出典:EPGの番組情報
徹子の部屋 綾小路きみまろ[字]
~71歳…これからの人生を模索中!~綾小路きみまろさんが今日のゲストです。
詳細情報
◇ゲスト
綾小路きみまろさんがゲスト。
◇番組内容
70代に突入して改めて感じ入ることも多々あるというきみまろさん。引退も3年前に考え、黒柳さんに相談したこともあった。ようやくブレイクしたのがちょうど20年前。その頃の映像を観ながら「あっという間の20年でした」と感慨深い様子。あと10年は頑張りたいと決意を新たにする。また、倉庫に入りきれないほどある趣味で集めた骨董品の映像も公開。整理したいが「もったいないな」という気もあり、一向に減らないと語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
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- 大変
- 徹子
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- 綾小路
- 客様
- 元気
- 今度
- 失礼
- シュタイフ
- スタッフ
- パンダ
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
(黒柳)18歳の時
鹿児島から上京して 苦節30年。
そして 今年で
ブレイクして ちょうど20年。
綾小路きみまろさんです。
どうぞ こちらにおいでください。
今でも 年間100本以上
口演なさってるそうですが
ブレイク20年のお祝いに
早速
漫談やってくださるそうなので
すごく楽しみです。 えっと…
それでは そこで お願いします。
よろしくお願いします。
皆様
お元気でいらっしゃいますか?
本当に尊いご縁でございます。
綾小路きみまろ
71歳になりました。
まあ 体力 気力の衰えは
甚だしいですね。
最近ですね パンツっていいますか
このズボンを
1人で はけなくなりましたね。
この 壁の力を借りないと
はけないですね 本当に。
フフフフ…。
もう悲しいですね。
靴下なんか 座って はかないと
はけないですね。
もう はくのはいいんですけど
今度は
立ち上がれなくなりましたね。
まあ 本当に
つくづく感じております。
もう 言った事は忘れ
言おうとした事まで忘れ
忘れた事も忘れる。
もう この間なんかですね
自転車に乗って
牛乳を買いに行ってね
帰りに自転車を忘れました。
そんな事ありませんか?
もう 本当 イヤですね。
もう
「鍵をかけたかな? ああ…」って
そういう事も何回もありますし
そして もう 携帯なんか
1日3回ぐらい捜してますね。
もう とにかく 今の70代ぐらいの
奥様方っていうのは
もうですね 捜し物で
万歩計は 3000歩
いくんだそうでございます。
ハハハハ…! おかしい!
ねえ すごいですね。
そして だんだん
短くなってるんですってね
夫婦の会話が。
70以上の奥様の会話ですね。
「お父さん!」「なんだよ?」
「呼んだだけ」
みんな短くなってる。
「お父さん!」「なんだよ?」
「聞こえてればいいの」
フフフフ…!
「お父さん!」
「なんだよ? なんだよ?」
「何言うのか忘れた。
ごめんなさい」
「お父さん! お父さん!
ねえ 私の事 愛してるの?」
「愛してるから
お前と一緒にいるんだよ」
「愛してるって言ってくれた事
ないじゃない」
「お父さん 幸せって何? 幸せ」
「幸せはな… いいか よく聞けよ」
「幸せは そういう事を
聞かない事が幸せだ」
「お父さん 夢も希望もないのね。
愛してるの? 私を」
「元気なうちに聞いときたいの。
あなた!」
大体 こういう会話で
進んでいくんだそうでございます。
フフフフ…!
大変 失礼をいたしました。
皆さんの幸せをお祈りいたします。
失礼いたしました。
ハハハハ…!
どうぞ こちらにおいでください。
どうも 失礼いたします。
綾小路きみまろさんです。
お久しぶり…。
はい どうも… ごめんなさい。
なんか 本当にね
2分弱でしたので ちょっと…。
いえ 楽しかったです。
心配いたしましたけど。
失礼いたしました。 やっぱり
徹子さんの前は緊張しますね。
どうしてですか?
