SWITCHインタビュー 達人達「片桐はいり×中野純 EP1」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

SWITCHインタビュー 達人達「片桐はいり×中野純 EP1」[字]

日本を代表する個性派俳優の一人、片桐はいり。彼女が10年以上会いたいと願っていた人がいる。「体験作家・暗闇ガイド」と名乗る文筆家中野純だ。徹夜で暗闇の魅力に浸る

番組内容
EP1は、片桐念願の「暗闇ハイク」なる深夜の山歩きを中野がガイド。視覚以外の感覚を頼りに3時間かけて散策する。昼間には気付かないこの世の不思議に次々と出会うが、なぜか安心感も漂う。無事下山のあと、片桐の想像を超えていた暗闇の魅力について中野が語る。実は少女まんが館の館長としての顔ももつ中野。日常と非日常が隣接する少女漫画と暗闇の共通点に片桐も納得。話は平安時代の闇にまで遡り、ついに夜が明ける。
出演者
【出演】俳優…片桐はいり,体験作家…中野純,【語り】満島ひかり,岡田将生

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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キーワード出現数ベスト20

  1. 中野
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  12. 基本
  13. 気持
  14. 気付
  15. 今回
  16. 時間
  17. 紹介
  18. 相手
  19. エドガー
  20. ガイド

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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歌いなさい。

今夜の「SWITCHインタビュー」は…。

待て!

比嘉歌子!

日本を代表する超・個性的な名脇役。

近年 舞台でも
その軽やかで独特な身体表現が

注目を浴びている。

今や 朝鮮海峡の真っただ中なんだぞ!

プライベートでは
無類の映画ファン。

しかも 映画館が大好きで

思い出をつづった本も
出すほどだ。

そう 何が好きって
映画館の暗闇がたまらないのだという。

そんな片桐が ずっと
会いたいと思い続けてきたお相手が…。

こちらの男性…

「サイハテ」や「辺境」と呼ばれる
地を歩き 執筆する。

散歩の雑誌の連載で人気に。

…を体験取材してきた中野が

最も力を入れているテーマが

「闇」だ。

みずから 「闇歩き」を企画し ガイドする。

明かりをつけずに
街の暗闇を歩いたり

はたまた 終電で山に向かい
夜通し登ったりもする。

そんな中野に 10年も前に目をつけ

新聞で紹介もしてきた片桐。

特に 暗闇歩きは

今まで ずっと気になってきた。

私は だから…

あの方が 一体…

ついに
片桐のラブコールが届き

この夜
闇歩きに初挑戦することに。

中野の住む あきる野市に
やって来たが…。

聞きたいことは いっぱいあるんだけど
もう 今の段階で ちょっと もう…

闇は なぜ 2人を惹きつけるのか。

体験しながら語り合う。

♬~

夜10時。

中野が 待ち合わせの場所に
立っているというが…。

あれ…?
(取材者)いますね。 右側にいますね。

あれ? 私 目 見えてない…。

黒くて分からなかった。

はじめまして。 片桐はいりと申します。
中野 純です。

よろしくお願いします。
やっと お目にかかれました。

何か 今回 たまたま… やってくださって
やらせてくださるっていう話になって

お受けいただいて ありがとうございます。
いや こちらこそ。

ありがとうございます。
いえいえ…。

「闇歩き」っていう言い方を
よくしてるんですけども。

闇を歩くにあたり

中野のようなガイドが必要なのは
もちろん

なるべく使わないといえども
懐中電灯は 必ず 持ち歩く。

足元は 長ズボンに
トレッキングシューズなどで

しっかりガード。

準備が整ったら 出発だ。

うわっ 本当に真っ暗。

階段ですよね。

別に ライトをつけてもいいんですけど
でも 先が…。

暗視カメラには見えているけれど
実際には 真っ暗闇。

ちょっと よたよたしながら
ついていきます。

はいりさん
それ 崖のほうに進んでますって!

ちょっと 左…。
うわあ… びっくりした!

そこにいらっしゃったんですね。
えっ? どこにいらっしゃるんですか?

