徹子の部屋 菊間千乃[字] …の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

徹子の部屋 菊間千乃[字]

~アナウンサーから弁護士へ…大ケガが転機に~菊間千乃さんが今日のゲストです。

◇ゲスト
『羽鳥慎一モーニングショー』では火曜コメンテーターとして“羽鳥&玉川”に挟まれ大奮闘!元フジテレビのアナウンサーで現在は弁護士の菊間千乃さんがゲスト。
◇番組内容
26歳の時、番組のリポート中にビルの5階から転落。医師からは死んでもおかしくない事故で後遺症がなかったのは奇跡と言われた菊間さん。しかしその時の入院治療は壮絶なもので涙が絶えなかったという。後に弁護士の勉強を始めるが、生死を分けた事故の経験がより弁護士になる気持ちを強めた。自分を看病していた当時の母と同年代になった今の気持ちも告白する。菊間さんは小さい頃から有言実行タイプ。小学校の卒業文集にも…
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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  17. 毎日
  18. テレビ
  19. 経験
  20. 全部

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

(黒柳)
元フジテレビのアナウンサー。

華麗なる転身で 現在は

弁護士として
活躍していらっしゃる

菊間千乃さんです。
どうぞ こちらへおいでください。

『徹子の部屋』 初出演です。

よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。

現在は
『羽鳥慎一モーニングショー』の

火曜日のコメンテーターでも
いらっしゃいます。

よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。

今 申しましたように
『羽鳥慎一モーニングショー』

火曜日のコメンテーター。
この4月からでいらっしゃいます。

はい そうです。

『モーニングショー』に
初出演なさった時の

VTRがございますので
ちょっと… この局ですね。

朝の
『羽鳥慎一モーニングショー』の

火曜日なんですけど
どうぞ ご覧ください。

「今日から
火曜日のコメンテーター

元フジテレビのアナウンサーで
弁護士の菊間千乃さんです」

「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」

(羽鳥)「千乃さんなんですね」
「はい。 ハハハハ…」

「今更ですか? はい」
(羽鳥)「玉川さんとは

初めてですか?」
「初めてです。 はい」

(羽鳥)「よかった…
まずアクリルがあってよかった」

「“よかった”って 何?
“よかった”って 何?」

(羽鳥)「いかがですか? 印象は」
(菊間)「いや 私は

ズバズバおっしゃって頂いて
いいなと思って見てました」

「うれしいです
今日 お会いできて」

「僕も すごくうれしいです
テレビで見てたから」

「よろしくお願いします」
(菊間)「よろしくお願いします」

フフフフ…。
フフフフ…。

羽鳥さんもそうですし
とにかく 玉川さんが

人気が すごいんですよね。

ちょっとね
愛想が悪いみたいに

見えるんだけど

この方 この局の
サラリーマンなんですよね?

そうなんですよね。

なんか 私 4月から

週1回 出させて
頂いてるんですけど。

周りの色んな方から…

男性からは一度も
言われた事ないんですけど

うちの妻が玉川さんのファンで…
っていって

番組 見てるんだって
色んな方に言われて

玉川さんに直接は
お伝えしてないんですけど

すごいなと思って。
そうですよね。

人気もあるんだけど

なんていうんですかね。
あの…。

チャーミングなんですよね。

ぶっきらぼうに見えて…。

そうではなくて
優しい方だとかね

そんな事 わかって…。

玉川さんといらっしゃると
予定外の話も出ちゃう?

そうですね。
番組は 台本はないので

前日に… パネルのコーナーが…
長いコーナーがあるんですけど。

パネルで こういう事をやります
っていうのだけが送られてきて

あと コメンテーターの方は
それぞれ その話す内容に沿って

ご自分で色々 調べたりとかして
当日 臨みますし。

玉川さんにも
スタジオの… 行くまで

一回も お会いしないので

何をお話しなさるかも
全くわからないし。

羽鳥さんだけが ある程度の事は
ご存じだと思うんですけれども

私たちは知らないので

あっ そういう事 言うんだとか
横で びっくりしたりしながら…。

ハハハハ…。
でも 番組作りは あれですかね。

テレビ朝日とフジテレビと
やっぱり 随分違ったりします?

