出典:EPGの番組情報
ポツンと一軒家 100年以上佇む山の守神!?▽定年退職後…おしどり夫婦の終の住処[字]
衛星写真で発見!“何でこんな所に?”という場所に、ポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索!
◇番組内容
【和歌山県】
紀の川に近い山中で“ポツンと一軒家”を発見!衛星写真で見ると不思議な形に土地が切り開かれており、そこに建物らしきものが3つ確認できる。捜索隊を待ち受けていたのは、道幅ギリギリの崖道!しかし、親切な男性の案内で山道を越えることができた。目指していた建物で出会った主とは…?
◇出演者
【司会】所ジョージ
【パネラー】林修
【ゲスト】
◇ナレーション
緒方賢一、小山茉美
◇おしらせ
☆お知り合いの『ポツンと一軒家』を教えてください!☆番組HP
https://www.asahi.co.jp/potsunto/
☆Twitter
https://twitter.com/potsun_abctvジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他
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キーワード出現数ベスト20
- 捜索隊
- 宇恵
- 充代
- ポツン
- 一軒家
- 山口
- 順子
- 実家
- 哲男
- 両親
- 本当
- 衛星写真
- 山奥
- お父さん
- 階段
- 夫婦
- ウエ
- 家族
- 斜面
- 和歌山県
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
スナガメですやん!
(一同 笑い)
<衛星写真を拡大すると
見えてくる>
<人里離れた
<いったい
<こんな所に
暮らしているのだろうか?>
(捜索隊)すごい急ですね
クネクネの道を…
これ 上がれんのかな?
俺らで
左 大丈夫ですかね?
(捜索隊)左も結構ギリですね
(捜索隊)めちゃくちゃ狭いな
(捜索隊)なかなか このレベルの
崖道ないですよね
(捜索隊)ないですね
<これまでに なかったような
とんでもなく危険な
山道の先に…>
(捜索隊)すごいですね
あっ ものすごい大きい鍋で
竹の子も また立派ですね
あっ これ
今 焼いてる途中ですか?
(宇恵)燻製焼き
3時間ぐらい かかるんです
<今夜も
(スタジオ内 拍手)
キムラさん 河合さん こんばんは
こんばんは
いつも お世話になってます
ナレーションのほうで
いえいえ とんでもないです
ありがとうございます
いやー 恥ずかしい
いつも お世話になってます
のほうで
で
アイドルなのに 命懸けで
温泉 行ったりするんですよ
そうです
頭 悪いんだから 本当に
いやいや いやいや…
やっぱ それぐらいしないと
テレビ 出れないですからね
ははははっ
この
この… どう?
僕 武蔵村山市なんですよ
へえー そうなの?
東京なのに電車の駅がなくて
陸の孤島っていわれているので
結構 田舎暮らしってのは
好きです
畑も多いしね
畑も多いですし
なるほど なるほど
私も田舎のほうなんですね 実家が
で 淡路島なんですけど
ちょっとした
ポツンと一軒家なんですよ
じゃあ そういう方が
今日 2人 来てくださったと
そうです
ははははっ
慣れてるっちゃ慣れてます
はい 先生 まいりましょうよ
いきますか? はい
それでは 今回の
こちらです
近畿は和歌山ですね
和歌山
多分 紀の川の近くですが…
また えらい奇妙な形に
したんですね
くっきり木 切り倒してますね
で 家は 3つ 建物…
これ ちょっと見にくいんですが
あるようでして
この辺りは畑っぽいのかなと
ちなみに 道のほうは
これ きれいに通ってますから
(キムラ)あっ それ 道なんですね
アクセスは楽でしょうが…
最近 この移住生活とか
はやってるじゃないですか
結構 若い方が そういう移住生活
