
(二宮)服のニオイ気にして
いろんなもの使ってない?
はい 古い~
今やニオイ専用これ一本で
ぜ~んぶいけちゃいます
紫の「NANOX」ニオイ専用
《青い「NANOX」は4つの機能に!≫
<選ばれたのは…>
<日本三大名城の1つ>
<大阪のシンボル、大阪城>
<春には、見事な桜や梅の花が
場内を彩ってくれて
これからの季節は
紅葉も見頃なんだ>
<うわー!キレイ!>
<内堀を周遊する御座船からだと
こんな天守閣の絶景も
眺められるんだよ>
<今は、観光名所として
大人気の城>
<しかし、当時
攻めようとする側からすれば
恐るべき城だった>
<あなたなら、どう攻める?
大阪城攻略戦>
<大阪城のすごさを
教えてくれるのは…>
<大阪城の事を全て知り尽くす
北川先生>
<では、攻撃開始!>
<大阪城の天守閣は、ここ>
<ここまで向かうには
3つの関門がある>
<周りを囲んで一気に攻めようと
石垣を登ろうとすると…>
なんといっても、石垣ですね。
この今見てる部分が
大阪城の石垣の中でも
一番高い場所で
堀の底から石垣の天端
っていう所までで32m。
日本一高い石垣
っていう事になりますね。
<へえー!すごい!>
<32mをよじ登るのも
困難を極めるが
それに追い打ちをかけるのが…>
この上には、実は
他のお城に行ったら
天守閣になるぐらいの
三層の櫓が立っていまして
本丸周囲で11カ所立ち並んでた
っていう事になります。
それが、こんな写真になります。
スタッフ:すごい。
北川さん:このね、三層の櫓も
1つ1つの櫓が
他のお城へ持って行ったら
天守閣になります。
例えば、有名な国宝の彦根城。
これが、本丸の地面から
天守閣の大棟までの高さが
大体20mですけども
大阪城は、この櫓全部ですね
23m、1つ1つの櫓が
あの彦根城の天守閣よりも
でかいという。そんなのが
ずっと、ぐるっと回ってた
っていう事になりますから
その迫力たるや
今とは比較にならないぐらいだと
思います。
いかにすごい城だったか
っていうのは
よくわかっていただけるんじゃ
ないかなと思いますけどね。
<三層櫓は、今は残っていないが
今回、特別に
二層櫓の中を見せてもらった>
北川さん:大阪城に残ってる
櫓の中でも
とりわけ貴重な乾櫓。
スタッフ:あっ、外!
北川さん:外、見えますよね。
堀の幅が随分広いのと
それと、向こうから比べて
こちらが、かなり高くなってる
っていうのが
わかっていただけるんじゃ
ないかなと思います。
100m近い堀幅がありますので
戦国時代の火縄銃とかでは
なかなか、有効射程距離
っていうところまでならないのと
上から下へ向いて撃つ方が
はるかに効果的で
そういう点では
やっぱり、こちら内側が
非常に高くなってるっていうのは
守る側にとっては長所というか
ポイントになると思いますね。
敵が攻めてくると
あそこまで迫ってくるわけですね
掘の向こうまで。
それを、こう狙い撃ちするために
この銃眼っていう装置がね。
ここから火縄銃を構えて
向こうにいる敵を
狙い打つっていう。
その鉄砲を撃つための窓です。
1階に8カ所、2階に8カ所
計16カ所から
鉄砲が撃てるようになってます。
<更に、外堀に面した
壁側の足元には…>
北川さん:これ、実は
開くんですね、こうやって。
<真下が見えるわ!怖い!>
北川さん:石垣が見えますよね。
この上から、こう
石をゴロゴロっと落として
敵もろとも
堀の中に落とし込むという
そういう石落としっていう
装置があります。
北川さん:仮に、ここまで来て
やっとよじ登ってきても
最後、これで
やられてしまうという。
<登っている間に
頭上から、大量の石の雨>
<奈落の底へ落ちてしまうよ>
<周りから攻めるのは難しい>
<ならば
ここは大手門へ向かって
端から素直に攻めてみる。
すると…>