そういう…。
違いますね。 番組によって

台本を ものすごく
細かく書いてくるところと

テレビ朝日… それ
『モーニングショー』だけかも

しれないですけど ほとんど
台本は ないに等しいというか…。

羽鳥さんの進行に

スタッフが
全幅の信頼を置いて

やっているという感じで。

生放送中に ここのブロック
全部 飛ばしましょうとか

ここ 盛り上がってたら
延ばしましょうとか

すごく生放送っぽい生放送だなと
思います。

せっかくね
生放送なんですからね。

何時にスタジオには
お入りになるの?

6時に入るんですけど
朝の4時半に

台本がメールで届くので。

やっぱり ちょっと
まだ心配なので

流れとかが昨日の夜と
変わってる可能性もあるので。

やっぱり 家では
4時半には起きて

家で台本の流れは確認して

で 追加で
また調べなきゃいけない事とか

ないかなと思って
ギリギリまで…

家 出るギリギリまで
結構 色々 調べて…。

いやー 大変… なんか その…。
弁護士でいらっしゃるから

やっぱりね ちゃんとしてないと
いけないのね。

そうなんですよ。
ウソ言っちゃうとね 大変。

あやふやな感じで
答える事ができないので。

私 アナウンサーの時に情報番組を
たくさん担当させて頂いて

コメンテーターの方に
弁護士の方とかもいらっしゃって。

アナウンサーの時は 弁護士は
なんでも答えられると思って

バンバン振ってたんですけど
本当 嫌だっただろうなって

今 自分がなってみると…。
ご自分が弁護士になってみると…。

そんなに なんでも 即座に
答えられるわけではないので

やっぱり 色々 調べておかないと
っていうところは…。

数字 間違えたりしても
いけないしとか

結構 準備は やっぱり大変ですね。
でも 羽鳥さんの方に

私に振らないでオーラ
っていうのを出すんですって?

そうです。 苦手な事を…

法律のね 事だったら
ここは私だって思うから

玉川さんより むしろ 出ていって
しゃべろうって気持ちでは

いるんですけど。
そうじゃない事は専門外なので

そんな振られてもって思ってて
羽鳥さんを見ながら

振らないでって
思ってるんですけど

振ってきますね。
あっ そうなの。

意地悪。 フフフフ…。

わざとよ それは わかってて。
はい。

でも 子供の時から
アナウンサー志望だったんですって?

そうです。 はい。
すごい。

小学校の卒業アルバムに
将来の夢は

フジテレビのアナウンサー
というふうに書きました。

すごい。 フジテレビって
書いてあったの?

それ すごいですね。
きっかけは…

そう。
ここに書いてあるんですけど。

父がバレーボールの
監督をやっておりまして

高校の先生なんですけど。

八王子実践高校っていう

高校バレーでは強豪校なんですね。
すごい。

春の高校バレー
という大会を

毎年 フジテレビが
ずっと放送していまして

うちの父が… なので フジテレビに
毎年 出てたわけですよ

その試合で。
あっ この方?