やってるっていうの
聞いたこと あるので
仲間なんかとね
やろうよっていうのね
グループでね
和歌山の下のほうも
温泉で有名だし
色んな所から
お湯が湧きそうだから
木の下は露天風呂になってて
隠れて みんなが…
あの陰のとこに露天風呂まで…
露天 入ってるんじゃないかな
っていう気が…
私はね あの斜めの斜面
あるじゃないですか
はい
多分 斜面だと思うんですよ
あそこでね ゼンマイとかね
山菜を出荷してると思う
<衛星写真で見つけた
和歌山県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索開始>
(捜索隊)そうですね
いい所は間違いないですもんね
(捜索隊)ああー ありますね
(捜索隊)はーい
(捜索隊)はい
聞こえないよ そりゃあ
どこですか? って道だと わかる
(捜索隊)ああ そうなんですね
(捜索隊)
あっ こちらが実家なんですね
そうです
この黄色い印の所に
行きたくてですね
はい
(捜索隊)キャンプ場 はい
(捜索隊)ああー そうなんですね
えーっとね…
(捜索隊)はいはい はい
(捜索隊)ありがとうございます
すみません
<目指すポツンと一軒家は
ウエさんの家では
ないかと言うお父さん>
<キャンプ場の先の山道を
上っていくようだが
その道は 例によって
かなり狭く 険しいようだ>
ウエさん? じゃあ 領収書
ウエでって頼むんですね
ははははっ
ウエさまでね
多分 違う字なんじゃないですかね
ウエさん
(捜索隊)えっ?
(捜索隊)いやいや いやいや…
<さっき
お父さんが言っていたとおり
キャンプ場の先の橋を渡って
右に曲がり
川沿いの道を走っていくと…>
(捜索隊)行きますね これ
(捜索隊)そうですね
(捜索隊)さらに左なんだ
これは連れてってもらわなきゃ
わかんないや
もう 地元の人しか
わからない道に
どんどん 入っていきます
細っ!
こんなに地面が広いのに
道 細っ!
細いな
(捜索隊)怖っ
(捜索隊)ははっ 狭っ
(捜索隊)分かんないですね これ
車 行こうなんて
思ってなかったんだよね
すれ違えないから もう
本当に
<集落を抜けると 細い道は
うっそうとした森に飲み込まれた>
<この山のどこかに
目指すポツンと一軒家が
あるのだろうか?>
(捜索隊)俺らで
うわー これ 怖いですね
(捜索隊)うわ
いやいや いやいや
いやいやいや
うわー 本当に狭い
でも 外れても
木がね 大きいからね
木で止まるよね
止まります?
っていう問題じゃないですよね
すごいね 衛星写真じゃ
こんなん わかんないもんね
高低差があるんだね
すごいな ここ
これ 過去の中でも上位にきますね
きますね
(捜索隊)無いですね
(捜索隊)そうですね
<と
(捜索隊)おっ 建物ありますね
(捜索隊)あら
(捜索隊)車 ある
<ついに衛星写真で見つけた
和歌山県の
<深い緑に包み込まれた森の中>
<ぽっかりと開いた口をのぞくと
小さな畑と3つの屋根をつないだ
建物が見えた>
畑 充実してる
<衛星写真と比べてみても
<ここで間違いない>
煙? 温泉? なんと 温泉?
お湯? 湯気?
当たった?
(捜索隊)
あっ いらっしゃいましたね
(捜索隊)住んでない…
(捜索隊)あっ そうなんですか
<突然の訪問に
戸惑った様子の
この人が ポツンと
一軒家のあるじ
この字
「宇恵」ね
変わったお名前
しかも2文字か
ありがとうございました
<草刈りを中断して わざわざ
ここまで案内してくれた
親切なお父さんとは
ここで お別れ>
(捜索隊)ははははっ
(捜索隊)ちなみに
猪 逃げるのかな
マスク いりますか?
確かに
ははははっ
(捜索隊)猪除け?
(宇恵)猪除けにしたんやけども
(捜索隊)
ははははっ そうなんですね
(捜索隊)されてるんですか?
(捜索隊)ははははっ
(捜索隊)
ははははっ そうなんです…
(宇恵)一軒家って
(捜索隊)あっ ご実家なんですね
ええー?