北川さん:真正面に見えるのが
大手門と、大手口の土橋です。
横矢掛っていうんですけども
敵が、あの土橋、スロープを
駆け上ってくるわけですけど
その敵を横から攻撃して
相手をやっつけるという。
大阪城の正門
大手門を守るという
非常に大きな役割を負わされた
櫓なんですよ。
<ここで
多くの犠牲者が出るのは必至>
<なんとか、ここをくぐり抜け
次の門へ向かうと…>
北川さん:この多聞櫓は
大手門を破って侵入してきた
敵を攻撃するための
そういう櫓です。
今、私たちが立ってる所の下が
ちょうど、大手門を破って
次、二の丸へ入っていくための
門になってます、この下が。
下から見ても
わからないんですけど
実際には
これ、槍落としになってます。
北川さん:知らずに
下から眺めても
上に、こんなものがあるのは
全然わからないです。
ここをくぐろうとすると
上から槍の雨が降ってくると。
スタッフ:突然降ってくる。
北川さん:そうですね。
<他にも、17mの二層櫓が
いくつもあったり
全部で32棟の櫓が
城内から目を光らせていたんだ>
<怖いわ!>
<この32棟の櫓がある事で
大坂城を守っていた>
<これは
難攻不落と言われるのも納得>
<そんな現在の大阪城は
豊臣秀吉が築いた大坂城を
徳川秀忠が再築したものなのだが
豊臣時代の大坂城も
相当な強さを誇っていたという>
北川さん:こちらの碑を
ご覧いただきたいと
思うんですど。
ここが、豊臣大坂城の強さが
わかる場所になっています。
「大坂城惣構跡」という風に
冒頭に書いてあります。
この「総構」っていう範囲まで
全部含めると
今の大阪城公園からすると
約4倍。
<実は、豊臣秀吉がつくった
大坂城の規模は
今の、なんと4倍以上!>
<えっ!広い!>
<しかも
ただ広いだけじゃないんだ>
西側にですね、秀吉の時代は
まだ海が、この近くまで
迫ってたんですよね。
海で天然の要害になっていたと。
北側は、淀川によって
要害になってたと。
東側は、巨大な池もあって
広大な湿地帯が
広がってたんです。
<北、西、東は鉄壁
自然の要塞>
<更に南側には…>
南側には空堀を掘っておりまして
その堀を掘る事によって
南側からの侵入も阻むというね
役割を持っていたわけですよね。
<その空堀が
今わかる場所が…>
北川さん:ここが
空堀商店街といいまして
大阪でも代表的な商店街ですね。
スタッフ:下に下がってますね。
北川さん:そうなんですね。
空堀商店街とありますように
豊臣大坂城の南側の総構堀
空堀があった場所なんですね。
大体、30mから40mぐらいの
堀幅があったという風に
調査の結果、推定されてましてね
深さも6mとか、そのぐらいの
深さがあったという風に
考えられています。
この堀がある事によって
やはり、いったん降りて
登っていかないといけませんから
守護神のような役割を果たした
すごい堀だったと思います。
<そんな商店街にある
「お好み酒家 ん」さん>
<鉄板焼きや
お好み焼きが食べられる店>
<地下に下りてみると…>
<空堀の底を体験しながら
食事ができる>
<という事で
櫓で、攻め手を恐怖に陥れる
大阪城が3位にランクイン>
<難攻不落!最強の城総選挙
いよいよ、第2位!>
<第2位に輝いたのは
来年の大河ドラマの
舞台にもなるであろう
あの城です>
(市原)
本日からお世話になる市原です。
(西島)君か 新人というのは。
俳優の道が どうしても諦められなくて。
それで社長が 僕に付けと…。
その社長からです。
新規の出演依頼だそうです。
…で 君も見たんだろ?
申し訳ありません!
…で 君はどう思った?
ちょっと面白いかと。
じゃあ やろう。
え?
僕は常に他人が見たい西島を
演じるべきだと考えてるんだ。
素晴らしい。
《なんだ これは…》
僕が ダイワマン?