はい そうです。
で 父が優勝をしてると

優勝監督インタビューを
受けているとか

とにかく
私が体育館に行くと

たくさんのマスコミの人に
囲まれている父を

遠目から見てたんですね。

そしたら 父が
ある記者さんの質問に対しては

すごく つっけんどんで
あまり答えないと。

こちら側の人には
ものすごく丁寧に

聞かれてない事まで
しゃべるので 子供心に

お父さん
ああいう差別は いけないと。

みんなに平等に
しないといけない

っていう事を
言ったんですね。

そしたら 私の父が

こっちの人は
バレーボールの事を

全然わかってないと。

仕事で あなた 行きなさいって
言われたから来て

例えば
調べてくれば わかるような

去年は何位でしたかとか
卒業生に誰がいましたかとか

そういう事も聞いてくると。

こっち側の人は バレーボールを
もっと世の中の人に

広めたいと思って 自分でも
すごく勉強してくるから

自分も もっと
色々 教えてあげたいんだって。

いい記事を書いてほしいと
思うんだ

…って話を 私にした時に

私の父は昭和一桁生まれの
『寺内貫太郎一家』みたいな

ものすごく厳格な父親で。

菊間崇祠さんって
おっしゃるのね。

家でも ほとんど
話さないんですよ。

ええー。
そういう父が

この方の…
インタビュアーに対しては

ものすごく饒舌に
話をするのを聞いていて

何か アナウンサーに
というよりは

インタビュアーに憧れて。
自分の心がけ次第で

相手の心を開いて

色んな言葉を
引き出す事ができる。

だから
父が帰ってくると

優勝 おめでとうって
自分でパーティーをして

父を
待ってたりとかして。

この貼ってあるのが
そうなのね。

やっぱり テレビの
中にいる父に憧れて

ああいうインタビュアーに
私もなりたいなって。

それが きっかけです。
あっ そうですか。

でも お父様
7回も がん なさって

それで復活なさったんですってね。
そうなんです。

すごい。 7回も。

すごいですよね。

すごいと思います。
本当 すごいと思うんですけど。

一番最初
悪性リンパ腫から始まって

胃がん 肺がん

あと 前立腺がんとか

咽頭がんもやったかな。

で お母様という方は
お父様の高校時代の教え子で…。

だから お父様とお母様は
年の差が16歳?

そうです。
だから お父様は

教え子と結婚した
っていう形ですよね。

仲いい?
仲いいですね。

なんか 16歳も年の差が
ある感じはしないですね。

やっぱり 家の中では
母親の方が

圧倒的に上の立場でいるので。
はい。

でも お母様が若くて お父様は
自慢だったんですって?

お母様の事。
そうなんですかね。

八王子実践高校って 全国から
生徒さんを集めてきて

寮生活をしてるので
父は家にいなかったんですよ。

あっ そうなんですか。
八王子に…

学校に父は ずっと住んで

お休みの週に1回しか
家に帰ってこないので。

実家では 私と兄と母とで暮らす

っていう形で

父親不在の家庭でしたから。 はい。

でも お母様は 今日の
あなたのご出演を

とてもお喜びになって…。
はい。 もう…。

父も母も
黒柳さんの大ファンなんですよ。

本当に?
それで もう毎日 見てるんですよ

この『徹子の部屋』を。
私はアナウンサーになってから

弁護士 受かっても
色んな仕事やってますけど

今回が一番喜んでます 両親が。
本当に?

早稲田大学の法学部をご卒業。
はい。

それも 大変だと思います。
それで 念願の

フジテレビのアナウンサーに
おなりになりました。

弁護士になろうと思うきっかけは
何かありましたか?