(捜索隊)はあ はあ はあ
そんな感じやったからね
すごいね 往復3時間
体育の授業
参加する必要ないですね
十分 運動できますね
(捜索隊)あっ そうなんですか
なんでです?
(捜索隊)へえー
それで 新聞に載った? へえー
(宇恵)それで
なら もっと近くって選択は
なかったんですかね
違うっていう感じやね
ここで もう 天と地が… すごいね
(捜索隊)ちなみに ここ
(捜索隊)こちらのお宅
(捜索隊)100年?
(捜索隊)あっ 55年前?
(捜索隊)あっ そうなんですね
(捜索隊)あっ そうなんですね
すごいね 毎週
食糧を届けにきてたって
親孝行だな 本当に
本当 優しいですね
(捜索隊)じゃあ
<姉が2人いる
3人姉弟の末っ子として
今よりも山奥の
電気も通っていない家で
生まれ育った宇恵さん>
<中学2年生のときに
電気のある家に移ったが
中学卒業と同時に家を出て
麓の町の鉄工所に就職>
<そこで 事務員として働いていた
春代さんと25歳のときに結婚>
<2人の子に恵まれ
麓の町で暮らしながら
休日には 食糧や日用品を買って
両親が住む山奥の実家に
通っていたという>
<14年前に 両親が
亡くなったあとも
週に1度は
空き家になった実家に
通っているそうだ>
(宇恵)ここが玄関になるんです
(捜索隊)あっ こっち?
(宇恵)そうそう
おうち 守ってるんですね
そのあとも ずっと
(宇恵)そう
(捜索隊)きれいにされてますね
(捜索隊)ああー
(捜索隊)ああー
ここは
(捜索隊)餅つき?
お正月のイベントは
ここでやるんだね
これ この臼で
(捜索隊)ああー 立派な臼だな
(捜索隊)あっ…
(捜索隊)へえー
<今も毎年 親類が集まって
餅つきをしているという
玄関土間の奥は…>
(捜索隊)あっ 失礼します
あっ キッチンですか?
(宇恵)そう
これは
(捜索隊)あっ 湧き水なんですね
(捜索隊)ああー
(捜索隊)ここに へえー
<捜索隊が最初に訪ねたときに
宇恵さんがいた家の裏へ
回ってみると…>
(捜索隊)うわー すごい
丸太の量が すごいですね
すごいですね
相撲部屋みたいですね
(捜索隊)
これ 今 焼いてる途中ですか?
(宇恵)そうそう いうたら
下で… 下で焼いて?
なるほど
下で焼いて 上で湯がいて
いいですね
(捜索隊)あっ そうなんですね
これ どうされたんですか?
(捜索隊)あっ スーパーで…
(捜索隊)へえー
(捜索隊)あっ そうなんですね
それで
いいお父さんだね
親の面倒 見たり
友達に こういうの 作ったり
これ 確かに
町なかじゃ やりづらいですもんね
(宇恵)まあ いうたら…
(捜索隊)ええー?
すげえ
(捜索隊)すごい
(捜索隊)1回で?
めっちゃ立派ですね
(捜索隊)あっ そうなんですか?
(捜索隊)ああー
筍 根元の方が うまいからね
みんな テレビだと
先の方 食べるけど
根元の方が うまい
<週に1度 麓の自宅から
山奥の実家に来て
マキを割って 火をたき
魚を燻製にしたり
大鍋で筍をゆでたり…>
<昔 子どものころに
両親がしていたことを
自分も ここに来て やっていると
すごく心が和むのだという>
半分 キャンプみたいですね
そうですね
ずっと やってきたことだから
<こんな山奥だが
実は 毎日 必ず何人か
ここまで上がって来る人が
いるそうだ>
<その訳は…>
<宇恵さんが中学を卒業するまで
暮らしていた
和歌山県のポツンと一軒家>
<険しい山の上にあるが
毎日 必ず何人か
麓から上がって来る人が
いるそうだ>
あっ そうなんだ?