はい 本当に申し訳ございません。
そんな… そんな
緊張していただく事ないです。
もう 70になってから
いろいろ 考え方が変わりまして。
もう コロナ生活が ずっと続いて
もう 春夏秋冬といいますかね
春とか夏 秋 冬をね
本当に なんか 肌で感じながら
「あっ 春が来るんだ」
「夏が来るんだ」
そういう事を 今まで
考えた事 全然ありませんでした。
だから やっぱり
生かされてるんだなという事をね
つくづく
最近 感じるようになりました。
そうですね。 そうです…
若い時は あんまりね
景色なんか どうでもね…。
そうですよね。
本当 そうですね。
でもね お元気で何より。
ええ。 もう 元気ぐらいしか
取りえ ないですね。
フフフフ…! それが一番です。
はい。
3年前 なんか 70歳になったら
引退なさるとかなんかって
私に相談なさって…。
そうなんですよ。
これがですね
相談したんです 私ね。
そしたら 徹子さんに
「何考えてんの? あなたは」って。
それのVTRがあるそうなんで
ちょっと見て… いいですか?
そう 見ていただきます。
ちょっと 皆様も…。
「きみまろさん 相談があるって
なんですかね? 今日…」
「実はですね 私は
以前に お会いした時に
辞め時みたいな
この仕事をですね 年齢的にね
いつ頃 辞めたらいいのかなと
思いながら
ずっと やってきたんですけども。
やっぱり 体力の衰えが
ある程度
舞台で出てきたりすると
“あと何年やれるかな?”と
思いながら
自問自答してるんですけど」
「今 70歳?」
「68歳です」
「まあ! それじゃあ 全然」
「まだ大丈夫ですか?」
「まだ大丈夫」
「15~16年… 20年もいけますね」
「20年?」
「そう。 イヤかもしれないけど」
「20年っていうと 80…」
「でも あとね
20年や30年は 大丈夫ですよ」
「イヤですか? そんなに働くのは」
「いや どうなんだ…」
「やっぱりね 働いてないと
老けていくのかな みたいなね」
「そうですよ。 全然 大丈夫ですよ」
ハハハハ…! 私ね…。
ええ。 おっしゃってくださって。
いただいたパンダを
ひざの上に置きながら…
いただいたんですよ あれを…。
そうなんですよね はい。
それ いただきながら 威張って…。
そんな
いただいたパンダを持ちながら
「そうですよ」なんて言ってるの
おかしいなと思ったんですけど。
いや でも あれでですね
なんか 立ち直りましたね 私ね。
本当に?
ええ。 あれが もうね
なんか こう 背中を押されまして。
ありがとうございました。
もう 恩人でございます。
いえいえ…
とんでもない事でございます。
でも それにしましても
18歳の時に
鹿児島から上京なさって
キャバレーの司会とか。
はい そうです。
歌手の方の司会をやったり…。
そうです。 なさったりなんかして。
ちょうど それが あの…。
大体 潜伏期間がですね…
売れない潜伏期間が
32~33年ありまして。
そうですよね。
はい。
それで 51歳頃まで
売れなかったんですね。
で 52で なんか こう
CDが売れて ブレイクして。
あれから
20年のね 月日が流れました。
だから すごい遅咲きでしたね。
でも 今 これだけね 皆さん
笑わせてらっしゃるんだから
それは すごいと思います。
ブレイク直前の頃の映像
っていうのがありますので
ちょっと ご覧いただきます。
どうも ありがとうございます。
「(拍手)」
「少しずつ。 僕は…」
ああ やっぱり 若いですね。
そうね ちょっと…。
ビックリしました。 こういう
時代があったんだと思って。
そうですね。
どうも ありがとうございます。
貴重な映像ですね。
貴重です。
あれから バーッとね 一気呵成に。
はい おかげさまで… はい。
でも この20年間
長かったですか? 短かった…?
いやあ 短かったですね。
ねえ あれだけね 売れて。
あっという間でしたね。
もう 本当に
すごく忙しかったですからね。
そうですよね。
だって いつも なさる所が
大きいじゃありませんか。
そうですね。
大体 1500人から2000人の所で
ずーっと1人でやってましたので。
そう。
もう そういう意味では なんか
こう 充実した20年でしたね。
そうですよね。
はい。
私も どこか行って…
伺った事あるんですけど
どうも ありがとうございます。
まあ 本当に
間断なく みんなが笑うっていう。
そうするとさ
もう すごくうれしくて。
そうですね。 お客様と一緒に
こう… お客様を巻き込んで
1時間ちょっとをですね
盛り上げていくみたいな…
まあ 芸風なので ちょっと
賛否両論あるんですけども。
そうですか?