はい。 フジテレビに入った時に
アナウンサーを10年したら

司法試験を受けたいっていう事は
入社した時から

会社には伝えてました。

それは 当時 アナウンサー…

女子アナウンサー30歳定年説
っていうのがありまして。

すごいわね。 ええ。
なんとなく…

私 95年入社なんですけど。
その頃って 先輩を見た時に

30歳を過ぎて画面に出ている方が
本当に少なくて。

皆さん 20代で結婚して
フリーになるとか

もう 全然違う
タレントさんになる

っていう方ばかりで。
私は小学校6年生から

なりたくて なりたくて
なったのに

たった10年間で
終わってしまうのは嫌だなと。

なるべく長くアナウンサーとして
活動したいと思った時に

ただ そう思ってても
制作の皆さんたちが

使いたくないと思えば
仕事が来ないと。

それだったら
当時は 28で結婚して

30と32で子供を産むって
勝手なイメージをつけてて。

その産休の間に
司法試験の勉強して 受かって

35とかで
フジテレビに復帰したら…

その時に司法試験 受かってれば

若い新人アナウンサーとは違う
ポジションがあって

それで
やっていけるんじゃないかって。

最初 思ったのは そこからです。
ああー そうか。

計算したのね そういうふうにね。
はい。

で そのとおりになりました?
全然ならないです。

ハハハハ…。
全然ならない。

結婚なんか全然だし
子供も 結局できなかったし。

仕事が楽しくて楽しくて
30すぎまで仕事をしていた時に

情報番組やっていると

何年かおきに
同じような事を報道するというか。

災害もそうですし

私は特に いじめの事件の時に
そう思ったんですけど。

スタジオで それこそ
コメンテーターの皆さんと

もっと教育委員会が
こうしていかなきゃいけないとか

見守らなきゃいけないとか
言うんだけれども

その言葉を自分で言いながら

3年前も自分は 同じような事を
スタジオで言っていて。

でも 結局 その3年間
自分は何もしてなく

また この状態だと。

で マスコミというのは
世の中に情報を発信して

受け手側が動いてくださる事で
世の中は変わっていくと。

そういう事でいいんだ
っていう方も いるんですけど

私は なんか やっぱり こう
自分で出て行って変えたいって

思うようになった時に
こっち側にいるより

出て行った方がいいなと思って。

それで 弁護士という仕事は
何かトラブルがあった時に

訴訟になる前から
ずっと関係性があり

終わったあとも続いていく
っていう関係性があるんだよって

弁護士の方に言われて。

だから アナウンサーやってた
物足りなさの部分が

弁護士に向かわせたような気が
今は しています。

ただ その
弁護士になる試験なんですけど

夜間に通ったり
色々となすったんだけど

仕事をしながら
そんな 勉強しながらなんて

なれるようなもんじゃ
なかったって…。

もう 本当 大変でした。

最初は ロースクールができた時に
学校の勉強は大変だけど

試験には8割方
みんな 受かりますと。

で 言われて入ったら…

フタを開けたら
全然 受からないし

学校の勉強も大変だし。

予習 復習があって
必ず授業で当たるんですよ。

ああー。
黙って ただ聞いてるとかじゃ

ないので。
当たるの?

そうなんですよ。
だから もう 本当

授業に行くだけでも大変なのに
その前後も考えると

本当 時間がなくて。

本当 その頃は
1日 ベッドで寝る時間が

3時間ぐらいで。
あっ そう。

で 自分の車で移動してたので
学校のそばとフジテレビに

駐車場を借りていて。

その駐車場の車の中で仮眠をして

トータルでは
5~6時間 寝てましたけど。

その感じで もう必死でしたね。

毎日 栄養ドリンク飲んで
やってました。

で 35歳の時に
フジテレビを退職なさって

それで 弁護士。
そうです。

ご両親は
応援してくださいました?

そうですね。 両親だけですね
応援してくれたのは。

他の人は?
あとは みんな…

悪い意味じゃなくてですよ。

そんな無謀な賭けはするな
っていう事で

フジテレビの方には
みんなに反対されて。

受かってから
辞めればいいじゃんかと。

なんで やる前にね…
受かる前に辞めちゃうんだ

っていうのは
すごく言われました。

なるほどね。
弁護士への気持ちを高めた

その理由っていうのは 26歳の時?
うん。

番組のリポート中
ビルから転落事故。

あれ すごかったんですね なんか。
すごかったですよね。

自分は そのまま
ICUに入ったので

どういう報道されたのかは
あとから知りましたけど

まあね
新聞紙 全部 一面でしたし。

色んな方に あの事故
「見た 見た 見た」って言われて。

だから みんな それは
生で見たんじゃなくて

ニュースで見たんだと
思うんですけど。

色んなところで報道され…。

で 5階から落ちたって…
13メートル落ちたんですね。

で 13メートル落ちて
上半身の骨を13本折ったんです。

うわー 嫌だ。 本当に嫌だわね。

それで もう 本当 意識がなくて
気付いた時にはICUの中で

マスクを外して
目が覚めるみたいな。

何が起こったか
自分で全くわからない状態で。

お医者様に 「ビルの3階が
デッドラインです」と。

5階から落ちて…
後遺症 私 ゼロなんですけど。

命が助かった事がすごいのと
「後遺症ゼロは

僕が診てきた患者さんの中で
あなたが初めてだ」と。

あっ そう。
リハビリは

2年間かかったんですけど。
「でも 2年間で終わるんだから

本当にラッキーなんだよ。
奇跡なんだよ」と。

で もう本当に…
まあ なんでしょうね。

あの痛さは
なんとも言えないですね。

ギプス巻いても痛かったし
病院の中で 紙1枚

ベッドに置かれるだけでも痛いし。
ああー 嫌だ。

でも 人間って すごいのは
折れた骨が… 私 手術しないで

ギプス巻いただけで 全部
もう一回 くっついたんですよ。

だから 本当 それはね
感謝ですね。

入院中は
どんな生活だったんですか?