<ダイワマン!>
<難攻不落!最強の城総選挙>
<いよいよ、第2位>
<選ばれたのは
東京都千代田区にあった城…>
<今は皇居となっている
この場所>
<当時の姿が、こちら>
<歴史の専門家によると
江戸城には、日本一の
規格外のものが多いという>
<では、一体
どんな日本一があるのか?>
<最初の日本一は
規格外の巨大天守>
<江戸城の天守は
いろんな資料から
日本一高い城だった事が
わかっている>
<その高さは
およそ59m>
<20階建てのマンションと
同じくらい>
<現存する天守の中でも
トップの姫路城と比べても
1.3倍も大きいんだ>
<江戸城、続いての日本一は
規格外の枡形虎口>
<枡形虎口とは、敵を閉じ込め
3方向から攻撃できる
門と門の通り道を
四角く囲った空間>
<江戸城の場合は…>
普通のお城と比べると
大体4倍から5倍。
あきれ果てる大きさ。
<その大きさは
なんと、1041平方メートル>
<テニスコート
およそ4面分の大きさなんだ>
<これは、大型の枡形虎口を
たくさん持っている名古屋城の
およそ3倍>
<更に、規格外なのは、その数>
<名古屋城の枡形虎口の数は
13なんだけど
江戸城は…>
<専門家によると
40から50もの枡形虎口が
あったといわれているんだ>
<すごい!>
<江戸城、続いての日本一は
規格外の堀>
<お城の周りを囲む、お堀>
(インタビュアー)もったいな~インタビュー!
コップさんと ティースプーンさんは
もったいないと思うこと ありますか?
(コップ)洗剤の泡切れですね。
(ティースプーン)そう! 泡切れが悪いと
お水 たくさん使うでしょ~!?
あっ 今 ティースプーンに
泡切れ 関係ないだろと思ったでしょ。
いえ 思ってないです。
でも 花王さんは
泡切れを すごく
研究されているので…。
サ~ッと すすげますよね~!
(コップ・ティースプーン)ホホホ…。
あっ 今 ティースプーンに
洗剤いらねえだろと思ったでしょ。
いや 思ってないですって~。
<もったいないを ほっとけない。 花王>
<最強の城総選挙、第2位は
日本一だらけの江戸城>
<続いての日本一は
規格外の外堀>
<外堀とは
お城を囲んだ二重のお堀のうち
外側にあるものをいう>
<埋め立てられた
江戸城の外堀の一部は
現在、外堀通りとして
知られている>
<その総距離は
なんと、およそ16km>
<小田原城を囲んでいた
巨大な外堀、総構の1.7倍>
<東京ドーム400個以上が
すっぽり入る大きさだったんだ>
<そんなに広いの?ビックリ!>
<これら規格外の江戸城を
徳川家は威信を懸け
家康、秀忠、家光の3代
30年もの歳月と
莫大な費用をかけて
築き上げたのだ>
<という事で
日本一だらけの規格外の城
江戸城が第2位でした>
≫3位が大阪城、そして2位は
江戸城ということでした。
良純さん、江戸城。
≫僕、1位いけると
思ったんだけどね…。
≫大阪城の皆さん
聞いてみたいと思います。
大阪城の皆さん
惜しくも3位でした!
≫あれ?
≫大阪城!大阪城!
≫すみません
皆さん3位でした。
≫イエーイ!
≫今、声聞こえますでしょうか。
この3位にランクインしたことを
聞きつけた
市民の方々が20人以上
集まってきてくださいました。
≫さすが生放送!
≫聞きつけたんだね。
≫大変盛り上がっております。
伊藤さん、どうですか?
3位にランクインしました。
≫ありがとうございます。
おかげさまで
3位になれました。
大阪城って、さっき
VTRで見ていただいたように
攻撃が
どこからされてるかなとか
どこで攻撃できるかなとか見て
楽しんでいただけると
たくさん見るところありますので
ぜひ、訪れてください。
≫3位で悔しくないですか?
1位狙ってたじゃないですか。
≫そこは大きな気持ちで
江戸城に2位は譲ります。
≫そして新納さん、大阪城が
1位予想でしたが…。
≫1位だと思ってたんですけど
こうなってくると
じゃあ、1位は?って
なりますね。
≫2位が江戸城ですね。
≫すみません
今告知の時間になりました。
≫急に?
≫ウエンツさんも?
≫僕も一緒にやらせてもらって。
≫すごいタイミングの
告知でしたね。
ということで、太田さんと
山崎さんが1位予想した
熊本城はまだ出ていませんが。
≫自信ないな、ちょっと。
≫中継は出てます。
≫ちょっと自信ないっすけどね!
≫津山城は
かなり厳しいですかね。
≫さあ、全国4万以上の城の
頂点に立つのは
どこなのか?