賛否両論はないですよ。
いやいや SNS辺りでね
まあ いろいろとね
「真面目にやれ」とかね いうのも
ありましたけど
もう 70過ぎましたのでね。
最近は
まあ 落ち着いた気持ちでね
もう1回 やり直そうかなと…。
いいですよね でも。
健康法っていうのが
何かあるんですか?
えっ 健康ですか?
うん。
健康は やっぱりね 毎日…。
今まではですね
ジョギング
ずっとやってたんですよね。
ひざを壊しちゃったんですよね。
あら。
不思議と。 そしたら 今度は
ウォーキングを始めたんですね。
で ウォーキングを
始めたんですけど
今度は ウォーキングも なんか
コロナとかなんかがあって
なかなか気持ちが向かなくて。
今度は もう
家の中に自転車を買い込んで
室内自転車で 一生懸命こいで。
それが私の健康法ですね 今。
あっ これですね。
はい。 そうそうそう これですね。
大体 1回に
どのくらいなさります?
大体 前は 1時間ぐらい
やってたんですけど…。
長くありません? 1時間って。
今ね 40分ぐらいにしてます。
まあ ほどほどにね
運動もやっていこうかなと
思っておりますけど。
私も自転車やってるんですけど
毎日やるのにね
もう 20分が やっとですね。
でも
20分やってらっしゃるんです?
20分は やってます。
はあ…!
でも 20分やると もう
イヤになっちゃうんですけど…。
私は ひたすら こいでますので。
ああ そうか。
一番重いのでやってますので。
私は一番軽いのでやってます。
ああ 軽いのでやってる…。
漫談やってらっしゃる時 あれ
立ちっぱなしで何十分ですか?
1時間10分ぐらいですね。
うわー…!
あっち行ったり
こっち行ったりでね
道に迷った
タヌキみたいなもんですから。
あっち行ったり こっち行ったり。
「道に迷ったタヌキ」?
ええ。 もう
そんな感じでやってますからね。
あっちのお客様
こっちのお客様って やっぱり
2000人ぐらい入ってると
やっぱり 間口が広いですから。
大きい… おやりになる所が
大きいですからね。
そして 上もありますので…
2階3階とありますから。
だから そういう意味では
ちょっと こう 動いた方がね
みんなに伝わるんじゃないかなと
まあ 自分で思いながら
やってるんですけど。
そうです そうです。
だから
こういう風に出ていらして
こっちから…
あっちがお客様だと
こう出ていらして ここで止まって
で こう行っていらして
こういう風に行って
ここで止まってって。
で 上の方見て
また ここに戻ってきてって
相当ありますもんね。
ええ。
普通 演芸っていうのは
1カ所にね 立って
スタンドマイクでやるんですけど
なんせ 広い所なので。
手に持ってね。
はい 手に持って ハンドマイクで。
とにかく一生懸命…
一生懸命やるっていうのが
私のね 考え方なので。
でも 皆さん
お笑いになりますよね
ワーワー ワーワー。
そうですね。 マスクを 今ですね
皆さん していらっしゃるんで
前列はフェースガードを
していらっしゃるんですよね。
フフフフ…! フェースガード?
マスクがないと もっと
笑いが こっちへくるんですけど。
そうですよね。
顔が見えてないとね。
ええ。 だから…
演芸の人は マスクは結構ね
大変なのかなというのは
感じましたね はい。
でも あれですかね。
やっぱり 漫談中
せりふやなんかを忘れたり
ネタとか
そういうものを忘れたり
そういう事は もう 大変だと
思ってらっしゃるんですってね?
そうですね。 やっぱり あの…
元気とね
夢を届けないといけないので
だから
常に 私 録音とってましてね…
録音とって。
おやりになったら?
そうです。 その録音をですね
まあ こういう…
今 全部 10年間の漫談が
これに入ってるんです
今までやった口演が。
今 そんなに
小さくなってるんですか?