入院中は… 本当 なんですかね。

晴れてると
気分が落ち込むんですよね

自分一人が病院のベッドに
縛りつけになっていて。

やっぱり
自分にしかできない仕事と思って

走り抜けてた…。
大好きな仕事に就けて

っていう時に
急に ICUに縛りつけになり

一般病棟 移ってきて
テレビをつけると

自分が出てたところに
もう 別のアナウンサーが出て

番組は進行し…。

それは そうでなくては
いけないんだって

頭では わかっていても

なんのために
仕事をしてたんだろうとか

なんか やっぱり
ものすごく考える事が多くて。

気持ちも落ち込むし。 毎日 母が
お見舞いに来てくれてたので

母とだけは
色々 話をしましたけど。

最初はフジテレビの方とか
たくさん お見舞いに

来てくださっても お断りして

とても会える状況ではない
っていうのが

しばらく続きました。

で 全国から1万通以上
頂いたんですよ お手紙を。

すごいですね 人気。
生放送だったからっていうのも…。

でも 千羽鶴も 本当
2万羽 3万羽ぐらい…

もう 部屋中が千羽鶴
っていうぐらい頂いて。

そのお手紙に勇気づけられて…。
あっ そう。

やっぱり 戻る場所があると思うと
人って頑張れる。

そうですよね。 お母様…
当時 看病してくださった

お母様が48歳で。
はい。

そうすると
今のご自分と同じ年なんですね。

そうなんです。
ものすごく なんかね

年老いた母のイメージがあって

同い年なんだって
びっくりしたんですけど。

でも ギプスを ずっとしてると

例えば おトイレも
自分では できないので

看護師さんに
やってもらうんですけど。

それが うまくできなくて

お小水で
ギプスがぬれたりとかすると

それで 自分自身が
気持ちが落ちて

涙が止まらなくなったりとか。
そういうのを母は見ていて

なんで 26歳の子に こんな思いを
させなきゃいけないんだと。

自分が代わってあげたいって
母まで泣いてしまって。

そういう
母に迷惑をかけたりとか

なんか こう ねえ
泣かせるような

つらい思いさせて
って もう本当

一生懸けて親孝行しないとって

すごく 母の背中を見ながら…。

なるほど。 なんか この時に
人生観 変わったんですって?

変わりましたね。
だから やっぱり

当たり前のように
あしたは来ない。

今 できる事を
精いっぱいやって

生きなきゃいけないし。

私 本当
26で死んだと思っているので。

そこから先の人生って 神様が

もうちょっと あなた
何か 世の中のために

できる事あるんじゃないの
っていって

与えられた時間だと
思っているので。

とにかく必死に頑張ろうって
思うのと

前に前に進んでいこうって。

なんか 無駄な時間を
過ごしてちゃいけないっていう

気持ちにはなって。
それが 司法試験に挑戦しよう

っていう気持ちにも
つながっていきました。

弁護士におなりになっては
何年なんですか? 今。

10年目です。
あっ そうですか。

なんか 同じ弁護士さんでも
専門ってあるんですか?