ここにいます。
えっ? どこ? あっ… 全然 距離感が…。

すいません。 ああ びっくりした。

今 私がいるとこが見えたんですか?
ああ 見えてます。

そっちのほうが ちょっと…。

そうですね。
すいません。

ここに 何かありますか?
いや 何にもないです…。

お地蔵さんとかじゃないですよね?
違う?

ごめんなさい… はい。

昼間なら40分ほどで往復できる
標高300mに満たない山を

あえて 暗闇の中で 3時間かけて歩く。

そうすることで
闇の中でしか知りえない気付きが

次々と やって来る。

いやあ はいりさん。
見えないと こうなりますよね。

でも 手を使って前に進むコツを
少しずつ つかんできたよう。

今度は 何やら 匂いに導かれて…。

中野さん どこにいらっしゃいますか?
ここにいます。

ああ 分かった。 これ…

神社ですか? これ。
木造の建物の匂いがしましたね。

それで発見したって面白いな。 へえ~…。

なかなか 明るいとこじゃ ないですね。
ないことですよね。

先に見えていますもんね
近づいて行ったら。

これ… ここか?

(小銭を入れる音)

あら? 入った?

入ってない音がする?

どうすりゃいいんだろう?
いや でも… いや 入ってますよ きっと。

目を閉じて寝転がるのと
目を開けて寝転がるのと両方やると

両方 楽しいですよ。

闇の気配と静寂を しっかり味わう。

…とそのとき。

(鳴き声)

(鳴き声)

シカが鳴いた。 へえ~…。

ここ シカが来るかもしれないですね。
そうですね。

…というか
そんなに遠くなかったですよね。

かなり近かったですね。

何か 変な笑い声みたいのが聞こえると

「天狗笑い」っていって

山の中で 太鼓の音とか
お囃子の音が聞こえてきたりして

それを「天狗囃子」って言ったりとか。

ハハハハ…!

分からないものは分からないままに。

妄想に任せるのも闇歩きの面白さだ。

いよいよ 頂上まで あと少し。

はいりさん 何を感じるのかな?

そうですよね。
ちゃんと 暗い所から見ると

本当に明るく見えますよね。
ちょっと 私 あまりに明るくて

びっくりしました。

そして この夜景。

へえ~…! きれいですね。

…っていうか 普通
人は こっちを見に来るんですよね。

そうなんですよね。
ハハハ…! でも 私たちね 今は もう

とにかく 人工の明かりを
ものすごく 今… 毛嫌いしていたから

何か こう よけるような気持ちに
なってました 今 ついつい。

へえ~…!

暗闇の中で だから 一点だけ
ず~っと見てると

全然分かんないんですよ。

一点を見ないで…。
「散らす」。

だから 私 それを 今回 一番思いました。

視力っていうか
目を休ませるっていうか。

…ということを 今
登りながら思ってました。

何だろう…

そういう感じで すごい…

まさに それを思いました。
何ていうんだろう…

もっと 何か 私 それこそ 闇に入ったら

五感がピ~ッてなって
ピリピリピリッてなって

何か こう 何か… 動物の…
ゴキブリの触角みたいなのが出てきて

ピ~ッて なるんじゃないかみたいな
何か そういう 逆に そういう

ピリピリしたものを
想像してたんですけど

真逆でしたね。

それが 今回 一番思ったことかな。

3時間の闇歩きから戻り
そのまま 夜を徹しての対談へ。

場所は
「少女まんが館?」…。

実は 中野は 自宅の一角に

6万冊を超える少女漫画を所蔵。

私設の図書館として
週に一度 一般にも開放している。

へえ~…! うわっ!

67年だ…。
そうですね。

ええ~…! 懐かしいなあ。

なぜ 少女漫画なのか?
これも 闇につながっているらしいが

それは また 後ほど。

お宅にお邪魔して
いきなり始まるっていうか

何時なんだっていったら
分かりました?

今 3時10分でございました。

私 また… 気持ち悪いって思われたら
あれなんですけど

中野さんの匂いは
すぐ 何か 覚えたんです。

それは ちょっと 私のイメージも
あったのかも分からないんだけど

古本の匂いも
したような気がしたんです。

それ かび臭いってことじゃ…。
うん… かび臭いかも分かんない。

でも 何か そういう ほこりの…。

別に 悪い… 臭いとか
そういう話じゃない…。

ほこりとかの匂いもする…
含んだ中野さんの匂いがあって…

…って 何か
ちょっと そういうのがあって。

中野さんは 「体験作家」って言って
ご紹介くださいみたいな…

言われたんですけれども
それで よろしい…?