これに入ってて
それを出番前に聴きながら…。
これを毎日 聴きながら
一番いい時の
なんか こう 雰囲気で
舞台に出ていってるわけですね。
なるほど。
それで 忘れる時もありますので
私は このネタをですね
こういうものに書き込んで
やっているんですよ。
帳面ですか? それ。
帳面といいますか…。
これは なぜかっていうと
ポケットにですね 入りますので。
出番前に書いたネタをですね
袖で見ながら
それから出ていってるんですけど
こんな感じでね…
まあ ざっと こういう感じで
書いてるんですけど。
うわー 本当だ!
はい。
いろいろ思い付いた事をですね
書いて
それを こう 口ずさんで
それから
出ていってるんですけど。
じゃあ 随分 あるとないとでは
違いますよね?
ええ。 もう それは こういう事を
してるんだっていうね
練習してきたんだっていう
気持ちが やっぱり なんか
自分を後押ししてくれるような
ところがありますので
そういう意味では
私の なんか こうね
ルーチンみたいに
なってるんですけど。
でも それにしても…
拝見していると
もう 間断なく笑わせて
ちょっとでも
間 空かないですもんね。
次から 次から 次から。
ええ。 そうですね。
「ええー」とか「ああー」とか
言わないようにしてるんですよね。
そうですよね。
なるべくですね。
それが きっと大変…
「ああー」とか「ええー」とか
「うーんと」とかって
言わないようになさるのは
大変だと思います。
ええ ええ。
それは もう
長年やってきてますので
大体 要領わかってますので ええ。
こうやったらいい…
こうやったらいいとかね。
だから まあ
毎日毎日が勉強なので。
本当に面白いですからね
皆さんもね なんか あったら…
機会があったら
ぜひ いらしてください。
よろしくお願いします。
私 何回か
本当に大きい所でも
拝見したんですけど
面白い… すごく面白いの。
「面白い」って… ちょっと…。
よく あんな事を思い付くと思う。
「思い付いた…」。
もう 私は一方通行なのでね 誰か
相方がいるわけじゃないので。
そうですよね。
はい。
でも お客様に いろいろ
おっしゃってるじゃないですか。
そうですね。
「よく来ましたね その顔で」
なんて。
「その顔で」ですね。
だから なるべく そのね…
全体に言うようにしては
いるんですけど。
まあ だから
1列2列3列目ぐらいまでが
なんか
被害者みたいになってますね。
そうですね。
私が加害者でね。
被害者と加害者の感じで
なんか こう
その辺で雰囲気を作って
後ろのお客様に伝えるという。
でも お客様たちは
自分が言われても
絶対 自分の事じゃないと
思ってるから
笑ってらっしゃるのが面白い…。
そうかもしれませんね。
そうですよ 絶対。
隣の奥さんの事だなとかね
友達の事だなとかね。
そうそうそう。
もう ゲラゲラ…。
やっぱり なんか 私に こう
なんか
いじめられたいみたいなところも
ちょっとあるような事を
伺った事があるんですよね。
そうです。
きっと そうだと思いますよ。
「よく笑いますね その顔で」って
言いながら
すごい笑ってるのは…
ねえ? 言われてるのに。
ええ。 「よく そんなお顔に
お化粧されましたね」とかね。
まあ ずけずけ言うんですけど。
「キレイですね
眉から上が」とかね。
フフフフ…!
「眉から上が」 なるほど。
そういう なんか…
傷つかないようにね
どこか1カ所を褒めるみたいな
そういうやり方しております。
フフフフ…! 面白い。
でも また新しいのを
交ぜなきゃならないから
大変ですよね。
そうですね。
やっぱり
今 こういうコロナ禍なので
なんか やっぱ 新しい事もね
入れない事には…。
「あの人 同じ事ばっかり
しゃべってるわよね」って
言われる可能性もありますので。
まあ
ちょこちょこと新しいのはね
入れるようには
努力はしてますけども はい。
でも 何回伺っても面白いですよ
あなたの。
私ね あんまりね 笑わないので
有名なんですってね…。
そうみたいですね。
私… そう。 でもね
きみまろさんのはね
笑っちゃうの どうしても。
徹子さんの前で
もう 芸は なかなかね…。
みんな
ダメになっちゃいますよね。
ここにいらした芸能人の方ね
イヤだっておっしゃるんですよ。
ええ。 もう 私も よくわかります
それは。
あんまり笑わないで
「あっ そうですか」
「どうぞ お座りください」なんて
言うもんだから。
フフフフ…!