なんだろう?
(捜索隊)お地蔵さんですか?
(宇恵)そう
へえー
(捜索隊)あっ ここが?
これ でも
有名なんだろうね
毎日 人が来るっていうのはね
<駐車場にしている空き地の前に
林の奥に延びる小道が>
<途中から階段があり
その上に お地蔵さんが
祭られているという>
(捜索隊)あっ 書いてますね
「殿地蔵尊」
(捜索隊)なるほど そうなんですね
じゃあ
(捜索隊)
あっ この中にあるんですね
あっ 見たことないんですか?
ああー
<名前の由来など詳しいことは
わからないそうだが
百年以上も前から
この地域の守り神として
集落を見下ろす この山の上に
祭られているという殿地蔵尊>
<毎年 行われている
年中行事もあるそうだ>
(宇恵)いうたら祭り系かな
(捜索隊)はいはいはい
ここで お祭りがあるんですか?
そうそう
(捜索隊)毎年?
(捜索隊)100人ぐらいも
来るんですか? こちらに
(宇恵)そして あの上から餅まく
(捜索隊)えっ?
あの高台の上から
餅まきをするってことですか?
(捜索隊)そうなんですね
そうか 2月15日は ねはん会か
っていうんですか?
おしゃかさまが
お亡くなりになった日です
<両親が元気なころは
2人で地蔵尊の管理や清掃を
していたそうだが
今は 麓から
お参りに来る人たちが
自主的に管理しているそうだ>
<宇恵さんも週に1度
実家に帰ってきた時には
まめに草刈りをしたり
掃除をしたりしているという>
<その宇恵さんが毎月
車で大阪まで迎えに行き
この和歌山県の山奥にある
ポツンと一軒家を
一緒に訪れる人がいる>
(捜索隊)すいません
おはようございます
(捜索隊)あっ お姉さん
お姉さんなんですね
はい そうです 中井八枝です
(捜索隊)八枝さん
(捜索隊)で お二人で
今日 来られたってことですか?
(捜索隊)そんなに来るんですね
<この日は 来ることが
できなかったが
いつもは 上の姉の公子さんも
一緒に来て
姉弟3人が揃うのだという>
<月に2~3度 実家に帰ってくる
お姉さんたちの目的は
家のすぐ脇にある害獣よけの柵で
囲われた小さな畑>
<もともと 炭焼きを
家業にしていた両親が
家族で食べる分の野菜を
育てていた畑があったが
それを姉弟3人で引き継ぎ
世話しているのだ>
(宇恵)これは
(宇恵)そのための補強やね
(捜索隊)これ トマトなんですね
(宇恵)トマト
いいですね 姉弟で
(捜索隊)あっ そうなんですね
(捜索隊)ええー
あっ そうなんですか?
(捜索隊)あっ そうなんですね
<なかなか1人ではできない作業を
お姉さんたちに
手伝ってもらいながら
色んな野菜を育てている宇恵さん>
<この日 雑草よけの
マルチシートをかぶせた畝から
芽を出したのは…>
(宇恵)里芋
(捜索隊)そういうことなんですね
(捜索隊)そういうことなんですね
(捜索隊)あっ じゃがいも
(捜索隊)じゃがいもは
穫れる時期はいつなんですか?
(捜索隊)人にあげるんですか?
そうそうそう
(捜索隊)10分の1?
それも一つ あるんです
へえー 毎週 こうやってんだ
大変だと思う
<中学卒業と同時に家を出てから
もう 半世紀以上>
<今も実家に通い続ける弟のことを
姉の八枝さんは
どう思っているのだろう?>
っちゅう感じやね 今の状態は
<宇恵さんにとって
この家は 亡き両親を思い
姉たちと心通わせる安らぎの場所>
<天国の両親も きっと
力を合わせて
畑仕事に励む姉弟を
目を細めて
見守っているに違いない>
<実は 今回の捜索
これで終わりではなかった>
えっ? 何?