そうですね。 色々…
ブティック型っていって

その事だけをやっている
事務所もあれば

私がいる事務所は
幅広く色々な事を

経験できる事務所なので。

最近は 自分で
選んでるわけじゃないんですけど

やっぱり
労働事件が多くてですね。

ハラスメントの話って
よく上がるじゃないですか。

だから パワハラとか
セクハラとか

あと 解雇の問題とか

残業代の問題とか
そういう事で労働事件。

あとは
企業の不祥事があった場合に

それを どういうふうに
処理していくかっていう

危機管理とか…。

コーポレートガバナンス
っていうんですけど。

そういう問題とかを
扱う事が多いです。

なかなか大変ですね。
うん。 そうですね。

弁護士の
アメリカのテレビなんか

ありますよね ドラマ。
はい。

あんなの よく見てると
面白いですけどね。

面白いですけどね
あんなじゃないですよ もう。

弁護士のドラマとか
たくさんあって

あれはあれで 見てて
すごい楽しいんですけど

現実は あんな簡単に 証拠とか
証人とか出てこないですし

そんな証拠が見つかったら
そりゃいいよねとか思いながら…。

あれはドラマとして
楽しく見てますけど。

じゃあ みんな 奇麗な格好してさ
ハンドバッグなんか持って

チャッチャッて…
あんなじゃない?

全然です。
もう お化粧もしないし

髪の毛 振り乱して

もう 朝から夜中まで
ずっと働いてます。

あっ そう。 じゃあ ああいう
映画のようではないわけね。

どこにいるんだろう?
こんな弁護士

と思いながら見てます。
フフフフ…。

でも 一番困るのは女性誌が…
それは本当に 女性誌が

ちょっと おカバンの中
見せてくださいとか

言うんですって?
そうなんですよ。

だから 女性誌で
職業別の通勤着とか

あと カバンの中 見せてください。

弁護士は どんなものを持ってるか
みたいな。

すごく それで 女性誌の方が
イメージしてるものが

こっちに伝わってくるんですけど
現実は全然 そんな事ないので。

私 いつも 「大きいカバン
持ってますね」って言われて。

整理するの苦手なので

大きいカバンに
なんでも こう入れて…。

書類とか 『六法』とか
それこそ 栄養ドリンクとか

お菓子とか もう
グチャグチャになってるから

とても
こんなの見せられないと思って。

一回 ただ お断りできなくて
やったんですけど。

その時は なんか
よそ行きな感じで出して

みんなから だいぶ 普段と違う
って言われました。

ハハハハ…。 でも 大変ね。
はい。

そりゃそうですよ。
でも やっぱり 面白いですか?

楽しいですね。
弁護士っていう仕事が

こんなに幅広く…

法律の専門家っていうのを
キーワードにして

こんなに色んな仕事ができるんだ
っていうのは

なってみて わかった事で。
なるほど。

私 元々 法廷に立つ弁護士に
なりたいと思っていたので

毎日 法廷に行きたいと
思ってたんですね。

で 今 毎日じゃないですけど
週に何回も法廷に行けていて

訴訟ができるのも楽しいし。

でも それ以外に
色んなお仕事があって。

それが なんか 全部 経験した事が
本業に役立つんですよ。

なるほど。
無駄な経験って一つもないなって

改めて 今 思います。
ふーん。

例えば 証人尋問っていって
法廷でやります…

テレビで よくやるような
ああいうのやると

終わったあとに… 事件が
全部 解決したあとですけど。

裁判官の方に
「菊間さんは声が通るね」と。

声が通って聞きやすいって
そこを褒められたりとかですね。

あと… まあ そうですね。
だから そういうところは

アナウンサーの時の経験が
生きていて。

そうですよね。
生放送だと

コメンテーターの方とかが
予想外な事を言ったりする中

生放送の時間内に
収めなきゃいけないので

色々 さばくじゃないですか。
ええ。 そう。

その感じが証人尋問って一緒で
そういう 場をコントロールして

自分たちの流れに
持っていくっていうのは

アナウンサーの時に
生放送 たくさん経験したのが

生きてるかなと思います。
そうですよね。

いかにも そんな感じしますよね。

でも これから 皆さんも
朝の番組をご覧になるの

きっと楽しみだと思いますけど。
はい。

玉川さんは
思ったより いい人でしょ?

とてもいい方です。
色々 教えて頂いてます。

でも 色んな事件が
毎日 起こるのでね…。

お体を お大事にね。
はい。

『徹子の部屋』は

Source: https://dnptxt.com/feed/

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