フフ…。
それでね
もう 本当に落ち込みますよね。
ハハハハ…!
やっぱり そうですかね?
もう 本当 そうですよ やっぱり。
もう でもね お客様あってのね
舞台ですからね。
やっぱり お客様が宝ですから。
それでも きみまろさんの場合は
大丈夫ですよ。
面白いもん だって。
ああ そうですか?
私 笑うもの いつだって 本当。
徹子さんに…
そうおっしゃってくださるのは…。
もう それが また
私のエネルギーになりますので。
本当に面白いですから
大丈夫です。
頑張りますので。
そうです 頑張ってください。
ところで
全然 話 変わるんですけど
骨董品集めが趣味だそうで。
そうなんですよ。
すごいんですって?
いっぱいあるんですってね。
骨董品がですね あって
これをね
断捨離するのか しないのか
どうしようかって…。
でも お好きで
集めていらっしゃるんでしょ?
ええ。 好きで集めたんですけども
もう 今は 集めてないですよ
70過ぎましたので。
もう あとあとの事を考えてね
みんなに迷惑かけるんで。
だから どうしようかなと思って
YouTubeのね
「綾小路きみまろ
公式チャンネル」を作って…。
でも なんか 倉庫の中の映像が
あるそうですよ。
そんなに いっぱいおありなの?
はい。
「山梨県 河口湖から
お送りしておりますが…」
「出てきたよ」
(スタッフ)「いろいろ ありますね」
「あるね」
(スタッフ)「ここが 骨董の一部?」
(きみまろ)「一部」
これ みんな 箱の中に入ってます。
ええー すごい!
お皿とか 茶碗とか 鉄瓶とか。
「これは 欄間だね。 欄間」
こういうのをね
買ったんですよね。
(きみまろ)
「家を壊して いらないからね
“持っていって”って言われて
もらったものかもしれない」
「“きみまろさん これはね
なかなか出ないものだ”と」
「これは レトロで
いいんじゃないの? って
一時期 こういうのが はやってね」
「“大正十四年 六月 購入”だから
これを買った人は
まあ その時代の最先端のね
電気製品だからね」
「ほら」
(スタッフ)「おおー すごい!」
「ほら これでね…」
「これを いいなと思うか
こんなものだと思うか
邪魔だと思うか
使ってみたいと思うか
それ 人それぞれでしょ?」
(スタッフ)「うん」
「ねえ 俺のさ カツラを取ってさ
ここに入ったらさ
パカッと つくよ」
すごい なんか…。
お出しになってみたの? これ。
ええ。 出してみたんですよ。
すごい!
大変だったんですけど… はい。
「まだ いっぱいありますので」
まだ これは一部なんで
どうしようかなと
悩んでる 今日この頃ですね はい。
すごい。
だから どうしたら これは
片付くんだろう? みたいな。
もう なんか 地方に行くとね
必ず骨董屋さん ありますから
そこに寄って
こういうの買い込んだ…。
そうすると… 楽しみでしょ?
うん。 それが なんか こう
生きる力になってましたね。
そうですよね。
おうちに いっぱいあっても
やっぱり そこ行って見て
新しいの見ると
欲しいなって思うのある…。
手に入ると もう いいんですよ。
で また 欲しくなるんですよ。
これは なんか
病気みたいなもんですね 私は。
でも 他に趣味がなければ
よろしいんじゃないですか?
ああ でも どうなんだろうなと
今 思うと
本当に 先々
ちょっと思いやられますね。
これから先…
あんなに たまっちゃってね。
もう
いっぱいあるわけですからね。
もう とにかく
「これ どう? これ どう?」
っつってね
人に差し上げようと
思うんですけど
なんか こう
差し上げる時になると…
いくらで買ったのって
大体 覚えてるじゃないですか。
そしたら
また 引っ込めちゃうんですよね。
フフフフ…! わかります。
だから ダメなんですね。
そうそう。 そりゃそうですよね。
ねえ。
徹子さんに 私 今日はですね
もう どうしても…。
うわっ ビックリした!
ハハハハ…!