ちょっと短いですもんね
今 いい感じだったんだけど
今日 早いなと思ったら
(捜索隊)お仕事中 大丈夫でした?
はい
<それは 麓で道を聞いた
お父さんに
<あの細くて 曲がりくねった
急勾配の山道の脇に
ポツンと1軒 家が建っていた>
(捜索隊)はい はい
<衛星写真に写るポツンと一軒家が
宇恵さんの家かどうか
確かめるため
知り合いのお宅に
立ち寄ってくれたのだ>
<と
(捜索隊)ここは
(捜索隊)ははははっ
<衛星写真で確認してみると
宇恵家から谷を1つ へだてた
およそ1km手前の
うっそうとした山の中にあった>
確かに
同じじゃん 同じじゃん
<ここも まさしく
ポツンと一軒家だ>
(捜索隊)いいですか?
<と あとで また来ることを
約束していたのだ>
(捜索隊)着きましたね
(捜索隊)はい 着きましたね
<和歌山県の
山奥に建つ
宇恵さんの家を捜索中
そこから1km手前の山道の脇で
見つけた
<高い杉の木が覆う山の中腹>
<深い森の中に
ぽっかりと口を開けた敷地に
広い駐車スペースと
大小2つ 平屋の家が建っている>
(捜索隊)はははっ
ほんまに
<車の音に気づいて
外に出てきてくれた
この人が
この日 2軒目の
ポツンと一軒家の
あるじ
(捜索隊)19年?
(捜索隊)あっ そうなんですね
(捜索隊)へえー
ここは もう もともと
二百年ぐらい
経って…
母屋やってんけども
うわー
(捜索隊)ここに
二百年前からの
母屋があって…
(捜索隊)へえー
(捜索隊)はいはい はいはい
<ここは 哲男さんの妻
順子さんの実家があった場所>
<かつては 築二百年を超える
かやぶき屋根の家が
建っていたそうだ>
<高校卒業後
和歌山市内の飼料メーカーに
就職した哲男さん>
<昭和41年 24歳のときに
同じ会社の事務員だった
順子さんと結婚>
<その年 和歌山市内に
マイホームを建てると
山の上に住んでいた
順子さんの両親を呼び寄せて
同居を始めた>
<その後 製鉄会社に転職し
2人の子どもと義理の両親
親子3世代
6人で生活>
<やがて…>
<夫婦
2人だけに>
<19年前
60歳で定年退職したのを機に
妻 順子さんの生まれ育った
山に戻り
夫婦で暮らすことを
決めたのだという>
<順子さんの先祖が 代々
暮らしていた山の木を伐採し
その木材で建てたという
ポツンと一軒家>
<築二百年を超える
かやぶき屋根の家が潰れ
空き地になっていた場所に…>
<山口さん夫婦の終の住処が完成>
<和歌山市内の自宅は
長男一家に譲り
緑に抱かれた山の上で
夫婦水入らずの生活を始めた>
(捜索隊)ああー
ここ 山があったんですか?
これ 山 削ったんですか? これ
ええー?
危ない
(捜索隊)えっ 崩れた?
(捜索隊)ドーンと きたんですか?
(捜索隊)ええー?
<19年前に家を建てたとき
敷地の入口が
幅2メートルほどしか
なかったため
車で 出はいりしやすいように
山を削って広げたそうだが…>
<半年前 大雨で土砂崩れが起き
せっかく広げた入口が
塞がれてしまったというのだ>
ええー?
(捜索隊)ええー?
これ でも いやらしい話
(捜索隊)えっ? 何百万もかけて
それを直したんですか?
(捜索隊)そうですよね
ちなみになんですけど
(捜索隊)ああー
(捜索隊)ああー そうなんですね
(捜索隊)へえー
(捜索隊)あっ 全部 自然に?
(山口)あれ 大手毬
(捜索隊)大手毬?