自分で付けた肩書ですけど
自分でも いまひとつ

何だろう? これはって
思ってるんですけど。 ええ~…!

一応…

…っていう意味なんですけど
新しい体験を思いついて

それをやってみて
それを文章にして紹介する。

1961年 東京生まれの中野。

自然豊かな丘陵地帯で育ち

子どものころから
野山を駆け回るのが大好きだった。

大学を出て就職したものの

書くことが得意で 独立を目指す。

1年半で退社し
フリーペーパーに連載を始めた。

体を張って体験取材するという
ユニークなスタイルが受け

さまざまな雑誌に執筆するように。

例えば こちらは

原始時代の生活を解説した本に
書かれたとおりにやってみるという企画。

体験の舞台は 次第に

サイハテ 辺境を経て

闇にたどりついていく。

その中で闇を歩くという体験
っていうのが 一つあって

体験作家をやることの一つとして
始めたんだけど

それに ズブズブと
はまってしまって

もう ここから出てくることは
ないだろうっていう感じ…。

ああ そうなんですね。 もう 闇一本?
一本ってわけじゃないんですけど…。

基本のメインストリームは
闇っていうこと…。

ああ そうなんですか。

たぶん 私の散歩の感覚に
近いっていうか

ふだん 見えない 打ち捨てられてる
ようなものたちにいくみたいな。

夜 普通は もう みんなが 活動を
やめる時間帯みたいなときに

まだ 全然 ここ いけるけどっていう
何か そういう 何か…。

私は すごく それは
分かるなあっていう…。

やっぱり すごい 不意打ち…

ああ~… はいはい。

すごく… まあ
人によるのかもしれないけど

やっぱり どうしても
すごい調べてから行くし

いろんなものを予約してから行くし
飛行機 予約しないわけにいかないし。

そうなんですよね。
本当 その問題は 旅行…

どんな旅行でも
その問題はあるんですよ。

で それなりにお金を
かけるじゃないですか。

そしたら お金をかけてしまったら
やっぱり 見返りは欲しいから

どんなすごいものが待ってるんだろう
っていう期待値が大きくなって。

そのハードルを越えるような
感動というのは

そうそう簡単にあるわけないわけで。
だから 何か…

こっちが
勝手にハードル上げてるわけで…。

海外に申し訳ないっていうか
そうですね。

それが 何か…

…みたいな風景があったりすると…

分かります!

暗闇には 不意打ちされる感動が満載。

先ほども 思わぬ発見があった。

あれ? 違うわ。

…ってことは 何だろう?

えっ? そういうもんですか?

これは リフト…

駅の跡なんです。
えっ? ここが?

東京の都心のほうから来て
秋川渓谷っていう渓谷が始まる

一番最初の 一番都心に近い所なんですよ。

あった期間は
そんなに長くないんですけど…

あっ そうですね。
へえ~ そんなときに そんな…。 へえ~!

驚くだけでなく
暗闇では楽になると感じた片桐。

それは どうしてなのか?