「最強の城総選挙」
このあと第1位の発表です!
歴史の専門家が選ぶ
難攻不落!最強の城総選挙。
いよいよ、第1位の発表です。
1位に選ばれたのは
今年、新発見があった
あのお城。
<ここで
スペシャルプレゼンターの
お三人から、お知らせ>
ドラマ『七人の秘書』が映画化。
スケールアップして
帰ってきます。
表の顔は名もなき秘書
裏の顔は
最強のエージェントとして
私たち7人の秘書が
悪いヤツらを
ぶっ潰させていただきます。
広瀬:皆さんの身の回りに
イヤな先輩や上司はいませんか?
でも、懲らしめたくても
なかなか難しいと思います。
そんな皆さんの
モヤモヤした気分を
私たち7人が吹き飛ばします。
菜々緒:映画ならではの
スケールと、華麗なアクションで
過去最大の敵に挑みます。
10月7日
いよいよ、来週金曜日公開です。
ぜひ、映画館で
一緒にスカッとしましょう。
<難攻不落!最強の城総選挙
いよいよ、第1位の発表>
<選ばれたのは…>
<6年前の熊本地震で
深刻な被害を受けた熊本城だが
去年、天守閣が完全復旧>
<復興への道を歩んでいる>
<熊本城といえば
築城の名手、加藤清正が築いた
通称、武者返しと呼ばれる
高石垣が特徴>
<国内最大規模の内戦
西南戦争では
西郷隆盛率いる
1万3000の攻撃に対し
わずか3300人で
およそ50日間
守りきった事で有名>
<のちに西郷隆盛は
「新政府軍に負けたのではなく
清正公に負けた」という意味の
言葉を残したと
いわれているんだ>
<そんな熊本城の
強さのポイントは?>
ひと言で言うと、過剰防衛の城と
言えると思います。
城に必要な要素が
全部詰め込まれたような
そんなお城という感じが
いたします。
<それは
超やりすぎの防衛システム>
<例えば、熊本城の城壁は
長さ、およそ242m>
<現存する城郭の中で最も長い塀
その名も、長塀がある>
<この威圧感たっぷりの
巨大な塀で城を守っていたのね>
<更に、城の入り口には
敵軍の侵攻を遅らせる
枡形虎口>
<しかし…>
通常のお城ですと
枡形虎口1つでも
強固な守りを誇りますけれども
熊本城のこちらでは
その枡形を
2つ連続させています。
その結果、6回折れ曲がらないと
城内にたどり着く事ができない。
そういう風な場所に
なっています。
<ダブルの枡形!これは鉄壁!
まさに難攻不落ね>
<更に、今年6月
調査で、熊本城の誇る石垣に
すごい事実が隠されていた事が
わかった>
こちら、宇土櫓下の石垣ですね。
現在でも
ここは、高さが21mあって
城内での最高の高さの
石垣なんですけれども
実は、もっと高かったという事が
わかりました。
<震災からの復旧工事に伴う
発掘調査を行ったところ
埋まっている
およそ4mの石垣の続きを発見>
<今でも、日本随一の高さを誇る
熊本城の石垣だが
築城当時は
もっと高かった事が判明>
<という事で、難攻不落!
最強の城総選挙、第1位は
復旧へ向け
一歩ずつ前進している
熊本県民のシンボル
熊本城でした>
≫熊本の皆さん
おめでとうございます!
見事、1位です!
≫やりました!
≫テンション高い。
喜んでるね。
加藤清正公も喜んでたね。
≫さあ、本郷先生
熊本城が1位でしたね。
≫はいはい。
難攻不落の城っていう言葉どおり
熊本城は落ちてませんからね。
だからやっぱり1位というのは
よく分かります。
≫まだまだ、これから
完全復旧にはもうちょっと
かかりますけど。
≫いまだに
勇気づけてるわけだからね。
≫新しい発見もあったという
石垣がね。
≫喜んでるね。
喜ぶタイミングを
いつにすればいいのか
迷いながら喜んでるね。
≫ということでございまして
3時間の生放送で
お届けしましたけれども。
結構スタジオ2人
1位ということでしたね。
≫まさかでしたね。
≫一時はどうなることかと
思いましたけど。
≫自信あったじゃないですか!
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