(山口)うん ほいで まあ
フキ 採ったりね
ゼンマイ 採ったり
ミョウガ 採ったりね
こういうの あるんよ
(捜索隊)山菜採りができるような
場所になってると
あれ?
山菜だ
ああー
こっち?
ははははっ
さっきの宇恵さんのほうで
その話 してよ 斜面だからね
斜面を…
確かに
<家の間際まで迫る山の急斜面>
<そこに自然に生えている
木々を せんていし
きれいに草を刈って
庭として楽しんでいるという
哲男さん>
<土留めの擁壁があるので
階段を下まで延ばすことができず
擁壁の上に上がるのには
脚立が必要だ>
そこは脚立なんだ
そうですね
ははははっ
なんなんだろうね?
もうちょっと
階段 造ってもらっても
よかったんじゃない?
(捜索隊)ええー?
<草刈り機を片手に持って
擁壁に立てかけた脚立を
登っていく哲男さん>
<慣れたこととはいえ
<見ているほうは
ちょっとハラハラする>
最後 結構あるけど
膝からになりますよね やっぱり
確かに
<斜面に造った階段も
なかなかの急勾配>
前掛けが怖いな…
踏んじゃいそうで
10センチ 短くしたら
いいんじゃない? お父さん
<低い所から順に
雑草を刈っていく>
<もともと 山暮らしとは無縁の
和歌山市内で育った哲男さん>
<定年後の第二の人生に
こんな山奥での暮らしを
選んだのには 訳があった>
(捜索隊)経験 無いんですか?
ははははっ
(捜索隊)最高ですか?
(山口)ウグイスの声 聞いたり
メジロなんか来るしね
ヤマガラから始まってね
シジュウカラ キツツキからね
フクロウから
(捜索隊)フクロウも
いるんですか?
(捜索隊)はあー
<子供の頃から鳥が好きで
色々な鳥を飼っていたという
哲男さん>
<自然豊かな山の上は
鳥たちの楽園>
<野生の鳥を身近に感じながら
夫婦で のんびりと
第二の人生を楽しみたいと
町から山へ移住を決めたそうだ>
ほいで
えっ 4ヵ月も?
(捜索隊)あっ そうなんですね
<奥さんの順子さんは
去年の11月 ベッドから落ちて
太ももの骨を折り
4か月間 入院していたが
今は 家で療養中だという>
ちょっと心配ですね
本当に
早く よくなってほしいですね
(捜索隊)失礼します
(山口)はい どうぞ
(捜索隊)失礼します
(捜索隊)はははっ
<ベッドに横になっていたが
元気な笑顔で迎えてくれた
この人が
この山で生まれ育った
元気になってくださいね 早く
(捜索隊)やっぱ
(捜索隊)ああー
(捜索隊)ああー そうなんですね
(捜索隊)週に2回
リハビリに行ってるんですか?
はい
(山口)ははははっ
(捜索隊)その時は
何も思わなかったですか?
(捜索隊)ははははっ
ははははっ
<実は この家 今 住んでいるのは
山口さん夫婦
2人だけではなかった>
(捜索隊)お邪魔します すいません
(山口)来てくれるか?
(捜索隊)あっ こんにちは
はじめまして 5人暮らし?
(充代)はい
(捜索隊)そうなんですね
(捜索隊)娘さん
上北充代です
(捜索隊)充代さんですか
ほいで 旦那が…
上北訓章です
(捜索隊)訓章さん
(充代)で 息子です
(捜索隊)あっ 息子さん
お孫さんってことですか?