見えないっていうのも そうだし
あと

見られないっていうのも
そうなんですよね。

だから もう 本当に

今 笑った… 自分が笑った顔が

相手にどう見られているかとかって
そんなことは何も気にしなくて

本当に…

いやあ 本当 そう。

ふだんだったら
今のような表情を作ってる…

これ 作ってるつもりないんですけど
でも 作ってるんだなっていうことに

気付いたっていうか…
気付くじゃないですか。

たぶん 今
マスクを みんな したことで

すごく たぶん
みんな ここから下は

ものすごい楽になってると思うんですよ
世の中の人たち 全部が…。

少なくとも日本人は なかなか マスクは
手放さないんじゃないですかね。

やっぱり 必要なことだと思いますね。

マスクがいい形なのかは
分からないけども

でも やっぱり…

…っていう感じがしたのが

ああ これ 気持ちいいかも。
いろんな知らない人と

もし 来てもっていう
感じはしましたね。

まさに そうで。 もう 本当に
全然 自分の輪郭も見えないから…

だから 私とあなた
みたいな感じもなくなって。

何か ちょっと
危ない話になっちゃうんですけども

でも 実感としては そういう感じで。

闇の中では 境界線がなくなり

解放されると語る中野。

実は 少女漫画のファンタジーにも
通ずるという。

6万冊の少女漫画が集められた
この図書館自体も

何だか 異空間だ。

少女漫画の中でも

中野が10代のとき 闇を見いだした
特別な作品がある。

「ポーの一族」。

主人公たちは 14歳で吸血鬼になり

時を止められたまま
100年 200年を過ごしている。

ストーリーの中では
当たり前とされる価値観が

次々と揺さぶられる。

少年漫画も もちろん
少年だったので読んでたんだけど

でも 少年漫画と比べて いや 全然…

へえ~…!
それで

「ポーの一族」には ものすごい 当時…

まさしく エドガーやアランと同じ
14歳のころに衝撃を受けて。

「老」じゃなくて まだ 成人してない…

14歳 13歳って 一番…
もしかしたら 一回…

一日 寝たら 身長が
変わってるかもしれないくらいの…。

その人生の中の一番激しく動く瞬間を
永遠に生きていけと言われる。

要するに 人間
成長してかなきゃ駄目じゃないですか。

経験を積み重ねて
どんどん成長していく。

でも
「そんなこと しなくていいんだよ」。

…っていうことを許してくれるのと

さらには 僕が 一番大きいのは…

夕方に起きて
日を… 日の光を見る前に寝る。

それで夜が終わるのを
嘆いてかまわない。

半透明な感じで描かれるんですよ
夜を駆けてるエドガーとか…。

だから それも まさに さっきの
闇に溶ける自分みたいな

あの感覚に近い気がして。 はあ~…!

それは まさに 夜の闇の中を
飛ぶように駆けて

本当に…

はあ~…!
その自由みたいなことっていうのが

すごく実感しました 今晩。

少女漫画にとどまらず
文学でも闇は身近な存在だ。

中野は 書かれた闇を体験し

文化や歴史を交えながら
魅力を伝えている。

今 現代は こんなに もう
あらゆる所が明るくて

家の中でも 待機電源から何からで
明るくてっていう世の中ですけど

私は それこそ 何か 平安時代の文学
「源氏物語」何なりを読んでると

本当に そういう…
相手が見えないとか

匂いで誰かを嗅ぎ分ける
みたいな話だったりして

「どういうことなの? これ」って
あんまり… 子どものときに読んだので

あんまり理解はしてないんですけど
今日 やってみたら 何となく

「こういう世界だった…」
っていう感じがしたんですけど。

あの… ろうそくとか。 ろうそく…?

何です? あれは。

基本 室内の上品な…
座敷とかに置く明かりとしては

「油火」というのが一般的で

基本は 本当に小さい

和ろうそくなんかよりも

ずっと小さい炎で。

だけど 実際に再現してみると

確かに めちゃくちゃ暗いんだけど…

文…

もちろん 書くこともできるし。
はい はい。

だけど それは 灯の近くなんですよ。

もしかしたら 相手は
人間じゃないかもしれないっていう。

何となく たぶん
子どものころから そういう…

面白い顔 面白い顔って 学校で
目立ってる子どもだったりしたので

ちょっと もしかしたら…

何か
平安時代って言ってますけれども

もしかしたら そういう所に行ったら
ものすごく楽なんじゃないかなって

子ども心に
思ってたのかも分からないですね 何か。

今 そういう意味で 本当に…

本当ですよね。

今日 私
中野さんとお会いしたときに

最初に覚えたの 匂いだから。
だから 何ていうんだろう…

特別な感じがしますよ やっぱり。

今は だから それこそ…。
≪(ヒグラシの鳴き声)

夜明けにも鳴くんですか?
そうです。

へえ~…! すいません
そんな時間になってきて…。

はいりさん
まだまだ話し足りないようですが

すっかり 夜も明けました。

続きは来週で。

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