なんか…。
ちょっと 開けていただいて。
なんだろう?
これはですね…。
あっ! すごい!
シュタイフのですね。
シュタイフの。
はい。 パンダをですね…。
すごい! これ。
一番新しいやつで
ドイツの方からですね
取り寄せまして。
なんか 大豆と竹の繊維で
作られているんだそうです。
そして 詰め物は
リサイクルペットボトルが
使われてるそうです。
すごい!
いいんですか? いただいて。
はい。 もう ほら…
ちょっと大きなのをね
差し上げたんで
今度は ちょっと 子どものを…。
手も全部動く。
はい。 そうなんです。
脚も全部動くでしょ 皆さん これ。
脚も動いて… こんな動いて。
ぜひ あのね おうちのね
ベッドか 横に置いてくだされば。
可愛い!
はい。
ぜひ 楽しんでください。
でも これ ちょっと
古めかしい感じがして
あれですよね。
ええ。 なんか シュタイフのやつは
なんか ここに白い 特別な…。
そうです。 ここの所に これ…。
作ったやつは白い なんか…。
これ。
はい 布が付いてるんですってね。
付いてます。
ぜひ 大事にね 仲良く…。
いいんですか? いただいて
こんな いいの。
あら うれしい。
ええ。 そうです ええ。
これ いかにもね シュタイフの
昔風に作ったパンダって事が
よくわかります。
座ったりもします。 こんな可愛い。
ああ よかったです。
ねえ すごくうれしいです。
本当にありがとうございます。
ありがとうございます。
よろしいんですか?
いただいちゃって。
もう 喜んでいただいて
ありがとうございます。
すごく可愛いです 皆さん。
私 もうね
小さい子どもじゃないのにね
こういうの すごい好きでね。
ああ よかったです。
可愛い。
どうも ありがとうございました。
なんか 不審者に
間違われたんですって? この間。
話 違うんですけど。 歩いてて。
ああ そうです。
マスクして ブツブツ
漫談やりながら しゃべってます。
そうすると
パトカーがプーッと来て
「ちょっと…」っつって。
「身分証明書 見せて」
って言われて
こういう事が これからね ずっと
コロナの中では続くのかな?
と思ってます はい。
帽子かぶって 眼鏡かけてね
どうしても マスクしてますから。
で ブツブツ言ってたらね。
ご本名なんですか?
きみまろさんは。
えっ?
あっ ご本名じゃないでしょ?
何がですか?
名前が。
「綾小路きみまろ」?
うん。
いや とんでもない
本名じゃないですよ。
そうすると 身分証明書 見せて…。
ええ。 身分証明書って言われても
ないですから 私は。
そうですよね。
そうしたら どうしたんですか?
「あっ きみまろさんですね」
って言われて。
向こうが そう言ったの?
「どうも 失礼いたしました」って。
「何していらっしゃるんですか?」
「今 散歩してるんです」って。
はい そういう事です。
でもね 今回は まあね
こうやって お会いできて
私の背中も押してくださって
本を書く機会もあって
なんか 新しい本が出て
今 すごく順調…。
そう 70になった時にね
どうするか? って。
『人生は70代で決まる』
という本が…。
読ませていただきました。
もう 本当に…
あのおかげで
本を書く事ができて
最後に なんか
お礼を申し上げたいなと思って。
本当にありがとうございました。
でも こんないいの
いただいちゃって 悪い 私…。
いやいやいや
とんでもないです。
私の背中 押してくださったんで
気持ちでね。
ちょっと申し訳ないですけど。
こんな わざわざ取り寄せるような
ものをいただいて。
でも これ 可愛いですね
見るからにね。
可愛い… お似合いです。
フフフフ…!
ありがとうございます。
はい。
なんか いただいてばっかりで。
でも うれしいわ。
とっても大事にしてます。
はい。
ここに座らせておきます。
♬~『徹子の部屋のテーマ』
終わりますね もう。 この音楽…。
あっという間ですね。
あっという間ですよね。
でも お元気で何よりです。
ダメですよ 辞めちゃあね。
はい 一生懸命 頑張りますので。
私も どっちがやるかっていう
競争しますか?
はい よろしくお願いします。
今日は楽しかったです。
『徹子の部屋』は
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