(山口)はい
(捜索隊)じゃあ 今 こちらで
お母さんも含めて5人で…
はいはい このメンバーです
(捜索隊)このメンバーで
(捜索隊)
娘さん 家族で来たってこと…
ああー よかった
ここやったら
(捜索隊)ちなみに
<コロナ禍が収まらず
買い物などの日常生活も
大変な時期に 順子さんが骨折>
<退院後 高齢の哲男さん1人で
介護を行うのには不安があった>
<そんな折 去年
長女 充代さんの夫 訓章さんが
定年退職したこともあり
母親の介護を手伝うため
一家3人で
この家に移り住んだのだ>
<長い入院生活で 足腰が
弱ってしまった順子さんは
<その際 順子さんを支え
車に乗せるのも
哲男さん1人では難しい>
<長女一家が来てくれて 大助かり>
<とても感謝しているという>
こちらも親孝行ですね
ありがたいよね
娘が いろいろ やってくれると
古い写真ですか?
はい
(捜索隊)あっ
お二人の結婚式のときの写真
(充代)ははははっ
(捜索隊)無いんですか?
(充代)どっかに…
和歌山か わからないんですけど
(捜索隊)撮る方だったんですか
そうか 撮る方の写真は
残んないんですね
そうだよね
<順子さんが大事にしている
アルバムには
カメラが趣味の哲男さんが
旅先で撮ってくれた記念写真など
数え切れないほどの思い出が
詰まっていた>
おばあさん ああー
(捜索隊)ここ?
ここですか?
(充代)開けてるんです
(捜索隊)ああー
(捜索隊)今 想像付かないですね
そっか 畑だったんだ
ちゃんと手を入れてたんだ
(捜索隊)
本当に 人1人分しかないので
上がってきてたんですか?
(捜索隊)通ったんですかね?
(捜索隊)この奥にゴルフ場を
造ろうとしてたんですか?
(山口)うん ほいで まあ
(捜索隊)ああー
ああー じゃあ
はあー
<そんな さまざまな歴史を経た
この土地で
親子3世代が一緒に暮らし
順子さんの回復を
サポートするため
みんなで力を合わせ
協力しあう山口さん一家>
にぎやかでいいね
うん よかったですね 本当に
(捜索隊)ははははっ
(充代)私は楽です ははははっ
(捜索隊)ええー?
ははははっ
(捜索隊)へえー
短気で せっかちだったんですか?
はい
(充代)ははははっ
(捜索隊)ははははっ
そうなんですね
愛されてるな
<これまでの恩返しとばかりに
自宅で療養する妻を
献身的に介護する哲男さん>
<娘夫婦と孫が用意してくれた
夕飯を
5人そろって食べるのが日課>
ははははっ
いただきましょうか
はい いただきます
<退院後
利き腕の右手の調子も悪く
自由が利かない母のために
充代さんが隣に座って
食事の介助をしている>
(充代)なあ
はい 筍
みんな ほんまやな…
ははははっ
てっちゃんと?
(充代)うん
(充代)無いわな
(充代)てっちゃん
(充代)ははははっ
(充代)そうですね
<55年 連れ添ってきた
おしどり夫婦>
<妻が生まれ育った山で暮らして
19年>
<思わぬケガに見舞われたが
長女一家との新たな生活が
始まった>
<家族の強い絆で きっと また
鳥がさえずる山の中を
夫婦仲よく散歩できる日が
やってくる>
(キムラ)すごい すばらしい
結果 2軒 行ってしまいましたね
ねえ
1軒目は 3きょうだい
うん
で 2軒目は3世代
でも 全然違った形ですけど
家族の結びつきの
強さっていうのは
どちらも負けず劣らずで
いいですね 家族って いいですね
俺 あんま結婚願望ないんですけど
結婚しないと これ 始まんないよ
ですよね
子どものころの思い出が
ずっと染みついた所に
また自分の旦那さんといて
そのまた娘たちといてっていう
どんどん あの家に
思い出が増えてくって感じも
なんか泣けてきますね
だから 土砂が崩れたときも
もう 山の中だから
崩れたまんまでも
いいじゃないですか 別に
だけど やっぱ そうはダメだと
あのお父さんは
きれいにやるんですよね
何百万かけてですもんね
あそこに何百万かけんだったら
あと 階段
もうちょっと増やせた…
(河合)いや そうね あの階段
危ない気がするんですけどね
あと5段ぐらい増やせんじゃない
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